フェニーチェ堺の指定管理者選定について教えてください

更新日：2023年9月29日

市民の声

　令和6年度からのフェニーチェ堺の指定管理者に、堺市文化振興財団を含む共同事業体が決定したようですが、指定管理者選定の透明性について、以下2点について教えてください。
1．プロデューサーと選定委員の関係について
　フェニーチェ堺では、民間からプロデューサーを採用していると聞いています。今回の選定において、兵庫県立芸術文化センターの職員が選定委員を努めていますが、同センターの芸術監督は、このプロデューサーが関わる会社のアーティストのようです。
　これでは透明性が疑われます。同センターの職員を選定委員にしたことについて、問題ないとする根拠を教えてください。
2．堺市文化振興財団の「お知らせ」の内容と選考日程の関係について
　令和5年7月6日に、堺市文化振興財団はホームページ上に個人情報の漏洩の可能性について掲載しましたが、その内容は、令和5年7月5日以前に把握していたように読めます。
　指定管理者の選考審査は令和5年7月5日です。堺市文化振興財団は市の外郭団体のようなので、掲載内容を市の担当課が事前に知らなかったとは思えません。
　選考の前に掲載した場合、文化振興財団にとって不利益な情報となるので、意図的に日をずらして掲載したようで、財団への市による便宜供与が疑われます。
　市は、この件が指定管理者の選考とは無関係であることを客観的に証明してください。

市の考え方

　フェニーチェ堺の次期指定管理者候補者の選定について回答します。
　フェニーチェ堺の次期指定管理者候補者選定について、同規模ホールの運営実績を含む審査を行い、その審査委員には、学識的な観点等での審査が可能な委員を選出しています。
　また、選定委員会開催時に、各委員には応募団体から本件応募について、自己の有利となる目的のために接触等の働きかけがなかったことを確認しています。
　投稿にある「お知らせ」については、堺市文化振興財団が情報漏洩したものではなく、委託先による情報漏洩疑いの件を掲載しています。同財団では事件発生後、委託業者からの報告を受け、その後調査を実施し、本件について公表できるタイミングであった令和5年7月6日付けでホームページへ掲載しており、掲載日を意図的に操作している事実はないことを確認しています。