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ライフストーリー2 出口友哉さん・紗千子さん

更新日:2023年3月7日

このストーリーは2018年に公開されたものです。

2015年、娘が生まれたのを機に、私たちは泉北に家を建てた。夫婦ともに同じ会社に勤め、夫はデザイン、私は生産管理の仕事をしている。一昨年息子が生まれ、私は現在育休中。春には復帰する予定でいる。

その前は泉北にある社宅暮らし。香川と和歌山が出身の私たちは「どちらかの実家に近い方が良いのでは?」とも考えたけれど、泉北は緑も多く都会過ぎず、「なるべく生活環境を変えたくないね」と、住み続けることに決めた。

幼い二人の子どもたちは、まだ起きる時間もまちまち。みんな揃って食卓を囲んで朝ごはんを食べる、たったそれだけのことが簡単ではなかったりする。だからこんな風に、家族が団欒できる時間はとっても大切。

娘は出勤する夫に連れられこども園に通う。お世話になっている「泉北園」は、認定こども園と特別養護老人ホームが併設されていて、ちょっと大きな家族のよう。緑がいっぱいの園庭で、娘は毎日元気に遊んでいる。

娘と夫を見送った後の私はというと、息子にごはんを食べさせ、洗濯機を回し、掃除をして洗濯物を干して…。息子を寝かしつけながら一緒に寝てしまうこともしばしば。子育てはやっぱりなかなか大変だ。

それでも、余裕のあるときはなるべく息子を外へ連れて行く。車の通らない緑道は、小さい子どもを連れていても安心して歩ける。豊かな植物たちを通して、ふと四季の移ろいに気がついたりできるのも楽しい。

よく立ち寄る「らくだ公園」は、昔ながらの遊具のあるシンプルな公園だけど、小さな息子が歩く練習をするには十分。泉北には、大小さまざまな公園が整備されている。それも泉北で子育てをする魅力の一つだと思う

公園で遊んだ後は、子育て世代が集まる「槇塚台みんなの子育て広場」へ。スッタフの方に悩みごとの相談に乗ってもらったり、同世代のママさんたちと話をしたり、軽い運動をしたり。ほっと一息、緩まるひととき。

お昼は子育て広場の一階にある「槇塚台レストラン」で、お友達と。近隣の大学の管理栄養士が考案するごはんは、店内で食べることも、お弁当で持って帰ることもできる。キッズスペースがあるのもありがたい。

食事を終え、お隣の「まちかどステーション八百萬屋」で、地場産の上神谷米や野菜を買って帰る。泉北には農産物直売所の「またきて菜」や「コスモス館」など、地産の食べ物が手に入るところがいくつもある。

お向かいさんは、いつも子どもたちに声をかけてくれる。元をたどればみんな外から来た人だからか、新たに入ってきた人間に優しいコミュニティがあるように思う。お裾分けをいただくことも。その心遣いが温かい。

住んで間もなく、市民活動にも参加するようになった。私も夫も「泉北レモンの街ストーリー」「緑道ピクニック」チームの一員。そこには、人任せにするでなく、自分たちでまちをつくろうとする人がたくさんいた。

最初は気分転換くらいのつもりで、プロジェクトメンバーに名を連ねるなんて思ってもいなかったけれど、そこにいる人たちのおもしろさに大いに刺激を受けて、今ではけっこう前のめりで参加している。

今、泉北では、テーマで集うコミュニティがたくさん生まれている。私たち家族も、さまざまなコミュニティとの関わりをおもしろがりながら、私たち自身が暮らしたいまちをつくっていこう、そんな風に思っている。

 

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