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ライフストーリー5 待鳥良治さん・宏美さん

更新日:2023年3月17日

このストーリーは2019年に公開されたものです。

上の娘が生まれ、下の娘がお腹の中にいる頃、私たちは今の場所で暮らし始めた。三重に実家のある夫は、私の実家近くで暮らすという選択を尊重してくれた。緑がいっぱいの環境で、三人の子育てに奮闘している。

大阪市内の高校で体育教師として働いていた私。産後、現場に復帰するつもりでいたけれど、子育てに全力投球するため、退職することに決めた。運動一筋だった私にとって、育児は何もかもが初めてだった。

年子の娘たちの子育ては本当に大変だった。一年かけて泉北中の幼稚園をめぐり、親子教室にも通った。結果、一番ピンときたのは「泉北幼稚園」。この春から、息子も親子教室に参加している。

一人ひとりをよく見て、一人ひとりと向き合って接してくれる先生たち。型にはめようとするのではなく、その子らしさを伸ばそうとする教育方針。いきいきとした子どもたちの様子、笑顔。すべてが印象的だった。

そんな雰囲気を生んでいるのは、きっと「大阪芸術大学」の附属幼稚園というのも理由の一つ。先生はみんな芸大出身。絵や音楽の教え方も上手で、体験を通じて楽しませながら、子どもの表現を引き出してくれる。
 

他の場所ではモジモジ引っ込み思案だった長女も、ここではすぐに馴染むことができた。同級生は15人ほど。多過ぎないのもいいのかもしれない。活動時間いっぱい遊んで、学んで、毎日クタクタになって帰ってくる。

副園長先生は、親身になって育児に悩むお母さんたちの話を聞いてくれる。ズバッと愛あるアドバイスに涙することもしばしば。子育てに疲れてうつむきがちだった私も、この幼稚園と出会ってとても元気になった。

近所に住む父は定年後、「みないき農業塾」に通い、卒業生たちと「スマイキーファーム」という団体を立ち上げた。畑を借りて、まちの子どもたちに収穫体験や食育、健康を考える機会をつくっている。。

うちの子たちも、たまに畑を手伝いに行く。きゅうり、じゃがいも、たまねぎ。なかなかの頻度で、父は野菜を届けてくれる。泉北には、住宅地のすぐ近くに「フォレストガーデン」など、貸し農園もたくさんある。

夏の暑い日には、自宅の駐車場にプールを出して水遊び。近所の子たちもやってくる。流しそうめんをしたり、プールで冷やしたおじいちゃん作のスイカを食べたり。まちと田園が共存する泉北を存分に楽しんでいる。

まさか自分が三人の子の親になるなんて思ってもみなかったけど、みんな元気に生まれてきてくれて、本当に良かった。チーム待鳥、これからもみんなで一緒にがんばっていこうね。

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