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神像

更新日:2021年10月15日

指定区分
大阪府指定有形文化財

説明

 御神体として神殿の奥深く祀られている男神像(だんしんぞう)、菩薩形像(ぼさつぎょうぞう)、明王形像(みょうおうけいぞう)の三体の神像は、もとは鉢ヶ峯寺(はちがみねじ)の國神社(くにじんじゃ)に祀られていましたが、明治43年に國神社が櫻井神社に合祀されたためともに移されました。

 これらの像はいずれもヒノキの一材から彫り出され、今はほとんどはがれ落ちてしまっていますが、かつては彩色が施されていた痕跡があります。

 20センチメートル程度の小さな像にもかかわらず、頭部の表現には素朴で力強いものがあります。衣のひだなどの表現は簡略で、像によっては表面に節(ふし)がみられることから、神木のような何か特別の意味のある木をつかったのではないかとおもわれます。

 平安時代後期につくられた泉大津市泉穴師神社(いずみあなしじんじゃ)の神像(重要文化財)とくらべてやや形式化がすすんでいることから、鎌倉時代のはじめころの制作と考えられます。

所在地

堺市南区片蔵645
地図情報は「堺市e-地図帳」(外部リンク)をご覧ください。

所有者

宗教法人 櫻井神社

構造・大きさ

木造
像高 24.2センチメートル(男神像) 23.4センチメートル(菩薩形像) 21.0センチメートル(明王形像)

時代

鎌倉時代

指定年月日

昭和57年(1982年)3月31日

このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課

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