SMIプロジェクトにかかる意見交換会(令和4年9月1日開催)
更新日:2022年10月7日
開催日時
令和4年9月1日(木曜)18時30分~20時40分
会場
フェニーチェ堺 文化交流室A・B
参加者
8人
意見交換会の流れ
- SMIプロジェクトに関する説明、質疑応答
- 意見交換(テーマ:都心部の回遊性の向上)
SMIプロジェクトに関する質疑議事録
参加者
大小路交差点の改良イメージについて、例えば、阪堺線で北から来た人は、堺東駅方面にはバリアフリーで乗り換え可能であるが、反対の堺駅方面には、阪堺線の軌道を横断して乗り換えることになり、危険である。
堺市
軌道を横断する必要があり、信号を設置するなどの安全対策も必要。めざす方向性をイメージとして図にしたもので、警察などの関係機関と協議はこれからである。
参加者
シャトルバスが自動運転に置き換わることで、公共交通への利用転換が進むのか。
堺市
公共交通の利便性向上に加えて、新たなモビリティを導入することなどにより、堺都心部での移動を便利にし、回遊性を高めることで、公共交通への利用転換を図る。但し、これだけでは難しく、市民の方々の意識の転換なども図っていきたい。
参加者
シャトルバスでだめな理由が分からない。シャトルバスの改善やARTの導入といった要望があるのか。
堺市
今のシャトルバスが不便というわけではない。自動運転などの新しい技術を導入して、利便性を高めて、都心部の魅力を高めていきたいと考えている。
参加者
意見交換は大事な場であるが、どう生かされていくのか。
堺市
SMIプロジェクト(素案)を昨年8月に公表しているが、これは市の考え方を示したもので、これに対する意見を聞いた上で、SMIプロジェクトをどのようなものにするのか、検討したい。
参加者
SMIプロジェクト(素案)が公表されて以降、内容の変更があったのか。昨年、計画に進展があったり、変化があったりした際には、連絡をほしいと伝えていたが、何の連絡ももらっていない。今回、提示されたスケジュールに地元説明の記載がないなど、地元の意見を聞くつもりがないのではないか。
堺市
今回、計画に進展があったり、変化があったりしたわけではない。地元の皆様の意見を聞く場は設けていきたく、自治会を通じて意見交換会を行うほか、自治会に未加入の方がいることも考慮し、今回のような市民全体の意見交換会も開催している。
参加者
ARTとBRTの違いは何か。
堺市
BRTはBus Rapid Transitの略で、専用レーンを設置、連節バスの導入など、既存のものよりも利便性を高めてBRTと称した事例が、既に全国各地にある。一方、ARTはAdvanced Rapid Transitの略で、時代の最先端の技術を活用してこれまでよりも便利で快適に移動できる交通システムのことで、国内の導入事例はない。堺市では、ARTの導入をめざしている。
参加者
シャトルバスで十分ではないのか。シャトルバスの改善やARTの導入といった要望があるのか。
堺市
シャトルバスの改善要望があったわけではないが、自動運転などの技術を導入して、シャトルバスの利便性を高めていきたい。
参加者
ARTの導入にあたって事業者を公募するとなれば、シャトルバスを運行している南海バスは撤退せざるを得ないのではないか。シャトルバスを、南海バスから取り上げることになり、問題である。
堺市
南海バスに運行事業者になってほしいと考えている。但し、自動運転をはじめとした新しい技術については南海バス以外の事業者にお願いしないといけないため、新たな事業者の公募などは必要になると考えている。
参加者
南海バスとは調整をしているのか。南海バスは知らないといっているようである。
堺市
南海バスとは、随時、協議を行っており、実証実験の実施にかかる調整も行っている。
参加者
運行事業者が南海バスになるのであれば、実証実験も南海バスがやればよい。なぜ、堺市が行うのか。
堺市
先進的な取組でもあり、当初段階では市の支援も必要と考えている。
参加者
南海バスとは、具体的にどんな話をしているのか。SMIプロジェクトに賛同しているのか。運行事業者になるのか。しっかり確認すべきである。
堺市
今後、実証実験や導入計画の策定など、具体的な検討をしていく中で、南海バスとも協議を重ねていく必要があり、南海バスの意向なども確認したい。
参加者
シャトルバスの利便性を高めていくとのことのようだが、具体的にどのような実証実験を行うのか。
堺市
自動運転などの新たな技術を使ったバリアフリーな乗降などについて、実験する予定。
参加者
シャトルバスに関して、これまで市民から要望、陳情などがあったか。
堺市
シャトルバスについては、乗り継ぎ改善の要望などは聞いていが、要望や陳情はない。
参加者
堺市は、体質として地元への説明が不足している。SMIプロジェクトに関しては、地元に説明しているのか。
堺市
自治会を通じて、町会単位で、希望を聞いた上で説明したいと打診している。今ところ、希望がないので、沿道の方を中心に、説明する機会を設けたいと考えている。
都心部の回遊性向上に関する意見
SMIプロジェクトの中で、SMI都心ラインの必要性を感じない。現在のシャトルバスで十分である。新たなバス路線の新設などの要望に対応していくべき。
ARTの導入にあたり、堺市の中心部を活性化するための具体策がなく、バスだけを自動運転にすればよいといった考えにみえる。また、実証実験を行おうとしているにも関わらず、このことを大小路沿線で知っている人がほとんどいないなど、説明が不足している。
- 都心部の回遊性について、シェアサイクルを民間に任せているが、使いたいときに自転車がなかったり、決済方法が不便であったり、非常に使いにくい。
- SMIプロジェクトには、現実味を感じない。地元の人がなるほど、と思うものがない。
- 普段、堺都心部にあまり来ることはないが、魅力があると感じており、効率的に周遊してみたい。その際、パーソナルモビリティや都心の魅力を案内してくれる仕組みなどがあるとよいと感じる。
- 堺都心部の通過交通の抑制といっているが、阪神高速堺線の出口が都心部にあり、通過交通を呼び込んでいる。ウォーカブルや魅力的な都市空間というならば、出口を移設するべき。本気でウォーカブルにしようとしているとは思えない。
- 大小路橋交差点については、歩行者は歩道橋を渡らなければならないが、エレベーターは23時以降使えず、車いすの方などは横断できない。阪神高速堺線の出口を南側に移設した上で歩道橋を撤去すべき。
- 堺駅で降りて、堺都心部に来る目的をどうつくっていくか、もっと考える必要があると感じる。
- 自動運転について、レベル5の完全自動運転を導入するには法整備ができておらず、レベル3が限界であるが、堺市はレベル5の導入をイメージするような絵をかいている。
- 大小路筋の歩道インターロッキングの凸凹、鳥の糞の除去など、SMIプロジェクト以前に、やらなければならないことがあるはず。
- 堺消防署移転後の跡地への図書館設置など、来訪者が増えるような公共施設をつくるべき。
- 自動運転にすればまちが活性化したり、ウォーカブルになったりするとは思えない。
- 都心未来創造ビジョンを作るならば、まちづくりの専門家や市民を入れた懇話会など設置して意見を聞くべきである。
- 公共交通は生活していく上で不可欠である。財源の確保について、国への要望をしっかり行ってほしい。
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