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復元された江戸時代の石橋

更新日:2021年10月15日

 極楽橋(ごくらくばし)は宿屋町(しゅくやちょう)東と神明町(しんめいちょう)東との境界付近の土居川(どいがわ)に架けられていた石橋です。この土居川は江戸時代に復興された環濠の一部ですが、昭和40年代以降に阪神高速道路工事などにより埋め立てられ、この時に橋は撤去されました。

 橋の大きさは全長11.6メートル、幅2.6メートルあります。堅い花崗岩(かこうがん)で造られ、格狭間(こうざま)・欄干(らんかん)を備えた石橋としては珍しく、堺で最も古いものです。

 この橋の名前は堺の町から王子ケ飢(おうじがうえ)墓地へと向う葬列が渡ったことから、死者の極楽往生を願ってつけられたと言われています。橋に書かれた銘文から嘉永6年(1853年)に和泉屋忠兵衛など19人の町人により、石大工の新兵衛と茂兵衛の両名が造ったことがわかります。

 現在、元の場所に近い土居川公園に移築復元されています。

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