鉄道駅舎のバリアフリー

市では、鉄道をより安全・安心・便利に利用できるよう、鉄道事業者が行う可動式ホーム柵・エレベーター・多機能トイレ・内方線付き点状ブロック・手すりなどの整備に必要な経費の一部を補助することにより、駅舎のバリアフリー化を促進しています。

市内29駅のうち、現在、南海本線連続立体交差事業が進められている南海本線浜寺公園駅を除く28駅でエレベーターやスロープの設置による段差解消が完了しており、全29駅で多機能トイレ、視覚障害者誘導ブロック、内方線付き点状ブロックの整備が完了しています。

・内方線付き点状ブロック
内方線付き点状ブロックは、点状の突起に加え、ホーム側が分かる線状の突起を設けることで、視覚障害のある方のホームからの転落事故を防止する設備です。
市内全駅で整備が完了しています。

・可動式ホーム柵
可動式ホーム柵はホームの端に設けられ、乗降時は車両ドアと連動して開閉し、乗降時以外は閉まっていることにより、利用者と列車を安全に区画することができ、列車との接触事故やホームからの転落事故の防止に非常に効果が高い設備です。
市内では、御堂筋線（大阪市高速電気軌道株式会社）の全駅と南海高野線（南海電気鉄道株式会社）の中百舌鳥駅の一部ホームで整備されています。

可動式ホーム柵整備事例　（御堂筋線　新金岡駅）

「移動等円滑化の促進に関する基本方針」には、旅客施設や車両等に係る整備の目標などバリアフリー化についての国の考え方が示されています。また、「バリアフリー法に基づく基本方針における次期目標」には、この基本方針における次期整備目標値が定められています。