このページの先頭です

本文ここから

堺市長記者会見 令和3年4月28日

更新日:2021年5月11日

モニター掲示資料

市長

新型コロナウイルス感染症

 大阪府に緊急事態宣言が出されました。緊急事態宣言の期間は、4月25日から5月11日と設定をされています。感染拡大、高止まりの状況が続いていますが、これ以上の感染拡大が進むと、既に長期にわたって事業者の皆さん、そして市民の皆さんに大きな負担をかけていますが、さらに甚大な被害につながりかねないということで、何としてもこの期間に抑えるという覚悟を持って、私たちも今取り組んでいます。
 この4月25日からは、防災無線で11時と4時に流している放送を私自身が録音して、市民の皆様にお伝えをさせていただいていますし、市の広報車でも私の声を吹き込んだものを流しています。
 一人でも多く市民の方に伝わって、今の不要不急の外出自粛、そして、感染防止の行動の徹底をお願いしたいと考えています。
 今日は新型コロナウイルス感染症一本に絞ってお伝えいたします。今の堺市内の感染状況、そして、緊急事態宣言中の本市の取組と対応、そして、ワクチン接種の予約、今後の取組についてのご案内です。
 まず、新型コロナウイルス感染症。現在の状況です。
 この青い棒グラフが新規の日々の陽性者数、そして、オレンジの折れ線グラフが感染経路不明者数。この高いところが2つ、これは市内でも1日あたり120人以上の新規の陽性者が確認された日になります。そこから高止まりをしている状況です。ご案内のとおり、比較的、日・月・火と集計のタイミングの関係で少なくなる傾向にありますが、依然としてこの高い状況は続いています。そして、感染経路不明者数につきましては、7日間の累計ですので、このあたりに高かったものが今も続いている状況です。
 この感染経路不明者というのが、濃厚接触者であったり、陽性者の近くにいらっしゃった方々、濃厚接触者でなくても幅広に検査を行っていますが、そこでもしその方たちも陽性が確認されたら、濃厚接触者として感染経路が把握できているということになるんですが、今ここで感染経路不明者数がどんどん伸びてきているという状況は、新規の陽性者の中で感染経路がつかめていないと、濃厚接触者やこの方は念のために検査をしておこうとしている方以外で陽性者が出ているということですので、感染経路不明者数が下がらない限りは、大幅な新規の陽性者減少にはつながらないのではないのかというふうに考えています。
 そして、こちらは大阪府、大阪市、そして本市の人口10万人あたりの感染者数、新規の陽性者数のグラフです。おおむね同じ角度で急上昇しているという状況です。今大阪府全体と堺市はほぼ同じ、10万人あたりの新規の陽性者数となっています。大阪市がこの数日間、堺市よりも少し高い伸びを示しているかなというところが見て取れるかと思います。
 陽性率と検査数です。こちらは陽性率10%というのがこの4月の上旬から続いている状況です。陽性率に関しては10%で推移と、基本的には今行っている検査全て行政検査プラス高齢者施設の入所者、従業員に向けての検査です。ですので、必要と判断された方、もしくは、高齢者施設に務めていらっしゃる方の検査の中で、陽性率は10%ということになります。
 そして、堺シグナルとして公開しているモニタリング指標がこちらです。
 注目していただきたいのは、この年代別の表なんですね。4月に入ってからぐぐっと伸びたタイミングでは30代以下の方、特に20代の方の新規陽性者が多く見られていました。そこから今はほぼ3等分、30代以下の方、そして、40代・50代の方、60代の方と、それぞれ30%台となっておりまして、直近1週間のそれぞれの年代を見ましても、30代以下が半分を占めていた1週間前と比べて、現在は37%ということで、10ポイントぐらい減っています。
