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大浜公園を中心とするアーバンリゾート拠点(水族館、公会堂、潮湯、料亭や旅館、海水浴や潮干狩り、学生相撲大会、大魚夜市)

 明治21年には難波~堺間を結ぶ鉄道(阪堺鉄道、現南海電鉄南海本線)が敷設され、この地区一帯は早くから開けました。
 大浜公園は明治21年に開設され、明治36年に水族館が建設されました。また、明治45年には大浜公会堂が開設され、大正2年には劇場や遊技場も完備した大浜潮湯ができ、大正8年には、学生相撲大会が催され、大浜がその発祥の地となりました。ここには料亭や旅館も数多く立地し、大変なにぎわいでした。また、大浜公園一帯の海岸線は砂浜で、海水浴、潮干狩りなど多くの人々に利用されました。また、大魚夜市も大浜公園で行われ、一帯は不夜城となるほどでした。
 このように、明治から大正にかけては、大浜公園を中心とするアーバンリゾート拠点でした。

大日本物産図会 和泉国堺浦桜鯛并魚市之図 明治10年(1877年)
(だいにほん ぶっさん ずえ いずみのくに さかいのうら さくらだい ならびに うおいち の ず )
堺市立中央図書館所蔵

大浜潮湯 大正2年開業

堺市鳥瞰図(印刷本)部分 昭和10年
堺市博物館所蔵

堺市鳥瞰図(原画) 昭和30年頃
堺市博物館所蔵

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