第2回歴史的なまちなみ勉強会(平成25年6月22日(土曜))
更新日:2014年6月6日
平成25年6月22日(土曜)、堺伝統産業会館において第2回歴史的なまちなみ勉強会を行いました。
第2回目の勉強会では、他都市における歴史的なまちなみの再生や保全に関する取組み状況を紹介し、参加者(19人)による意見交換を行いました。
他都市での取組み
他都市の紹介では、橿原市今井町、伊勢市内宮おはらい町、大阪市平野郷、伊丹市酒蔵通りの4つの地域を紹介しました。
どの地域においても、歴史的なまちなみを保全するために、町家の修理や一般建築物の修景に対して助成等を行っており、歴史的なまちなみを今後も守っていくため、文化財保護法や景観法などの様々な規制手法が用いられています。
今井町 | 伝統的建造物群保存地区 |
---|---|
内宮おはらい町 | 景観地区・高度地区 |
平野郷 | 地区計画 |
伊丹酒蔵通り | 景観条例 |
それに加え、全ての地域において、地元住民を中心に協議会を設立し、各種行事、まちなみのPRなど、行政と協力しながらまちづくりに取り組んでいます。
第2回歴史的なまちなみ勉強会開催案内ちらし(PDF:116KB)
資料(歴史的なまちなみの再生に取り組む他都市の概要)(PDF:226KB)
資料(歴史的なまちなみの再生に関する主な制度)(PDF:122KB)
活発な意見交換
主な意見
- 具体的にどの辺をどういう風にしていくのか。堺市がある程度のことを道しるべとして示すべき。
- 町家やまちなみなど、地域の良さについて広報して欲しい。外から評価を受ければ、新築のときにまちなみに合わせてみようと思うかもしれない。
- なぜまちなみを再生するのか、動機づけが必要。それを市民の側も行政の側も同じ価値観で動いていければ良い。
- もう目のあたりに古い建物が潰されている。本当に早くしないといけない。
- 空き家対策を何とかしないといけない。
- 堺市が仲立ちするような形があれば、前に進んでいくのではないか。
- 道路については、役所がリードできるところではないか。
- 意識の高い若い人が参加できるようなイベントのようなことももっとやってはどうか。
- 古い家を維持するためにどうすればいいのか、指導できるところがあれば良い。
- 発信すること、教育することが重要。
- 潰して建替えるより、伝統的な形をできるだけ残して、賃貸物件として、住宅や店舗として貸す方が、利益になると聞いたことがある。そのことを行政が提示することが大切。
- 早く協議会を作ろう。
- 何年以内という目標を決めて、逆算でいつまでに協議会作るというようにしていかなければなかなか進まない。
- 11月に文化財公開あるが、もっと観光も一緒に活かしていけるようにすべき。
協議会設立に向けて引き続き取り組む
意見交換では、地元での協議会設立に向けて早く進めていこうという、前向きなご意見をたくさんいただきました。
地域の魅力や歴史的なまちなみの再生・保全に取り組む必要性などについて整理し、協議会設立に向けて、引き続き勉強会の開催などにより取り組んでまいります。
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