 一方で60代以上の方、20%前半だったものが直近では、昨日の夜時点ですが、30%ということでぐぐっと伸びているという状況です。これをグラフに置き換えたものがこちらです。黒の実線が30代以下の方、60%を超えていた状況から今は30%ぐらいまで。そして、一方で40代・50代の方、60代以上の方が伸びてきている。以前にもこういう流れというのは繰り返されておりまして、例えば、11月のときには若い方が伸びてきた後に収束する。このあたりで、また全世代に広がる。そして、若い方が増えて、中年の方、40代・50代の方が下がっていくという状況がありました。この後高齢者の方、特に重症化したときに亡くなられる可能性、確率がほかの年代よりも高いということがありますので、この高齢者の方が感染に十分に気をつけていただいていますが、感染を防ぎながら今後のワクチン接種、高齢者から順次進めていますので、円滑な接種に務めていきたいと考えています。
 こちらが先ほどは100%の中でそれぞれ何%になっているかの割合を示したものです。
 そして、こちらが同じく年代別ですが、これは新規陽性者の実数ですね。それぞれの人数です。こちらは直近1週間の累計ということになりますが、30代以下と、40代から50代の方、ほぼ同じところまで実数としても表れてきています。今は若い方だけ注意してください、若い方が特に注意してくださいというよりも、40代・50代の方、そして60代以上の方、もう全ての市民の皆さんへの感染拡大が続いています。特に変異型ウイルスはこれまでよりも感染力が強いという傾向が見られていますので、全ての市民の皆さんに、徹底的に注意をしていただきたいということをお伝えいたします。
 そして、こちらが重症者数を示すグラフです。新規陽性者、そして、感染経路不明者、これは今までお伝えしました。そして、この赤いところが重症者数、こちらも伸びてきておりまして、今新規陽性者は高止まりをしている状況ですが、例えば軽症で入院されたとしても、そこから重症化に至るケースもあります。ですから、この高止まりが続いているということは、これからも重症者はおそらく増えていく傾向にあると懸念されますし、減少傾向に至ったとしても、しばらく重症者は増えるというふうに危機感を持って私たちも対応しています。
 そして、重症事例の年代について、ここはもう毎週お伝えしていますが、何度でも繰り返してお伝えをしたいと思います。
 特にこの本市における第4波、3月11日以降と考えていますが、先週は50代以下が少し下がってきたというお話をしました。先週の時点は、また高齢者の方が多くなっているというふうにお伝えをしたんですが、今週、また再び50代の重症者が増えています。これまでは60代以上の方、高齢者の方に多かった重症者が、今この第4波、変異型ウイルスの流行、特にN501Yと言われる今のこの変異型のウイルスでは、50代の方、働き盛りの方が多く重症者になられているということで十分に注意をしていただきたいと思っています。
 そして、この4月25日から5月11日までの緊急事態宣言中の本市の取組についてお伝えをいたします。
 先日の堺市の新型コロナウイルス対策本部会議で決定した内容です。まず、市主催のイベントについては、原則として中止・延期・無観客でのウェブ開催ということを行っています。また、市主催でなくても市内で行われる、例えば自治会の皆様の行事であったり、他の様々なイベントについても市から強制はできませんが、自粛のお願いをしています。多くの団体で協力をいただきながらウェブ開催、もしくは延期を行っていただいています。そして、市有施設につきましては、集客施設、多くの体育館、図書館をはじめ多くの施設で休館をしています。
