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SMIプロジェクトにかかる意見交換会(令和4年10月2日午前開催)

更新日:2022年12月1日

開催日時

令和4年10月2日(日曜)10時00分~12時00分

会場

熊野地域会館

参加者

9人

意見交換会の流れ

1.SMIプロジェクトに関する説明、質疑応答
2.意見交換(テーマ:都心部の回遊性の向上)

SMIプロジェクトに関する質疑議事録

参加者

 堺駅と堺東駅の間を走っているシャトルバスが、具体的にどのように変わるのか。

堺市

 シャトルバスにART(次世代都市交通)を導入し、最先端の技術を搭載しながらよいものに変えていくことをめざしている。当面の目標として、2025年には、今のシャトルバスの利便性をさらに高めるために、自動運転の技術、電動化の技術を使って、乗り心地の改善、バリアフリーな乗降を実現したい。

参加者

 阪堺線の乗り継ぎを改善すると聞いたが、どのようなものか。

堺市

 提示しているものはあくまでイメージ図で、こうなったら良いのでは、という提案の一つである。
 シャトルバスの大小路の停留所は歩道にあるのに対し、阪堺線の乗り場は道路の真ん中にあり、乗り換えのためには、交差点を渡る必要がある。乗り換えの方面によっては、交差点を2回渡ることもあり、信号待ちをしている間に、阪堺線やシャトルバスが発進してしまうこともある。このため、これらの乗り継ぎを改善したい。阪堺線とシャトルバスの乗り場を、できるだけ近づけた形状にしているが、乗り換え方面によっては、軌道を横断することもケースも生じる。
 また、大小路の交差点は、昔の堺の中心部であると考えており、紀州街道と竹ノ内街道が交差し、賑わいのあったところである。堺駅と堺東駅のちょうど真ん中あたりに位置しており、もう一度、人の集まる箇所にしていきたいと考えている。そこで、単なる交差点ではなく、広場的な空間を作りながら、イベントを開催できるとか、人が憩える場所にしていきたい。
 今後、案として示しているこの形状に捉われることなく、人を集めるためにどのような形状がベストであるのか、市民の皆様と意見交換して検討いきたい。

参加者

 議会で予算が承認されたからといって、そのことをもって、住民の意見を抜きに進めることのないようにしてほしい。仁徳天皇陵を中心とした町全体をどうしていくかという総論が必要で、大小路だけでは活性化しない。シャトルバスを改良というが、南海バスと折り合いはつくのか。民間企業の力を借りて進めていくべきと考えるが、どのように進めていくつもりか。

堺市

 民間企業と一緒に進めていくとの指摘については、そのとおりと考えている。SMIプロジェクトを進めるにあたっては、南海グループを抜きにしてはできないと考えており、話もしている。一方で、次世代モビリティのように、個人で利用する乗り物などは、別の事業者との連携も必要と考えている。大小路筋だけでなく、環濠エリアを含めた都心全体の移動を便利にし、阪堺線の乗り場などに次世代モビリティに乗り換える場所を作ることで、観光施設を巡れるようにしたい。

参加者

 阪堺線の宿院は、利晶の杜ができることできれいになったが、そこ単発できれいに整備しても観光客は増えない。部分的な変更について住民の意見を聞くのは無駄である。今回のプロジェクトは、やることありきで進めているようで、覆すことができないのではないか。単独の部署だけでなく、自転車等の部署とも連携をしっかりやっていくべき。

堺市

 自転車については、サイクルシティ推進部と連携をして、自転車をどこに通すのか、東西交通との関係をどうするのかなど、検討していきたい。また、今後はSMIプロジェクトの計画を検討していかないといけないが、その時には、地域の皆様の意見を聞きながら進めていきたい。

参加者

 今回のSMIプロジェクトは、永藤市長になってから急にでてきたようである。これまでの経緯からみると、実績にしたいと思えて仕方がない。実現ありきで進めるのではなく、段階ごとの説明を、十分すぎるぐらいにやって、住民が納得できるようにしてほしい。

堺市

 意見交換会を今回だけで終わりにするつもりはない。

参加者

 阪堺線とシャトルバスを乗り継ぐような人はいるのか。

堺市

 乗り換え人数を正確には把握できていないが、多い時間帯では1時間に10人程度で、それほど多くないと考えている。今後、乗り換える目的がないのか、利便性が悪いから乗り換えしないのか、といった点も含めて、調査したいと考えている。

