文化イマ-ジョンプログラム2025
更新日:2025年12月2日
フィリピン・マニラにあるデ・ラサール大学(De La Salle University)独自のプログラムで、今年度で2回目の受け入れとなりました。
同大学で日本語・日本文化を学ぶ大学生が、堺で日本・堺の文化、伝統産業、交流をテーマとして、当委員会で活動内容をコーディネートしました。堺でのプログラムは3.5日間でした。
また、「堺巡りで国際交流」と題し、堺市近隣の大学生にも参加を募り、サポート役を担いながらの交流を行っていただきました。
実施日
2025年11月6日(木曜)、7日(金曜)、10日(月曜)午前中、11日(火曜)
参加人数
デ・ラサール大学 学生11人、引率教員1人
日本人大学生 6人(3.5日間に分けて参加)
活動内容
1日目:オリエンテーション、 堺伝匠館、 「お香づくり体験」@山口家住宅
堺伝匠館では「堺刃物」について学び、研ぎ職人による刃物の研ぎを体験し、その切れ味を玉ねぎで実際に試しました。世界的に有名な「堺刃物」について、実際に携わる方々から直接お話を伺うことができました。
お香づくり体験では、抹茶の香りのお香づくりに挑戦し、完成したお香をお土産として持ち帰りました。
堺伝匠館
「お香づくり体験」@山口家住宅
2日目: 大仙公園 古墳に関するガイドツアー、気球断念、 浴衣着付け体験@日本庭園
古墳に関する基礎知識や堺の歴史について観光ボランティア協会のガイドさんから説明を受けながら、仁徳天皇陵古墳周りを散策しました。
気球に乗って上空から世界遺産を眺める予定でしたが、強風のため運行が中止となり、残念ながら乗ることはできませんでした。次回お越しの際には、ぜひ再チャレンジしていただきたいと思います。
午後からは、つづれの会の皆さまのご協力のもと、日本庭園の和室で浴衣着付け体験を実施しました。「自分で着る浴衣」に皆さん苦戦していましたが、先生方に助けていただきながら、なんとか着付けを終えることができました。浴衣姿でいただくお茶とお菓子は特別な経験となったようです。正座が苦手な学生が多かったものの、最初と最後だけはきちんと正座をしてお礼をしました。
大仙公園 古墳に関するガイドツアー
浴衣着付け体験・呈茶体験@日本庭園
3日目: 本能寺の変前夜の堺 徳川家康の足跡散策
【散策ルート】
堺市役所21階展望ロビー→妙國寺→開口神社→千利休屋敷跡→さかい利晶の杜
デ・ラサール大学の学生は、日本の歴史も大学で学んでいることから、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉といった歴史上の有名な武将は知っていました。
授業で学んだことに加え、この散策で実際に徳川家康の足跡をたどりながら、観光ボランティア協会のガイドさんの説明を聞いた経験は、教室での授業とは異なる良さがあったと感想をいただきました。内容が少し難しいのではと心配していましたが、2人のガイドさんが連携してくださり、非常にわかりやすく説明してくださったおかげで、有意義な時間となりました。
散策時の様子
開口神社
4日目: 三味線教室byつるや楽器@サカイエ、 堺市総合防災センター
プログラム最終日
1時間のレッスンで三味線の曲が弾けるようになる!ということで、つるや楽器の方にお越しいただき、まず三味線の歴史や構造についてお話を伺いました。学生のほとんどは三味線どころか弦楽器に触れるのも初めてでしたが、非常にわかりやすい説明のおかげで「さくらさくら」を弾くことができました。さらに、学生の数名から「さくらさくら」は自国の小学校で習ったので知っているという話を聞き、驚くと同時にとても嬉しく感じました。
午後からは、堺市総合防災センターを訪問し、「真体験」と「水災害体験」に参加しました。どの国に住んでいても災害は起こり得ます。実際、デ・ラサール大学周辺でも雨季には冠水し、学校が閉鎖されることがあるそうです。フィリピンでも近年災害が続いているため、今回の体験は非常に有意義なものでした。直下型地震の揺れ、火災時に煙が充満する様子、水害時の水の恐ろしさなど、実際に体験することで多くの学びを得ることができました。
三味線教室byつるや楽器@サカイエ
堺市総合防災センター
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