 市職員の勤務につきましては、緊急事態宣言中は目標数値を定めながら、解けた後は目標数値を定めないまでも、市としても推奨してまいりました。そして、この緊急事態宣言中、さらに今までの対象となる職員を精査いたしまして、この中には例えば消防隊の救急隊員であったり、健康福祉に関する部門の方、そして、市立のこども園の職員、市立のこども園は原則開設していますので、それを除いて対象となる職員の3割以上、テレワーク等による出勤削減を行います。
 そして時差出勤。こちらもどうしてもこの堺東であったり、各区役所がある場所は多くの民間の方も集まりやすい場所にありますので、接触低減、人流を抑えるということも考えまして、対象職員の2割以上、今6段階の時差出勤の枠を設けていますが、この出勤削減をした中、対象の3割以上の方は登庁もしないという状況をつくりながら、この役所であったり区役所に登庁される職員であっても2割以上、最低2割は時差出勤を行うことで、朝夕のラッシュ、通勤の時間に市の職員が合わさって混み合う状況を極力避けるということを行ってまいります。
 学校園の取組について、先週もご質問いただきましたが、堺市としては原則通常授業を行っています。感染不安で欠席をされる、登校されない児童生徒の皆さんに対しては、ICT・オンラインも活用しながらサポートをしてまいります。部活動はこの期間はもう休止する、そして、感染リスクが高いと思われる学校の活動も行わないという状況にしています。
 そして、こども園につきましては、こちらも多くの子どもたちが通うと密になる。そして、この変異型ウイルスというのは、今までよりも子どもたちに感染する可能性があるという状況ですので、保護者の方には、もし可能でありましたら家庭保育の協力をお願いしています。そして、協力していただいた場合、日数に応じて0歳児から2歳児の方というのは、今保育料を払っていらっしゃいまして、保育料を払っている対象の方にはその分も減額をさせていただくという措置をしています。
 この緊急事態宣言の期間中は、本市独自にコールセンターを設けています。大阪府でもコールセンターを設けていますが、堺市82万4,000人の人口がいますので、堺市民の方に利用していただけるように、緊急事態措置のコールセンターを設けています。こちらの番号です。
 さらに大阪府と連携した飲食店の見回りについてです。これまでも蔓延防止措置期間、対象となっていた大阪市エリアでは、大阪府と大阪市の職員が飲食店等の見回りを行っていました。そして、この緊急事態宣言の期間には、大阪府全域で飲食店の見回り調査を行います。ですので、この堺市においても行っていきます。府の職員にも協力をいただきながら1日60班体制、これは堺市内ですね。府の職員30人、堺市の職員が30人。そして、委託事業者の皆さんにもご協力をいただきながら、対象となる市内の飲食店約6,300店舗に訪問させていただいて、感染対策の呼びかけと、そして、この期間中、お酒は出さないようにということになっていますが、日中営業されている皆様にも安心してご利用いただけるように、こちらは、感染対策の徹底を呼びかけたいと思っています。併せて堺市独自の支援制度といたしまして、感染対策を行う――例えば空気清浄機であったり、換気であったり、大阪府で行っているCO2メーターやアクリルパネル以外の物につきまして補助金1店舗あたり5万円を、今制度をつくっていますので、その案内チラシもお配りさせていただきながら、見回りをしながらより感染対策が進むように、この緊急事態宣言が終わった後でも、やはり感染対策は続けていただかなくてはいけませんので、市内の皆様の支援をしながら進めていきたいと考えています。

