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SMIプロジェクトにかかる意見交換会(令和4年10月13日開催)

更新日:2022年12月1日

開催日時

令和4年10月13日(木曜)18:30~20:00

会場

いこいの森会館

参加者

3人

意見交換会の流れ

1.SMIプロジェクトに関する説明
2.質疑応答、意見交換(テーマ:都心部の回遊性の向上)

質疑応答及び意見交換議事録

参加者

 堺の人口が減っているのは、魅力的な場所がないから。商業施設がなぜ減っていくかというと、他に魅力的な商業施設がいっぱいできているということ。大きなモールやホームセンターもいっぱいできている。この都心地域に商業施設を作っても、相当規模の大きなものを作らないと魅力がないので人は来ない。山之口商店街がそうであるように。今までも色々取組されてきたが、実際何の効果もなかった。衰退する一方。堺区で何かをするというのがそもそも無理。シンボルロードを作れば人が回遊して賑やかになると、役所の方が言っておられた。私はそんなことをしてもアカンと言ったが、必ず大丈夫と自信を持って言われた。結果、全然変わらない。人は通らない。店はできない。道は広くなって環境は見た感じ良くなったが、人は通っていない。イルミネーションをしたところで人は通らない。大阪市役所の横のイルミネーションなら皆見に行こうとなるけれど。

参加者

 じゃあ、どうしたら良いのか。もっと前向きの意見を言ったらどうか。後ろ向きの意見ばかり。

参加者

 新しい取組をされるのは良いが、皆さんに利用していただけるようなものがあまりない。色んな情報提供はしたら良いと思うが、それに見合う効果が本当にあるかというと、私は無いと思う。特に、大小路の交差点はナンセンス極まりない。堺駅から堺東駅までの車の直進ができない。曲がってUターンして、また曲がって行かないといけない。そのために、大道筋を一車線化するときっと渋滞する。電車も来るし、止まらないといけない。踏切も作らないといけない。その狭いエリアに車が何台並べるかといったら、ごくわずか。後ろは大渋滞。そんなことをして何の意味があるのか。馬鹿じゃないか。中で公園を作って人に回遊してもらおうという発想をしているらしいが、そんなことで回遊はしない。あんな小さな公園なら、ザビエル公園に行った方がまだマシ。あんな狭いところで何ができるか。小さい子供があの道路を渡って、緑地の中に入って遊ぶことそのものが危険。現環境を壊して、こんなものを作るなんて最悪。考えられない。渋滞しているところに緊急車両が来たらどうなるのか。軌道敷を走らせたら良いという話もあるが。渋滞している車を追い払って、消防車が走るなんて、現実的ではない。緊急車両が通れないという状況をなぜ作るのか。意味不明。自転車で東西を渡る人はどこを通るのかという問題もある。バスだけは直進できるという話だが、バスと自転車を共存させるのか。安全面から考えても最悪のプラン。
 自動運転化という話だが、BRTで運転させるのか。

堺市

 BRTは別。

参加者

 BRTは美原の話か。電動のバスを自動運転させるということか。

堺市

 その通り。

参加者

 多分、堺東の高島屋のところで右折してロータリーに入っていくが、あそこは難儀なことになると思う。他の車両が大阪和泉泉南線を北から南に入って来て、そこにバスが自動運転で突っ込んでくると。一般車両が気付かずに突っ込んで来る場合があったとすると、それでバスが急停車できれば良いが、実際には色々事故が起きている。海外でよくそんな話を聞く。自動運転はかえって危険性が増すと思う。今のバスの運転手が目視確認して運転する方が事故は少ないと思う。

堺市

 色々意見をいただいたので、順番に返したいと思う。

参加者

 その前に、他の人の意見も聞いてから、まとめて返してもらった方が良い。

堺市

 その方が良いなら、そうさせてもらう。

参加者

 やりたいことが幅広い。もっと絞っていくのか。字が難しい。堺・モビリティ・イノベーション。年寄りには理解できない。この辺りはマンションが建って人口が増えている。田舎はさっぱり。それも全国的なもの。チンチン電車は晩遅くまで走っているのと、1時間に4本ぐらい走っていて良い。そういう交通機関なら、車に乗らなくても良い。1時間に1本、2時間に1本なら、あっても仕方ない。普段、住民が利用しようと思ったら、運転間隔が短い方が良い。一つの建物を建てるときでも、開発がどうのこうのと堺市は厳しい。田舎のくせに。大阪市の方がずっと緩い。役所も市長が代わるごとに方針も変わるが、一貫性を持てと言っても無理な話。これも10年、20年先のことをやっている。
 個人的な意見を言うと、スロープ作るのは無駄。そんなことより、若者に来てもらうとか。身障者なんて少ししか居ない。私も身障者だが、そんなことのためにかなりのお金を使うより、やることは他にあると思う。応神天皇陵から大阪中央環状線を通ってつなぐとか。それも1時間に4本ぐらい。バスで良い。鉄道はお金がかかる。年寄りには100円で乗れる補助を出しているらしいが、あれは良い。今、住之江で止まっている地下鉄もこっちに持ってくるとか。これから人口が減っていくから、役所もなかなか動かない。中国はいっぱい新幹線を作ったが、客がいなくて潰れかけている。あんなことに堺市もならないようにしないといけない。それから若い人を引っ張ってくることが大切。

