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堺消防署跡地に図書館・複合施設を整備してはいかかですか

更新日:2025年6月13日

市民の声

 堺区の堺消防署跡地のリノベーション計画に対し、市民ニーズが十分に反映されていないと思います。現行の計画は施設内容が不透明で、地域の文化・経済的発展に資するビジョンが欠如しています。特に堺区には区独自の図書館がなく、中央図書館も老朽化しているため、跡地を図書館を核とした複合施設として新築してはどうですか。
 図書館は子育て支援、地域文化の発信、多世代交流、環境配慮など多機能を備えるべきであり、堺の新たなランドマークとして地域活性化に貢献できます。さらに、市民参加型の計画策定や情報公開を通じて透明性を確保し、泉大津市の健康施策を参考に文化と健康を融合した取組を展開してください。
 短期的なコスト削減ではなく、長期的な地域価値の最大化を目指し、市民の声を反映した計画の見直しを強く求めます。

市の考え方

 元堺消防署用地は、堺都心部の中心に位置しており、また「堺都心未来創造ビジョン」では、当該用地が位置する環濠エリアは、豊かな歴史文化資源や人材・組織、公共空間があり、新たな価値創造により、人々が集うエリアの形成に取り組むこととしています。
 このことを踏まえ、その立地特性を活かし、民間活力を利用し賑わいや交流が創出される場所をめざします。建物は、すでに建築から半世紀以上が経過しており、これまで長い間地域に親しまれてきた建物であること、消防署という特徴的な公共施設であることから、既存建物を利用することで、地域のまちなみを残し、建物の歴史や価値を活かします。
 元堺消防署用地の活用により、多様な人が集い、交流・滞在する空間を形成し、来訪魅力の向上や地域活性化につながり、環濠エリア・堺都心部の魅力を向上させる好循環サイクルを実現します。
 環濠エリアは、これまで令和3年度から環濠の水辺や公園、通りなどの公共空間を人々が集まり、憩い、多様な活動を繰り広げられるような場へと転換する取組を進めており、これらの取組は公民連携で実現するため、市民や事業者の皆様と社会実験を実施してきました。また、堺消防署が移転した令和6年11月からは元堺消防署用地の活用に向け、ワークショップ等を通じて、賑わいや交流が創出される場所につなげていくための取組を検討してきました。
 これまでの取組を参考に令和7年2月に「元堺消防署用地活用の方向性(案)」を作成しました。今年度も引き続きワークショップ等を実施し、皆様と「元堺消防署用地活用の方向性(案)」を踏まえた将来の活用イメージについて議論を行う予定です。
 なお、 中央図書館の再整備は、庁内でプロジェクトチームを立ち上げ、機能やあり方について検討を進めており、新たな図書館機能としては、図書館サービスの最前線として、読書・簡単な調べもの・自習目的、イベント開催等の滞在・課題解決・交流の機能を考えています。また、居心地の良い空間としての機能充実が必要と考えています。
 これらの機能やコンセプトを具現化するには、元堺消防署用地は中央図書館の建替候補地としては適当ではないと考えます。

受付日

令和7年4月21日

担当局部課(問合せ先)


建築都市局都市整備部都心未来創造課
電話番号:072-228-7514(事業第一係)、072-340-0368(事業第二係)、072-228-8033(事業第三係)

ファクス:072-228-8034
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館14階

教育委員会事務局中央図書館総務課
電話番号:072-244-3811
ファクス:072-244-3321
〒590-0801 堺市堺区大仙中町18-1

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