 そして、もう3週目になりますが、ゴールデンウィーク中の市民の皆様へのお願い。いよいよゴールデンウィーク、明日29日から5月5日まで、この期間というのは、ふだんでしたら人の流れが大変多くなり、旅行や外出をされている方も多いと思いますが、この機会はぜひ皆さんご自宅で過ごしていただきたい。旅行やお出かけは控えていただきたいというのが1つめの私たちからの強いお願い。そして、もう一つは、ご自宅で過ごされる場合も、もちろん独り暮らしの方はお一人だと思うんですが、ご家族などふだん一緒にいる人と過ごしてくださいということです。飲食店であったり、外出をしなくても、例えばご友人であったり、親戚の方がご自宅に来られて、そこで飲食をすると、そこも今同居家族内の感染が非常に多くなっていますので、ふだん一緒にいる方は感染対策であったり、徹底しながら家で暮らしてらっしゃると思うんですけど、いつもと違う生活圏の方が共に過ごすとなると、一気に感染の確率が高くなってまいります。特に変異型は感染がこれまでよりも広がりやすくなっていますので、ふだん過ごしている方以外とはゴールデンウィーク中は過ごさないでいただきたいということ。ぜひこの2点、市民の皆様に強くお願いをしたいと思います。
 そして、ワクチン接種についてのお知らせです。一昨日、月曜日から市内の集団接種会場の予約が始まりました。一部、報道で大変混雑している様子というのが出ていました。今回この4月26日からの予約というのは、75歳以上の方を優先でお願いしていました。本当に多くの皆様にご協力いただいて、75歳以上の方が9割以上、予約をいただいた方でほとんど75歳以上の方に予約をしていただいています。この約9,000件の予約枠があったんですが、そちらの75歳以上の対象となる方は12万人の方が堺市でいらっしゃるんですが、そのうちの6.5%が予約をしていただいたという状況です。そして、インターネットの予約分と電話予約分を分けて今回は設定しました。
 他市の事例も見たときに、例えばインターネットが1時間で埋まってしまって、電話が全く受け付けられないという自治体もありました。ですので、私たちは今回受け付けるときに、インターネットを半分、電話を半分という状況に設定させていただきまして、インターネットは当日の午前中に受付が終了されるという状況でした。そして、電話予約分につきましては、27日、昨日の夕方受付終了のときで埋まったという状況です。電話が2日間にわたった理由というのは、多くお問合せをいただいて、そして、なかなかつながらないというお声もありました。どうしても、この予約枠の中で対象となる75歳以上の方が12万人いらっしゃいます。回線数はもともと12月・1月に発表させていただいたときは50人体制でやりますというお話をしていたのですが、様々な状況を考えて90人と、ほぼ倍増しながらスタートしました。しかし、電話が何時間もつながらないという状況を私も聞いていますので、さらに回線数を増やすことを予定しています。ただ、例えば90回線を1.5倍にしたとしても、やはり対象となる方が非常に多い、10万人の方がかけてこられたら90回線でも、例えば150回線でも、そこはやはりつながりにくいということは、ここはやむを得ないのかなと思っています。
 また、後ほど今後の予定も紹介させていただきますが、この後個別接種をお待ちいただきながら、潤沢にワクチンもこれから国から供給されるということですので、地域の身近な診療所で接種を受けていただきたいと考えています。
 今回堺市としましては、4月13日からまずは第一弾として高齢者施設に入居されている皆さんに順次接種を行っておりまして、今も進めています。そして、5月1日から市内7か所の集団接種会場と、ゴールデンウィークの5月1日から5日に関しては、臨時会場を設けながら行ってまいります。12万人の対象に対して9,000件ということで、もうそもそも枠が少ないじゃないかと、もう少し待ってから予約したらよかったのではないかというお話もありますが、ただ、やはりこの75歳以上の方は重症化したときに亡くなられる可能性が他の年代より高い。1人でも多く早くワクチン接種をしていただくことで重症を抑えたいという思いで、完全に揃うのを待つのではなくて、可能なところから、これから5月に向けて供給が進んできますので、この9,000人の方、今回6.5%の方というのは、1回目の接種を早期に5月中には受けていただけるという状況ですので、市としては1人でも多くの命を救いたいという思いで今回予約を受け付けました。なお、5月1日から集団接種を行います。規模の小さな自治体では既に接種を進めているところもありますが、全国の政令市、規模の大きな自治体を確認したところ、今私たちが確認できているところでは、5月1日の集団接種開始というのは、堺市が一番早い。ほかの政令市ではまだ集団接種を行えていませんので、堺市がトップを切って集団接種を5月1日から開始をするということになります。
 そして、今後の予定についてです。
