妙国寺のソテツ
更新日:2021年10月15日
指定区分
国指定天然記念物
説明
ソテツ(蘇鉄)は本州の南端から九州・沖縄など暖地に自生する裸子植物で、一般には寺社や旧家などの庭園樹として賞用されています。古くから鉄を好むとされ、弱った幹に古釘などをさしこむと樹勢が恢復(かいふく)すると伝えられることから蘇鉄の名があります。
「妙国寺のソテツ」は、現在大小120数本の幹枝を数え、江戸期の『和泉名所図会』(いずみめいしょずえ)には「大枝22本、小枝78本、総まわり25尺、高さ22尺余り、枝葉6から7間は一面の蒼色ですいらんの如し」と記され、古くから堺の名木の一つとして知られていました。
その昔、織田信長がこの木を安土城に移植したところ、毎夜「堺へ帰ろう」と泣いたため、ソテツに霊があるのであろうと妙國寺に返したという伝説をもちます。
妙国寺のソテツ
宗教法人 妙國寺
特徴・大きさ
樹高5メートル
指定年月日
大正13年12月9日指定
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