参加者

 何年か前にLRTの説明会があったときにも来させてもらったが、そのときも大小路筋の云々から始まって、堺浜まで延伸するという計画を持っていた。その頃からも、部分を見て構想を進めるのではなくて、全部見たうえで考えていかないといけない。まず堺市をどうしたいかが見えてこない。堺市全体の中でまずここから手を付けますというか、ポイントが分からない。
 SMIプロジェクトということだが、堺市全体で見たら人口減少するし、最終的に美原とつないで東西の流れを良くしようということは今回分かった。脱炭素の前に、空き地や放置されている家も増えているので、そういうところの整備もできていない。脱炭素のために絶対に必要なのは緑化。全体を見たときにどれだけの緑が残っているかもわかっていないまま建物は建っていくが、周りの整備ができていない。私が一番感じているのは、臨海工業地帯と堺のあり方。それがネック。臨海工業地帯にバリアがありそうでない。安全で住みやすくするなら、もう少し考え方が違ってくるのではないか。
 2025年の万博に合わせて何かをしようという考えが先走るから、身近なものと将来が見えてこない。万博が来て、堺がきれいになるなんて理解が及ばない。ものの始まり何でも堺の精神を持っておくのは大切だが、住むにあたってどんな便利さがあるかとか、商業施設がなくなるから銀行が減ってきたとか。外に魅力があるから堺に残らないのか。根本的なところを見ないといけないが、一番難しい問題。魅力が無くなっているのかなと思うが、昔から堺を知っている人は、昔から世界に窓が開いている町だと言っている。実際、それがどれぐらい残っているかというとなかなかない。百舌鳥・古市古墳群が世界遺産になっても、他にも古墳はあるし、奈良にもある。立地的に奈良には緑も多いが、堺は意外と少ない。SMIプロジェクトでもイメージ図では緑があるが、実際にはどうか分からない。大小路筋だけきれいにしたら人が集まるのか分からない。もっと魅力のある堺なら、ちょっと行ってみようかというようになる堺をめざさないといけないと思う。昔は堺の港からこの市内まで歩いていたが、今は年を取ったから車で行動する。車での行き来が難しくなったら自分の行動も制限されると思うが、基本的には歩くのが健康的にも一番良いというのは分かっている。気持ちよく歩ける道があれば良い。港からこっちに来るのに堤防はできたが、周辺の道路はどこかに抜けるう回路になっていて、のんびり歩いていられない。こういう話の前にもっとやることがあると思う。まずは堺が何をめざしているのかもう少し具体的に。個別のことではなくて。将来的にITにも慣れていかないといけないと思うが、今は転換期。私はスマホとパソコンしか使えない。そういうものに動かされるようになっていくと思うが、そうではなくてもっと住みやすいまちであることが大切。

参加者

 夢洲に人が来てもらって、堺に客を降ろすと。関空ができて、それを目当てにできたホテルもあるが、人が来たか。誰も来ない。難波、梅田に行く。途中で客に降りてもらって引っ張ろうというのがそもそも無理。ウォーカブルで居心地が良い都市空間の形成ということで、人に歩いてもらって賑やかになったら良いという気持ちは分かるが、私もマルシェやチン電バルなどにも参加してきたが、そのときだけ。バルにしたってほとんど効果はない。マルシェにいたっては何の経済効果もない。マルシェに来てその人が他の店に行って買い物するかといったら、そんなことは絶対にない。暇つぶしに来てるだけ。
 生活利便性を高める情報・サービス連携、こんなのは良いと思う。情報を提供するのは良いが、それで回遊性が高まるという見通しはない。今までも観光地で情報発信されていると思う。それでお客さんが増えたかというと効果はなかったと思う。