 集団接種会場の受付、昨日で一旦第一弾の予約枠というのは埋まったのですが、次は5月1日から、65歳以上74歳以下の方、もうお待ちいただいていました。接種券は皆さんにお配りしたのですが、そこに75歳以上の方優先でお願いしますというお願いをさせていただいて、本当に多くの方にご協力をいただきました。今回75歳以上の方の枠と、そして、65歳から74歳以下の方の枠はまた別に設けて用意をしていますので、65歳以上の方も、まだ予約枠は限られていますが、予約をしていただくことができます。
 そして、特に皆さんに受けていただきたいのがこちらですね。私たちが当初からメインとしている個別接種。地域の各医療機関、診療所でのワクチン接種を中心に体制を組み立てています。予約受付が5月10日から75歳以上の方、そして、5月17日からは65歳以上から74歳以下の方、こちらもお願いになりますが、予約をしていただきたい。そして、その会場は市内300か所以上の医療機関、これも今随時増えておりまして、医療機関の皆さんから自分のところも手伝うよと、協力するよというありがたいお声をいただいていますので、今320強と確認をしていますが、これから順次増えるように進めていきたいと考えています。実際の各診療所・医療機関での接種開始は5月19日からということになります。
 そして、どうしても今新聞紙面、そしてテレビでも各地域の情報が出て、ワクチン接種の予約が取りにくい、混乱しているという状況がありますので、市民の皆様でもそれを見ると、一刻も早く連絡をしなきゃ、取らなきゃというところで不安な思いもおありかと思います。しかし、私たちはこの5月19日の個別接種会場、多くの医師会の皆さん、医療機関の皆さんにご協力をいただきながら体制を整えています。そして、5月10日の週からは国からのワクチンの供給量も多く入ってまいります。堺市内にも通知が来ていますが、これよりも圧倒的に多い、桁が一つ、二つ違うぐらいの供給量があります。ですので、ここで5月1日の予約が取れなかった方、もしくは、昨日、一昨日からの予約の電話がつながらなかったという方もご安心していただいて、5月19日からの個別接種、ぜひ皆さんの身近な診療所で受けていただきたいというふうに考えています。
 そして、最後ですね。ワクチンロス対策、先週のこの会見でも会場でワクチンが余った場合に各自治体で今廃棄になっているという例があったと、堺市はどうするのかというお話がありました。
 先日は優先順位をつけながら決定するということをお伝えさせていただきましたが、今般、明確にその順位をお示しさせていただきます。
 まず、特に19日から始まる個別接種の会場では、地域のかかりつけ医の皆さんが中心ですので、予約を受けていらっしゃる中で、例えば身近な方がいらっしゃったら次の日予定の方に、何々さん明日空いているけどどうしますかという話を、それぞれの診療所でしていただくことが可能だと思います。ですので、個別接種に関しては、おそらく廃棄というのは出ないのではないかということを医師会の皆様からお聞きをしています。そして、集団接種会場につきましても、この優先順位、まずは他の日程で予約をしている方、翌日予約をされている方、1会場1日に200回接種ができるという体制になりますが、翌日の方で早い方から、連絡先もお聞きしていますので、電話をかけさせていただきまして、そして、どうですかというご案内をさせていただきます。そこでもし埋まらなければ、次に医療従事者の方、医師の方はワクチン接種開始までに受けていただきます。こちらも堺市は報道もしていただいていますが、大阪府で今まだ間に合っていない分を堺が引き受けまして、市が協力しながら接種を進めています。昨日・今日と、そして、この月末にかけても既にこのお医者さんの皆さんは1回目の接種を順次受けていらっしゃいますので、この集団接種の開始までに皆さん、従事していただく方には1回目を接種していただきながら、ただ、看護師さんであったり他の従事者の皆さんはこの対象には今回入っておりませんので、まだ受けていらっしゃらない方がいらっしゃったら、このワクチンロスとキャンセルが発生した物を使っていただきたい。そして、会場のスタッフの皆さん、従事者の皆さんです。ワクチンロスが出るとして、1会場、例えば200回の枠があって、そして、1バイアルあたり5回分ですので、例えば出るとしても1会場1日に5以内だと思うんですね。ですので、その場合おそらくこれらの方々で、日々順番待ちをしながら接種していただけると思うんですが、それでも余りが出た場合というのは、市の職員の堺市内在住者に接種をさせていただきたいと思います。先週、消防士というお話もさせていただきました。もちろん対象ではあるのですが、大阪府と名簿のすり合わせもさせていただきまして、救急隊員であったり多くの消防士、7割ぐらいの消防士は大阪府の医療従事者の枠組みの中で優先接種の対象になっています。ですから、その中でも受けていない消防職員がいたら優先ということは考えられますし、そこの対象になっていない、例えば通信指令であったり、様々な、現場には行かなくても消防を維持させるために、機能させるために必要な職員というのもいますので、そこも今リストアップをしています。
 区役所の窓口職員であったり、ケースワーカーの皆さん、児童相談員の皆さん、市民の安心、安全にかかわる業務をしている皆さんに優先順位4番として、ワクチンロスを防ぐための対応をさせていただきたいと考えています。
 私からは以上です。