参加者

 過去のLRTの案では、阪堺線から東西の堺駅、堺東駅へ行けるようになっており、良い案だと思っていた。今回の大小路交差点の改良案は、良いと思えない。車に乗っている人は、遠回りしないといけない。

参加者

 大小路橋の歩道橋でまちが分断され、自転車や歩行者が行き来しにくくなっており、何とかしてほしい。また、堺東の自転車置き場が利用しやすくなれば、もっと堺東に来る人が増えるのでは。自転車レーンを整備したのだから、自転車置き場ももっと自由に使えるようにしてほしい。自転車置き場など、小さなことでもお金をかけてほしい。

堺市

 自転車の件については、サイクルシティ推進部にも伝えたい。

参加者

 かつて堺市は、大小路筋の車線を減らして、歩道を広げて、まちを活性化するといっていたが、実際には、人口は減り、飲食店は減り、駐車場だらけになっている。堺市が過去に計画したことが、実現していない。地元の人がお願いしていることを堺市はやってくれない。大小路交差点の改良など、地元が望んでいないことを提示している。積み上げて信頼関係ができてからでないと、聞く気になれない。

堺市

 SMIプロジェクトは計画段階でもあり、ビジョンも示した段階なので、こういう場でご意見を聞きながら、変えるべき部分があれば変えて、進めていきたい。

参加者

 かつて、シンボルロードができたらこうなる、と言っていた内容が、今回のSMIプロジェクトの説明の内容と同じである。おそらく、堺市の課題が、過去から解決していないということ。

堺市

 いろいろな意見はあるとおもうが、このまま何もしなくてもよいとは思っていないので、できることからやっていきたい。ただその時には皆様の意見を聞きながらやっていきたい。

参加者

 大小路筋が今後どうなっていくのか、分かりやすく説明してほしい。自動運転のバスが走ることによって、沿道住民の生活がどのように変わるのかを、住民は気にしている。

堺市

 自動運転バスが走ることで、沿道住民の生活に支障が及ぶことはない。今後、実証実験もしていくので、体感して頂いて、どんなものか感じてほしい。

参加者

 今回のSMIプロジェクトでは、今あるシャトルバスを電動の自動運転バスに置き換えていくもので、今回の実証実験で、どんな問題があるかを確認する、ということか。

堺市

 自動運転を導入することが目的ではない。バリアフリーな乗降ができるようにしたい。バスはどうしても20~30センチメートル程度の段差があり、車いすやベビーカーの乗降には運転士の補助が必要であったりして、時間がかかっている。電車並みになったら便利になる。また、電動化は世界的な流れでもあり、自家用車同様に、公共交通についても進めていきたい。

都心部の回遊性の向上に関する主な意見

  • 堺東周辺、堺駅周辺の整備を進めて、活性化して、商店が立ち並ぶようにしてはどうか。そこの整備からはじめて、人に来てもらうようにすべき。
  • 住人としては、駅からもそう遠くなく、それほど公共交通の必要性も感じていないが、毎日、通勤で利用する人にとっては、少しでも便利になるとありがたいのでは。
  • 観光など、歩きやすいと良いが、地区によっては昔からの道で道幅が狭く、観光に向いていないところもある。
  • 大小路橋の歩道橋はまちを分断している。歩道橋を上り下りするのは負担であり、堺東には行きにくい。
  • 地下鉄四つ橋線を住ノ江駅から堺駅、堺東駅、さらに松原方面まで延伸するのが理想である。
  • なにわ筋線が堺東駅まできたら便利である。
  • 堺駅から旧港、大浜公園までよく散歩している。旧港はきれいに整備されているが、途中から立ち入れない箇所がある。また、旧港や灯台と大浜公園は道路で分断されて、相互の行き来がしにくくなっている。大浜公園はそこそこの広さがあり、体育館も新しくなったが、堺駅からは行きにくい。この周辺を、もっと一体化して、利用しやすくして欲しい。
  • さかい利晶の杜、堺伝匠館、シマノ自転車博物館などができたが、もっとPRすべきではないか。
  • 堺市には、刃物などの伝統工芸があるが、知らない人が多い。もっと、民間企業のアイディアなども取り入れながら、PRしていくべきである。

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建築都市局 都心未来創造部 SMIプロジェクト推進担当

電話番号:072-340-0417

ファクス:072-228-8034

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