堺市

 色々ご意見いただいているが、総じて、何もしなくても良いということか。

参加者

 そう。やっても無理。

参加者

 この資料に回遊性と書いている。これは良い。仁徳天皇陵や応神天皇陵などぐるっと回れたら便利。そういう交通をやったら良い。

参加者

 そういうのも前にあったが乗る人がいなかった。

参加者

 本数が少なかった。土日はリュックを背負った人たちがよく来ている。ぐるっと回れるように。

参加者

 観光も資料が乏しい。こう回ったら面白いということをもっと宣伝して。

参加者

 観光協会などで作っているのではないか。

堺市

 作っている。

参加者

 堺は観光都市ではなかったからそれを求めても難しいと思う。人口が減っていくからインバウンドを求めるが、土日などはお年寄りがリュックを背負って歩いており、そういう人は増えているので、そういう人たちが動きやすいようにまず大きな流れを作るのが良いのでは。

堺市

 色々ご意見いただいたが、このまま何もしないと衰退しかない。今まで通りやっていてはいけない。少しでも変えていく動きをしないといけない。十年、二十年先を見据えながら、新たな取組をしていくことが必要。その取組の一つがSMIプロジェクト。できるところからでも少しずつやっていきたい。今のままで良いという意見、効果はないという意見もあるのは分かるが、何もしなければ衰退しかないということは言っておきたい。
 人口減少の話もあったが、人口は何もしなくても減る。大人2人から子供が一人程度しか生まれていないのだから必然的に減る。全国的にも一緒。東京は企業も集中していることもあって人口は増えていたが、今は減少に転じた。日本全国同じ。これもそのままにしておいて良いということではない。出生率を増やすことは簡単ではないが、我々としては若い人が堺に魅力を感じて住んでもらうとか、観光に来てもらうといったことは頑張っていかないといけないと思う。
 堺が何をめざしているのかといった話もあった。今回はSMIプロジェクトの説明なので、そもそもの堺の話はお伝え出来ていないかもしれないが、堺も子育て、高齢者、健康など、様々な施策をやっている。堺市はSMIプロジェクトだけをやっているのではない。各部署が、それぞれ課題を認識しながら、取組を進めている。我々は交通という面での取組として何をすべきかということを考えている。

参加者

 たしかに最近はLINEで色んな情報が来る。初めはコロナだった。様々な情報を上手く使わないといけないと思うが、高齢者になるとスマホを持とうという気持ちがなくなる。だが、一番動いているのは、その世代。若者はあまりそこに目が行かない。稼働する世代にも分かりやすくした方がよい。

堺市

 仰るとおり。高齢者は人口の3分の1程度。10年、20年先はスマホを触り慣れた人が大人になって世代が入れ替わるが、今、高齢者でスマホを使えないような人を無視して良いわけではない。当然、様々な情報を様々な人に届くように、広報さかいなどの媒体も使いながら届ける必要があると思っている。

参加者

 大画面で目に付くところに大きなものがあれば良い。

堺市

 SMIプロジェクトでもARTステーションに色々な情報が表示できるようなデジタルサイネージも設置したいと思っている。そこに行くと、周辺の情報や行政の情報が表示されるといったことができたら良いと思っている。

参加者

 大小路筋は幅が狭い。緊急時にどうなるのか。緊急車両優先になれば良いと思うが。

堺市

 大小路交差点の話があった。現在、中心地は堺東や堺駅だが、大小路はもともと堺の中心地。山之口商店街を見ても人は集まっていない。両端に人が集まっているから。この真ん中をまた人が集まる場所に変えていきたい。そういう中で、この交差点が単純に交差点ということではなく、人が集まれる、たとえば休憩できるような場所になれば良い。東西南北の公共交通の乗換利便性を高め、憩いの空間を整備できないかと考えている。子どもが遊ぶなら大きな公園に行っていただいたら良い。少しでもくつろげる空間になれば良いということでこのような絵を描いている。この図について、皆さんのご意見を無視してやると言っているわけではない。様々な課題があると思う。自転車の横断や信号の有無、線路の横断など。細かいところまで詰まっているわけでもないし、警察などと話しているわけではない。この形に捉われることなく、ご意見をいただきながらより良い形を検討していきたい。

参加者

 一つの例と考えたら良いか。

堺市

 そう。

参加者

 自動車が通れないと不便だが、そのあたり何か良い方法がないかと思う。

堺市

 今の若い人は車を持たない人も多い。車がなくても生活できる。物を買うのも店に行かなくても良い。生活スタイルが違う。この図の形を今やったら渋滞するかもしれないが、ただ10年、20年先になったら、車も減っていて、大道筋も3車線も必要なくなっているだろう。今やるには難しい面もあるが、先を見据えて色んな選択肢を考えていきたい。

