梵鐘
更新日:2021年10月15日
指定区分
堺市指定有形文化財
説明
現在本願寺堺別院の鐘楼にある本鐘は、元和3年(1617)の銘をもち、銘文によれば、慶長20年(1615)の大坂夏の陣で焼失した念仏寺(開口神社の神宮寺)のために、堺の復興や新しい町割の実施に努めた堺奉行 長谷川藤広(はせがわふじひろ)が再鋳させたものです。その後、明治初期の廃仏毀釈にともない、堺別院に移されたものです。
江戸時代はじめの堺の復興にかかわる歴史的状況を示す記念碑的な資料であるとともに、現在のところ年代の明らかな市内最古の梵鐘としても貴重です。
兵火で焼亡した旧鐘を模したためか、造形的には、中世鐘の形式を色濃く残す点に特徴があります。
堺市指定有形文化財 本願寺堺別院 本堂・山門・鐘楼・太鼓楼・経蔵・御成門・手水舎・蓮如堂・蓮如堂拝殿のページ へ
所在地
堺市堺区神明町東3-1-10
地図情報は「堺市e-地図帳」(外部リンク)をご覧ください。
所有者
宗教法人 本願寺堺別院
員数
一口
構造
銅造
指定年月日
平成13年12月20日
時代
江戸時代 元和3年(1617年)
法量
高さ 176センチメートル
径 92.5センチメートル
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