住宅市街地総合整備事業(密集住宅市街地整備型)とは
更新日:2024年6月6日
住宅市街地総合整備事業(密集住宅市街地整備型)とは、老朽化した木造住宅が密集し、公共施設が著しく不足する住宅市街地において、住環境の改善と防災性の向上を図るため、老朽住宅の建替えの促進、道路や公園等の公共施設整備などを総合的に行う事業です。
堺市では、新湊地区(旧湊地区、旧湊西地区)において事業を進めています。東湊地区の事業は平成15年度に完了しました。
新湊地区(旧湊地区、旧湊西地区)
● 所在地
堺市堺区西湊町1丁~6丁、出島町1丁~5丁、東湊町1丁~4丁、5・6丁の一部、
昭和通1丁~3丁、菅原通1丁、2丁、春日通1丁
● 地区面積
53.7ヘクタール
地区の概要
新湊地区は、旧市街地の南部に隣接し、最寄りの駅は南海本線湊駅、阪堺線御陵前駅、東湊駅で、比較的交通の利便の良い地域です。旧街道である紀州街道・小栗街道(熊野街道)の沿道には歴史的なまち並みが残っています。しかし、一方では狭あいな道路が多く、戦前からの長屋等の老朽化した木造住宅が密集し、住環境上や防災上の課題を抱えています。
事業の概要
【公共施設整備】
● 道路の整備
主要な生活道路や避難路の整備を進めています。狭い道路の拡幅や都市計画道路錦出島線(幅員18メートル・延長約292メートル)の築造をすることにより、救急車や消防車等の緊急車両の通行が可能となり、地震時の道路閉鎖や火災時の延焼の防止につなげます。
中筋(市道西湊4号線)の拡幅前、拡幅後
● 公園の整備
日常は憩いの場、地震等の災害時には一時避難場所や火災の延焼防止に有効な空地となる公園の整備を進めています。また、地下に耐震性防火貯水槽を設置し、火災時の消防用水を確保します。
湊西ぼうさい公園の整備前、整備後
【老朽木造住宅の建替え支援(補助制度)】
● 老朽木造住宅除却事業<新湊地区内に限る>
老朽木造住宅を除却する場合に、一定の要件を満たせば、除却に必要な費用の一部に対し補助が受けられます。
公的住宅のあっせん
事業(公共施設整備、老朽木造賃貸住宅等の建替え)に伴って、既存住宅の入居者が公的住宅への入居を希望される場合は、公的住宅に入居をあっせんします。ただし、収入基準など一定の要件を満たしていることが必要です。
事業の経緯
- 平成2年11月(湊地区)整備計画の大臣承認
- 平成6年3月(湊西地区)整備計画の大臣承認
- 平成20年3月(新湊地区)整備計画の大臣承認(湊地区と湊西地区を合併)
- 平成23年3月 住生活基本計画(全国計画)において、「地震時等に著しく危険な密集市街地」を平成32年度までに概ね解消するとの目標が定められる。
- 平成24年10月 新湊地区を含む「地震時等に著しく危険な密集市街地」全国197地区が公表される。
- 平成26年3月 大阪府密集市街地整備方針が策定される。
- 平成26年6月 大阪府密集市街地整備方針に基づく整備アクションプログラムを公表する。
- 令和5年3月 「地震時等に著しく危険な密集市街地」が解消いたしました。
東湊地区<平成15年度事業完了>
● 所在地
東湊町5丁・6丁の一部
● 地区面積
1.65ヘクタール
地区の概要
東湊地区は、昭和47年に整備された国道26号と、昭和30年代より住環境が改善された改良地区に隣接した地区で、戦災を免れた建築物の老朽化が進み、公園などの公共施設が不足するなど、住環境上の課題を抱えていました。
事業の概要
老朽住宅を除却して、コミュニティ住宅(従前居住者用住宅)、および道路・公園等の公共施設を整備しました。
事業の経過
・平成2年9月 東湊地区 整備計画の大臣承認
・平成16年3月 東湊地区 事業完了
リンク集
【新湊地区】整備アクションプログラム(PDF:2,285KB)
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このページの作成担当
建築都市局 都市整備部 区画整理担当
電話番号:072-248-7002
ファクス:072-228-7897
堺市堺区南瓦町3番1号