市長公室 予算要求方針

　市長公室においては、市民・子ども・産業・まちが元気で、堺が将来にわたり発展するために策定する「堺市マスタープラン」の骨子案に示されている3つの挑戦のうち、特に「歴史文化のまち堺・魅力創造への挑戦！」について、重点的に予算要求を行います。

　また、全ての施策を市民の視点から総点検を行い、特に「みんなの審査会」の対象となった事業については、審査会での議論や評価結果などを参考に事業の再構築を行うとともに、その他の事業についても、市民のニーズや社会経済情勢に即したスリムで効果的な事業を構築します。

　平成23年度予算の重点施策としては、世界遺産暫定一覧表へ掲載された百舌鳥・古市古墳群の保存・継承並びに世界文化遺産登録の早期実現に向けた取り組み、町家文化をはじめとする豊かな歴史文化資源の活用、文化の創造及び発信の拠点となる市民会館の建替え、また、アジア太平洋無形文化遺産研究センターの誘致、アジア諸国をはじめとする国際交流の推進など、歴史・文化資源を活かした誰もが訪れたいと願う、賑わいと趣きのあるまちの実現を目指します。

　さらに、市政の見える化を引き続き推進するとともに、首都圏における堺の魅力発信事業、ホームページの情報発信強化や動画の活用など、効果的かつ戦略的な広報活動を展開し、豊かな歴史・文化資源や伝統ある堺の存在感を積極的に発信します。