高林家住宅
更新日:2021年10月15日
指定区分
重要文化財
説明
高林(たかばやし)家住宅は、御廟山古墳(ごびょうやまこふん)の南側にあります。
白漆喰(しっくい)の土塀に囲まれた中には、主屋(おもや)・土蔵・不動堂・稲荷社があり、建物と山林を含めた敷地全体が、江戸時代・近畿地方の大規模な庄屋屋敷の構えを良く残しています。
主屋は切妻造(きりづまづくり)の茅葺(かやぶき)屋根で、この屋根の形は「大和棟」(やまとむね)ともいわれ、大阪府と奈良県北部にかつては数多く見られた特徴的な民家の姿です。内部は約半分を土間とし、大きな梁(はり)が架けられ雄大な空間を作っています。昭和52~54年(1977~1979年)の保存修理工事により、建築当初の天正年間(1573~1592年)には屋根形式が入母屋造(いりもやづくり)でしたが、後の増改築により座敷や玄関などが整えられ、現在の姿は18世紀の終わり頃に完成したことがわかりました。
※ 現在も居宅として利用されていますので、外観からの見学をお願いします。
高林家住宅 主屋
員数
四棟
所在地
堺市北区百舌鳥赤畑(もずあかはた)町5丁647
地図情報は「堺市e-地図帳」(外部リンク)をご覧ください。
指定年月日
- 昭和44年6月20日指定
主屋・表門 附 幣串 1本
- 昭和61年5月24日指定
米蔵 附 柴納屋 一棟
西蔵 附 土塀 二棟
宅地 山林 溜池及び雑種地 5,981.01平方メートル
時代
江戸時代
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