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元禄菱垣廻船模型(堺市指定有形文化財)の 「ふね遺産」への認定が決定されました

更新日:2025年6月23日

堺市博物館では、堺市指定有形文化財の「元禄菱垣廻船模型」を所蔵しております。
このたび、本模型が、令和7年5月19日に開催された公益社団法人 日本船舶海洋工学会 ※1 のふね遺産審査委員会において、ふね遺産第56号「元禄5年に奉納された現存するもっとも古い弁才べざいせん ※2 模型」として認定されることが決定し、令和7年6月16日付けで同学会より公表されましたので、お知らせいたします。
※1 日本の船舶工学及び海洋工学を代表する唯一の学会
※2 主に江戸時代から明治時代にかけて国内海運に使われた大型木造帆船

元禄菱垣廻船模型とは

江戸時代、江戸-大坂間を往来した三百石積み菱垣廻船を縮尺10 分の1にした模型です。細部に至るまで実物を忠実に再現しており、航海安全を祈願して神社などへの奉納用に作られた船模型と考えられています。船底の外側に、元禄5(1692)年の銘文があることから、現存最古の菱垣廻船模型と推定されています。
元禄17(宝永元・1704)年の大和川付替え前、堺の港が賑わっていた頃のよすがを示す貴重な資料として、平成18(2006)年に堺市の有形文化財(歴史資料)に指定されました。
本模型は、現在堺市博物館の常設展示でご覧いただけます。
市指定有形文化財 元禄菱垣廻船模型 のページへ

「ふね遺産」とは(公益社団法人 日本船舶海洋工学会より)

公益社団法人 日本船舶海洋工学会が、平成29年度に「ふね遺産」認定事業を開始し、認定基準に基づいて認定を行っています。
歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類およびその関連設備を「ふね遺産」(Ship Heritage)として認定し、社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝えるとともに、「ふね遺産」を通じて、国民の「ふね」についての関心・誇り・憧憬を醸成し、歴史的・文化的価値のあるものを大切に保存しようとする気運を高め、我が国における今後の船舶海洋技術の幅広い裾野を形成することを目的としています。
詳細は、同学会「第9回 ふね遺産認定結果のお知らせ」のページをご参照ください。
https://www.jasnaoe.or.jp/enlightenment/funeisan/09.html(外部リンク)

このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 博物館 学芸課

電話番号:072-245-6201

ファクス:072-245-6263

〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館

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