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令和7年9月25日開催「子育てファミリーのための防災講座」

更新日:2025年9月30日

令和7年9月の防災講座には防災士の田岡さんと北口さんを講師としてお迎えしました。
田岡さんは東日本大震災で被災した経験をお持ちで、「子育てファミリーのための防災ブック-東区版-」にも体験談を載せてくれています。今回は、支援物資の供給や給水が始まるまでの備えにスポットを当ててお話をしていただきました。

災害時に電気・ガス・水道の復旧までにかかる時間とは?

災害時に困るのは電気、ガス、水道が使えなくなることです。
ライフラインの復旧にかかった期間は東日本大震災で電気が7日、水道が21日、ガスは35日。
西日本豪雨ではガスが1日、電気は7日、水道は31日でした。
被災時に一番つらかったのは水が使えなかった事だと田岡さんはお話されていました。
水は病院などから優先して配られます。給水車も限られた台数しかなく、被災後の数日間は飲料水を入手するのが難しくなります。日頃からの備えがあると安心ですね。
一人につき水1ケース(2リットル入りのペットボトル6本)が約4日分の備えになります。

防災ブックの水道復旧にかかる時間や備蓄水に関するページ子育てファミリーのための防災ブックより

在宅避難者への物資の配布はいつから?

避難所の支援物資は、自宅の倒壊などで自宅に戻れずに避難所を利用している方に配布されます。
在宅避難者へは他府県からの支援物資を中心に配布するため配布開始までに数日かかります。
広い範囲で災害が起こった場合は物資の到着がさらに遅れるため、3日以上、出来れば7日分の食料を備えておきましょう。

一次避難の持ち出し袋は1日分でOK

命を守るための一次避難で持ち出す荷物は1日分を目安に準備しましょう。おむつやミルクが入っている普段のマザーズバックにホイッスルやモバイルバッテリーをプラスするとよいでしょう。

防災ブックのマザーズバックは最強という説明に関するページ子育てファミリーのための防災ブックより

哺乳瓶がなくて困った!そんな時は

哺乳瓶がないときや哺乳瓶の消毒や洗浄ができない時にどうやって赤ちゃんにミルクを飲ませればいいの・・・?そんな時には紙コップが役立つそうです!
紙コップの飲み口を細くして赤ちゃんの唇をトントンと刺激して、赤ちゃんの口が開いた時にスッと少しずつ飲ませます。はじめはうまくできなくても大丈夫、あごの下にタオルを敷いてあげるといいですよ。

人形のあかちゃんと紙コップの写真紙コップの飲み口を細くして飲ませます

あとがき

今回の講座ではBOS袋(防臭袋)とパン袋、ビニール袋のにおい漏れを調べるミニ実験を行いました。パン袋もにおい漏れが少なくて優秀でしたが、中身が見えにくく、結びやすい柔らかさで作られたBOS袋はやはり実用的です。
講師のお二人からは、自動車のガソリンは半分以下になったら給油する、家族間の安全確認の方法を決めておく、毎月1日と15日の災害用伝言ダイヤル「171」の体験利用をしてみるなどの取り組みが紹介されました。
大切な家族を守るために、今日の学びが一つでもみなさまの備えのきっかっけになれば幸いです。

このページの作成担当

東保健福祉総合センター 子育て支援課

電話番号:072-287-8198、072-287-8612

ファクス:072-286-6500

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