運賃値上げを撤回するよう、泉北高速鉄道に伝えてください

更新日：2023年4月14日

市民の声

　泉北高速鉄道が令和5年10月1日からの値上げを国に申請したが、堺市から泉北高速鉄道に値上げ申請を撤回するように伝えてほしいです。
　また、今回の泉北高速鉄道における値上げの一番の要因は「コロナ禍による減収」にも関わらず、ホームドアの設置である旨を広報しており、矛盾していないでしょうか。

市の考え方

　鉄道会社の運賃については、国において、サービス提供に必要な営業費に利潤を加えたコストを上回らない水準での運賃設定であるか審査し、上限運賃の認可を行っています。泉北高速鉄道株式会社においても、認可された上限運賃の範囲内で運賃を設定されています。
　今回いただきましたご意見について、泉北高速鉄道株式会社に確認したところ、『今回の改定は、新型コロナウイルス感染症を契機とした働き方の多様化や沿線人口の減少に伴う収入減が続く中で、車両・設備の更新、全駅へのホームドア設置等の安全に関する投資財源を確保し安全・安心な輸送サービスを提供すること、一方、「小児IC運賃の一律50円」を設定し、また通学定期はご負担が増えないよう運賃を据え置き、子育てのしやすい環境を提供することなどを目的としています。何卒、ご理解を賜わりますようお願い申し上げます。』との回答がありました。
　本市としましても、これまで、可動式ホーム柵をはじめ駅舎バリアフリー設備設置に対するご要望があることから、鉄道事業者が実施する可動式ホーム柵や内方線付き点状ブロック等の整備について、補助制度を制定し、駅舎の利便性及び安全性向上の推進に取り組んできました。引き続き、駅利用者の利便性及び安全性向上が図られるよう、鉄道事業者に働きかけます。