区の文化財・名所
更新日:2018年3月9日
牛頭天王坐像
場所:中仙寺(東区石原町)
大阪府有形指定文化財
白鷺公園の花菖蒲
場所:東区白鷺町1丁14番地(南海高野線白鷺駅)
5月下旬から6月中旬頃公園内のハナショウブ園では、約100種、10,000株のハナショウブが鑑賞できます。
白、紫、ピンクのハナショウブが水面に生える眺めは、見事なものです。
大美野の町並み・噴水
場所:東区大美野(南海高野線北野田駅)
欧州の20世紀初頭の住宅地を参考に、昭和初期に開発された地域です。中央広場噴水を中心に8本の放射道路が設けられ、それらを同心円状に連絡する街区割りが特徴的です。現在も生垣の緑が多く美しい街並みは、見る人の心を和ませてくれます。
また、東区内には、このような円形の平面交差点が3カ所あり、そのうち1カ所(東区日置荘西町2丁)が、ラウンドアバウト(信号機のない環状交差点。平成26年9月1日に施行された改正道路交通法で標識と通行ルールが定められた)に指定されています。
西高野街道
場所:東区関茶屋周辺(南海高野線初芝駅)
西高野街道は紀州高野山に至る旧街道で、和泉堺(現堺市)を起点として、高野参詣路として用いられたためこの名称があります。
この道が用いられた時期は不明ですが、平安後期から鎌倉初期には高野参詣に使用され始めていたと考えられています。関茶屋の辺りでは、今も往時の趣を感じることができます。
大津池
場所:東区野尻町105番地(南海高野線初芝駅)
大津池は、南海高野線初芝駅の南西に位置しています。
周囲480m、面積7.8haあり東区最大のため池です。春には堤一面を桜が覆うなど近隣住民の憩いの場として親しまれています。
萩原神社のクスノキ
場所:東区日置荘原寺町75番地1(南海高野線萩原天神駅)
クスノキを中心とした鎮守の森を形成するこの神社は、以前はシイの森でした。しかも、今のクスノキよりも数倍も大きい樹齢数百年のシイの木ばかりです。そして、その回りを樹齢六十年位の数百本のマツが覆っていたというから、かなり豊かな鎮守の森でした。
宮司の南條さんの話によると、神社の回りに住む四十代までの人々は子供の頃シイの森に入って、シイの実を拾って食べたことが良い思い出になっているといいます。南條さんによると、この三十年の間にまずマツがマツクイ虫に侵されて全滅し、その後、シイの樹々が枯れ始め、今は数本を残すのみとなっており、大変残念なことです。写真のクスノキは、境内の入り口近くに、参詣者が行き交う姿を静かに見つめるように立っています。
(堺市指定保存樹木第89号・樹高11m・周囲2.5m)
小田邸のクスノキ
場所:東区野尻町497番地(南海高野線白鷺駅)
野尻町の小田正義さんの邸内はこんもりとした樹木が生い茂り、離れて見るとまるで鎮守の森のようです。邸内にある、大きなクスノキ二本、クロガネモチ一本が堺市の保存樹木に指定されています。家のすぐ裏にあるクスノキは、約四百年の樹齢を持ちます。
小田さんが旧制の中学生であった頃、夜中になるとこのクスノキから「ウーウー」という泣くようなうめき声が聞こえたという実話があります。小田さんの祖父の愛吉さんが大きな槌で樹をたたくと、パッタリと声が止み、それからは一度も声を聴いていないそうです。
クロガネモチは、冬になると、真赤な実をつけ、それを目当てにヒヨドリやムクドリがやって来ます。毎年鳥の声を聞いて、季節が感じられるというのもすばらしいことです。
(堺市指定保存樹木第147号・樹高17m・周囲2.46m)
真光寺のクスノキ
場所:東区日置荘原寺町518番地(南海高野線萩原天神駅)
堺市指定保存樹木第128号・樹高17m・周囲2.7m
西井家住宅主屋、内土蔵、門長屋
場所:東区北野田284-1(南海高野線北野田駅)
西井家住宅は、西除川(にしよけがわ)流域に所在する東区北野田にある民家です。当該地は江戸時代より木綿作りが盛んで、野田木綿の生産地として知られています。
西井家もまた、屋号を「木綿屋」と称し江戸時代より木綿問屋を商っていたと伝わります。
主屋(おもや)は木造平屋建、茅葺(かやぶき)の大和棟(やまとむね)の建物で、堺市内でも貴重な近世にさかのぼる大和棟の建物です。
敷地内には、主屋東側に木造2階建、土蔵造、本瓦葺の内土蔵(うちどぞう)が棟を直行させて接続し、敷地南側に木造平屋建、本瓦葺の門長屋(もんながや)を配します。いずれも江戸時代にさかのぼる建物で良好な状態で保存されています。
平成29年10月27日に登録有形文化財建造物に登録されました。
主屋正面
内土蔵東南面
門長屋正面
堺市の文化財
堺市の文化財は市ホームページでご覧いただけます。