このページの先頭です

本文ここから

ハギハッキョ(夏期学校)の参加対象者を見直してください。

更新日:2024年7月12日

市民の声

 ハギハッキョ(夏期学校)について、参加者は「韓国・朝鮮にルーツのある生徒とその保護者」とされており、加えて「韓国・朝鮮にルーツのない日本の子どもは参加できません」と書かれていました。日本にしかルーツのない者として、とても複雑な気持ちになりました。
 「日本にルーツのない韓国朝鮮の子どもは参加できません。」と書かれていたら人種差別になるのではないでしょうか。海外の方が住みにくい環境だということに配慮しているのは理解できますが、海外の方に参加者を限定する必要があるでしょうか。
 教育委員会において議論し、結果をホームページで公開していただきたいです。

市の考え方

 本市では、在日韓国・朝鮮人などの歴史的経緯がある人々に加え、国際化の急速な進展に伴い、外国に国籍やルーツのある人々も年々増加しています。国籍、言語、文化、宗教などの違いによって差別することは許されないことであり、本市立学校園では「堺市人権教育推進方針」に基づき、在日外国人・国際理解教育を推進して、違いを豊かさにして、自他を尊重する幼児・児童・生徒を育成しています。その取組の一環として、堺市在日外国人教育研究会とともに、子どもたちが交流する活動を開催しています。
 ハギハッキョは、韓国・朝鮮にルーツのある子どもたちが韓国・朝鮮の言葉や文化を体験交流することで、自尊感情を高め自らのアイデンティティを育成することを目的としています。また、ワールド・子どもの集いでは、外国にルーツのある子どもたちが、同じ立場の子どもたちとともに自分たちの国の言葉や文化を体験交流することで、自尊感情を高め自らのアイデンティティを育成することを目的としています。それぞれの活動の目的をより確実に達成するために、参加者の条件を限定しています。外国に国籍やルーツのある子どもたちと日本の子どもたちとが、ともに外国の言葉や文化を体験交流して、豊かな国際理解教育を行うことを目的として行う活動として、ワールドハッキョを開催しています。
 また、ハギハッキョにおける参加者の募集については、各学校園においても韓国・朝鮮にルーツのある子どもたち全てを把握していないため、在籍する全幼児・児童・生徒へ文書を配布しており、誤って事業へ参加申し込みすることを防ぐためにも、配布文書には韓国・朝鮮にルーツのある子どもたちが対象であることを記載する必要があります。
 今後も各活動の主たる目的に合わせた活動内容を充実させながら、全ての子どもが様々な文化や習慣、多様な考え方、生き方に触れる機会を設けることができるよう、引き続き在日外国人・国際理解教育を推進します。

受付日

令和6年6月21日

担当局部課(お問い合わせ先)

教育委員会事務局学校教育部人権教育課
電話番号:072-228-7484
ファクス:072-228-7421
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館11階

本文ここまで