無形文化遺産シリーズ展 和紙文化への招待ー日本の手漉和紙技術の現在ー<2019年5月18日(土曜)~ 6月23日(日曜)>
更新日:2021年8月16日
会期
2019年5月18日(土曜)~ 6月23日(日曜)
休館日: 月曜日(5月20・27日、6月3・10・17日)
開催にあたって
伝統的工芸技術である和紙は、古くは8世紀から作られています。植物原料を加工した手漉和紙は、日本の農山村や町で生産され、さまざまな発達をしてきました。
なかでも伝統的工芸技術である「石州半紙」(島根県浜田市)、「本美濃紙」(岐阜県美濃市)、「細川紙」(埼玉県小川町)の3件は2014年に「和紙:日本の手漉和紙技術」としてユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されました。
本展では、記載されている3件の楮(こうぞ)のみを原料に用いる和紙をはじめ、各地に伝わる和紙の製作技術と伝承の取り組みを紹介し、和紙文化の伝統を探ります。また、ここ堺に近い和歌山県高野山麓で継承されてきた高野紙について、その伝統を継承している西細川活性化実行員会・高野細川紙研究会の皆様のご協力を得て、ご紹介いたします。
展示構成
和紙人形(石州半紙)
ユネスコの無形文化遺産に記載された石州半紙・本美濃紙・細川紙
(1) 『紙漉重宝記』の世界に見る石州半紙の製法
(2)本美濃紙の原料と製法
(3)細川紙の産地での伝統産業(埼玉県小川町)
本美濃紙の包紙
和紙文化を訪ねて
(1)日本各地の和紙
(2)堺名産の湊紙の謎
(3)屏風の裏に眠っていた和紙の世界
和紙で作った照明器具(小川和紙)
高野紙:伝統文化への招待
(1)和歌山県高野山麓で発達した製紙技術
(2)現代に生きる伝統和紙の世界―地域での実践―
関連行事
学芸講座
日時: 5月19日(日曜) 14時~15時30分
演題: 「江戸時代の堺名産と湊紙」
講師: 当館学芸員 矢内一磨
会場: 博物館ホール
定員: 先着100人(事前申し込み不要)
参加料: 無料
講演会(第25回無形文化遺産理解セミナー)
日時: 6月2日(日曜) 14時~15時30分
演題: 「高野紙の魅力」
講師: 明松政二氏(紙漉作家)
会場: 博物館ホール
定員: 先着100人(事前申し込み不要)
参加料: 無料
ワークショップ (定員に達しましたので、受付終了しました。)
日時: 6月8日(土曜) 14時~15時30分
講師: 竹本良昭氏
内容: 江戸時代に作られた版木を使い、高野紙などの和紙に印刷をする体験をします。作品は持ち帰っていただけます。
会場: 博物館ホール
定員: 30人、事前申込必要。5月17日(金曜)午前9時30分より電話・ファックス・電子メールで受付。先着順。
参加料: 無料
展示品解説
日時: 5月18日(土曜)・6月16日(日曜) 両日とも14時~(30分程度)
※事前申込不要、直接展示場へ。要観覧料。
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このページの作成担当
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電話番号:072-245-6201
ファクス:072-245-6263
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