住吉大社宿院頓宮の祓神事(荒和大祓神事)
更新日:2022年12月16日
指定区分
堺市指定無形民俗文化財
説明
住吉大社宿院頓宮の祓神事(はらえしんじ)〔荒和大祓神事(あらにごのおおはらえしんじ)〕は、かつては旧暦六月晦日、現在は8月1日に、住吉大社の神輿を堺に迎え、宿院頓宮の飯匙堀(いいがいぼり)でおこなわれる神事です。
元禄3年(1690)に成立した、重要文化財「大寺縁起」(開口神社所蔵)の詞書(ことばがき)に 「年毎のミな月つこもり(水無月晦)、摂津の国住吉より、大明神御幸ありて、此池(飯匙の池)のほとりにて、天地一円相とて、貴き御祓あり」 と記されるなど、遅くとも江戸時代には飯匙堀での祓がおこなわれていたことがわかります。
住吉祭・神輿渡御(みこしとぎょ)を構成する一連の神事のうち、祭礼の本質ともいうべき「祓」を司る神事であり、堺の人々の信仰や生活文化の基底を成す祭礼・風俗慣習として大変貴重です。
住吉大社宿院頓宮の祓神事(荒和大祓神事)
住吉大社宿院頓宮での神輿振り
所在の場所
堺市堺区宿院町東2丁1番6号
指定年月日
令和4年12月16日
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