堺消防署跡地に公益性のあるこどもの遊び場を整備してください

更新日：2025年6月13日

市民の声

　堺消防署跡地は空き地となっており、有効に活用されていません。そこにこどもたちが自由に遊べるような、公益性のある遊び場を整備してください。
　例えば、台北市では各区に1つ、場合によっては2つの公共児童遊戯施設があり、それぞれが異なるテーマ・設備を持ち、非常に充実しています。それに比べ、堺区には一つしかなく、しかも設備が単調で、こどもたちの多様な遊びや成長を支えるには不十分です。
　こどもたちは私たちの未来です。無駄な整備や頻繁な植え替えによる支出を抑え、その分を教育や次世代のための環境整備に回すことで、堺市がより良い社会へと発展することを強く願っています。
　限られた市の財源をより有効に、そして市民の声を反映した形で活用していただけますようお願いします。

市の考え方

　元堺消防署用地は、堺都心部の中心に位置しており、また「堺都心未来創造ビジョン」では、当該用地が位置する環濠エリアは、豊かな歴史文化資源や人材・組織、公共空間があり、新たな価値創造により、人々が集うエリアの形成に取り組むこととしています。
　環濠エリアは、これまで令和3年度から環濠の水辺や公園、通りなどの公共空間を人々が集まり、憩い、多様な活動を繰り広げられるような場へと転換する取組を進めており、これらの取組は公民連携で実現するため、市民や事業者の皆様と社会実験を実施してきました。令和6年11月からは元堺消防署用地の活用に向け、ワークショップ等を通じて、賑わいや交流が創出される場所につなげていくための取組を検討してきました。
　このことを踏まえ、元堺消防署の立地特性を活かし、民間活力を利用し賑わいや交流が創出される場所をめざします。建物は、すでに建築から半世紀以上が経過しており、これまで長い間地域に親しまれてきた建物であること、消防署という特徴的な公共施設であることから、既存建物を利用することで、地域のまちなみを残し、建物の歴史や価値を活かします。
　なお、これまでの取組を参考に令和7年2月に「元堺消防署用地活用の方向性（案）」を作成しました。令和7年度も引き続きワークショップ等を実施し、皆様と「元堺消防署用地活用の方向性（案）」を踏まえた将来の活用イメージについて議論を行う予定です。