質疑応答

(日本経済新聞)

 何点かありまして、1点は先ほど集団接種が始まるのが政令市で一番早いというお話でしたが、もし把握していらっしゃれば、他市がいつ頃から始まる予定なのかというのを、もし今お手元におありであれば教えていただけないかなというのと、あと1日200回というのは集団接種会場7か所、あとは特別に開催される場所もありますけども、全て1日200回対応ができるような体制にしているということでしょうか。

(市長)

 まず政令市の状況です。あくまでも本市で確認ができているものですが、堺市が5月1日から始まります。2番目が北九州市で5月6日。3番目が5月10日、これは3市あります。さいたま市、川崎市、神戸市という状況です。
 そして、1日200回ということですが、今回のワクチンは1人につき2回接種をしなくてはいけません。そして、その2回目は18日を空けるということが国から示されておりまして、約3週間後にもう一度予約をしていただくことになります。ですから、最初200と予約を取ってしまうと、その3週間後が400になりますので、最初の予約枠としては1会場あたり100回。それで、3週間後にその1回目の方と2回目の方で200回という形になりますので、5月1日からは1会場あたり100回。そして、3週間たった後、5月20日あたりから1回目の方と、新しく受けられる方と2回目の方を合わせて200回ということを想定しています。集団接種会場は固定しているもので7会場ありますので、1日につき100回掛ける7か所で700回、それで1週間で土・日・祝を休まず行いますので4,900回ということになります。
 ただ、私からも、職員も今一生懸命準備してもらっているんですが、さらに増やせないかということを伝えています。5月1日から順次始まってまいりまして、200回はお医者さんとも確認しながらこなせるのではないかということでお話をしていますが、例えばそこで200回も、最初はやはりいろいろとオペレーションの課題であるとか、少し手間取ることもあるかもしれませんが、それが円滑に回り始めると、例えば300回接種できそうだということであれば増やしながら、個別接種会場を中心にしますが、集団接種会場も多くの方が受けていただけるように市としても努めていきたいと考えています。

(NHK)

 ワクチンの供給量なんですけれども、5月になると数字として今分かる範囲で、1週間ごとですかね、どれぐらい来るんですかね。

(市長)

 4月中は、数千回という全高齢者人口に対すると全然回っていなかったんですが、今私たちが入手している情報では、5月10日と5月17日の週、合わせて107箱です。1箱195瓶で12万回分ぐらいの供給量があると考えています。今示されているのは、あくまでも5月10日と17日の週だけですが、おそらくそこでもう入って来るということは、河野大臣の発信を見ていても、おそらくそこから毎週同じ分だけ入って来るというふうに見込んでいますので、まだ本市への供給量は確定していませんが、それを見込んで今後の接種日程も立てています。

(NHK)

 配送の流れとしたら堺の場合だと、市内に何か倉庫、配送センターを設けて、そこに一括してディープフリーザーなどを集めて保管をしてから会場に供給していくということですかね。

(市長)

 はい。各区にディープフリーザーを置いた施設を設けておりまして、それが区役所だったり別会場だったりするのですが、そこからそれぞれの個別接種する医療機関の皆さんに、「Sakai-BOX」を通じて配送するという形になります。

(NHK)

 すみません、あと1点なんですけれども、見回りの話がありましたが、例えばこれはお店に行って、消毒液が置いていないとか何か不備が見つかった場合に、もう一度そこを訪問したりという、要はちゃんとできているかどうかということで訪問したりするんですか。

(市長)

 大阪府とのオペレーションになるかと思いますが、ここはやはりもし不備が見つかってそれが軽易なところで、例えばアクリルパネルの角度がちょっと悪いよとかだったら直しといてくださいだと思うんですけど、例えば全くできていないと、感染対策が不十分だということであれば、やはりもう一度訪問するようなことは必要じゃないかなと考えています。今の流れで詳しく分かったら担当者、説明をお願いできますか。

(担当)

 今、府のほうから詳しい調査のアフターについては知らされてはないですけども、府の委託調査員がそのようなチェックリストを作って報告を挙げますので、市長が申しましたように、その状況に応じて府のほうでまた対応を考えるものと思われます。

(市長)

 私たちとしましても、そのできていないところを取り締まるというよりも、安心して利用者の方に利用していただきたいと思うんですね。もちろん、この緊急事態宣言中は不要不急の外出を控えていただきたいので、積極的なご利用というのは難しいかもしれないですが、これからもワクチンが接種されても飲食店で感染対策をしていただく場面というのは多いと思うんですね。もしこの機会に約6,300店舗、全ての飲食店が感染対策を徹底できているということであれば、堺市としてももう飲食店に行って食事していただいてもいいですよということをお伝えできますので、ぜひ多くの飲食店に協力をしていただきながら、コロナの抑え込みと同時に、可能な範囲できちんと感染対策をした上でですけど、飲食店を利用していただきたいと伝えていきたいと思っています。

(担当)

 すみません、先ほどワクチンの配送のセンターのお話がありました。堺市に1か所設けて、そちらから配送させていただくという形になります。

(毎日新聞)