参加者

 観光だけではなくて、堺は何をしようとしているかが大事。日本の中で堺がどういう位置づけで何をしようとしているのかが見えれば協力もできるだろうが、個別で言われると難しいこともある。ただ、何もしなくて良いわけではないというのも分かる。万博のときに旧港で船便が出るとかいう話も聞く。旧港でマルシェもやっていたが、住民にとってはうるさい。構想の中の一つとしてなら理解できる。お知らせも突然言われる。準備不足。堺市全体の問題。他の場所でも説明するのか。

堺市

 全体での意見交換会は既に実施した。

参加者

 私が評価できることは、駐輪場ができたこと。

堺市

 時間制限はあるが無料で停められるから良いという評価なのだと思う。

参加者

 梅田の北ヤードのようなことを持ってくるのは難しいと思う。

堺市

 あれと同じことが堺でできるわけではない。あれができるのは梅田だから。堺は堺としてできることをやらなければならない。

参加者

 やっぱり若い人。大学があれば良いが。大学も過剰。

堺市

 子供が減っている。

参加者

 消防署の跡地などもどうするか決まっていない。図書館作ったら良いという人もいる。文化的な施設だし。

参加者

 訓練所の跡地はどうなるのか。

堺市

 まだ決まっていない。

参加者

 ヨットハーバーもあるが、ボートを持っているだけで人は他に住んでいる。災害時には来ない。台風で関空連絡橋に船がぶつかったときも、船が重なり合っていた。広いところにヨットハーバーが作られるなら良いが、街中に作るのはどうか。水門にぶつかったり、防波堤を越してきたらどうするのか。それと関連するのが臨海。その被害がこちらにどれぐらい来るのか。工業地帯があるから税金が入ってくるが、なくなったら税金も入ってこなくなる。住民の税金が高くなっても困る。

堺市

 そういうことを一気に解決するのは難しいので、できることからやっていくしかない。

参加者

 前向いて考えないといけないと思う。

堺市

 シンボルロードも歩道を広げたら人が増えると、かつては言っていたと思うが、今まで何もできていないから発展していないと思う。私は何もしないことが一番良くないと感じている。

参加者

 市役所でもマルシェとかしているがその一環か。

堺市

 関連はしている。

参加者

 大小路も警察をどかせて大変。

堺市

 どかせるのではなく、今の空間の中で実施したい。これからは新しいものをどんどん作っていく時代ではない。あるものを上手く活用していく時代。

参加者

 過去のものをリユースするのが重要。

参加者

 SMI美原ラインとあるが、需要はあるのか。

堺市

 需要が見通せないところもあるので実験をしながら検証していく。

参加者

 魅力的な施設があれば人が動くと思う。それが沿線にあってつながっていけば良いが、なければ空気を運ぶだけ。堺駅の近辺に商業施設を作っても、それ以上のものが難波などにある。それをわざわざ堺に美原から来るのか。美原にも商業施設ができている。

堺市

 美原に無いものが旧堺市にはあるし、旧堺市に無いものが美原にある。行き来してお互いの良さを知ったらよい。合併しても一体感に欠けている。何もしなければ人が来ることもないので、これをきっかけにしていければ良い。大阪市に行ってごはんを食べるよりも、堺の中心部でご飯を食べていただいた方が堺市としては良い。

参加者

 そういう路線が無いというのは、南海バスも客がいないと分かっているからではないか。

堺市

 今、路線が新金岡で分割されていて、乗り換えないといけないのが不便。それを直通化する実験である。

参加者

 南海バスが1本で通さないのはなぜか。

堺市

 長大路線になると課題も出てくる。普通の路線バスのように300メートル間隔で止まっていくと時間もかかり、定時性も確保できなくなるので、分割しているところもあると思う。今回は急行バスで停留所も飛ばしていく。試行錯誤でやっていきたい。

参加者

 美原ラインは堺市の予算でテストするのか。

堺市

 来週10月21日からやる。45日間。

参加者

 期間が短い。

堺市

 予算以上のことはできない。

参加者

 近隣住民は知らないのでは。

堺市

 周知広報は重要だと思っている。ポスターも各停留所に貼らせていただく。新規路線の定着には時間もかかるので、地道にやっていく必要がある。

参加者

 バスは何台か。

堺市

 3台。

参加者

 時間間隔は。

堺市

 1時間に1本。

参加者

 少ない。

堺市

 利用者がないのに本数を増やしても意味がないので、まずは1本から開始して利用者について検証していきたい。時刻表があるので、あらかじめ時間を調べて利用いただきたい。

参加者

 バスが何時何分に到着するのが分かればよい。

堺市

 バスロケーションシステムというのがある。10月広報にも掲載されている。今、バスがどこを走っているかが分かるのでご利用いただきたい。

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建築都市局 都心未来創造部 SMIプロジェクト推進担当

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