 高齢者ワクチンの予約受付状況の件なんですけども、市民の中では75歳以上の高齢の方で、基礎疾患があって一刻も早くワクチンを打ちたいという方が、100回以上かけても丸一日つながらなかったという声があるんですけども、5月1日以降65歳以上が増えていくことで、あってほしくないんですけど、非常に、回線がかなり増えてるというような可能性もあるんですけども、今のところ市長が考えていらっしゃるのは、回線数を増やしてパンクを防ぐというような形なんでしょうか。

(市長)

 回線数を増やすことは予定していますが、ただ回線数を増やしてもやはりつながりにくい状態というのはなかなか解消されないだろうなと思っています。その理由としましては、やはり電話での予約というのはお一人につき数十分、予約問合せにかかる。そうするとなかなか電話中が多くてつながらないということもあります。一気に電話がかかってきたというよりも、1件あたり丁寧に対応しながら進めていますので、その分2日目にわたったりということも1日では予約枠が埋まらなかったということもあります。
 ですから、この電話予約に関しましては、やはり集団接種についてはつながりにくい状況が続くことは私たちも回線を増やしたとしても懸念をしていますし、できれば5月10日以降で、個別接種、こちらはコールセンターではなくて、各診療所に直接電話をしていただく形になりますので、そうすると市内300か所、お近くで接種していただけますので、並行することで皆さんのつながらない、予約が取れないという不安を解消したいと考えています。

(毎日新聞)

 現段階では、今何回線あって、何回線ぐらいに増やしたいという考えがありますかね、増やせるかという。

(市長)

 今90回線あります。これ今の回線増強の見込みというのも協議中ですかね。どうでしょうか。

(担当)

 今現在90回線ですが、今プラス30回線増ということで、業者に依頼をさせていただいています。

(毎日新聞)

 たとえ120回線になっても、大してとは言わないですけども、そこまで大きな影響はないかなと思うんですけども、市長の考えとしては、集団接種でも予約がつながらなくても慌てずに個別接種に切り替えてというか、そちらになってほしいというようなお考えが高いということでしょうか。

(市長)

 はい。この電話回線というのは、おそらく10倍にしたとしても解消というのは難しいと考えています。近くの政令市で神戸市さんの例がありますが、当初120回線でスタートされたと記憶しています。神戸市さんの人口が150万人超でして、堺市の2倍弱ということになりますが、堺市はその割合にすると90回線ということで多くスタートしていますが、対象となる方がやはり11万人いらっしゃる、これは75歳以上の方というふうに、高齢者の中でも年代を分けて、そうなんですね。これを例えば80歳にしても85歳にしても、堺市の規模だとやはり数万人にはなりますので、例えば何百回線というのを敷いたところで、やはりつながりにくい状況というのは発生し得るのかなと。ですから、まずは1人でも多くそのワクチンを受けていただきたいという思いで、この集団接種会場の予約を行っていますが、私たちの中心としては5月19日以降の個別接種会場ですので、ご理解いただきながら進めていきたいと思います。

(毎日新聞)

 すみません、もう一つ違う関係で、市立学校園の緊急事態宣言に伴う運営に関してなんですけども、これは決定したのが会議が土曜日だったということで、一部の保護者の中には、やっぱり土日だったので学校にもつながらないし、ちょっと把握がしづらかったという話があるんですけども、緊急事態宣言が発令されるのがまあまあほぼ決定していたと思うので、例えば金曜日とかそういった前倒しである程度枠組みを決めて、それを周知させるということは難しかったのでしょうかということをお聞かせください。

(市長)

 まず、例えば他市のように大幅な方針の変更というのがあればもちろん早期に発表ということが必要であったと思うんですが、堺市の場合は通常の授業を行うという方向でした。ですので、もし何か違うことがあればもちろん、発表を迅速にということはあり得るんですけど、今までの流れをベースとしながらさらに必要なことは何かということを協議していましたので、基本的な方針が変わらない以上は、そこでもう大きな方向転換がないというところで認識していただければよかったのかなと思っています。
 最終的には通常授業と、そして、感染不安で登校しにくいというお子さんに関してはオンライン・ICT等でサポートするという方向性でしたので、見込みと今行っている状況とは大きく変わらないと考えています。
 どうしても、他市の状況が先に出ましたのでね。他市さんがこういうことやりますとなったので、堺市もそうするのかという不安を感じた方もいらっしゃると思うのですが、多くの市でもそうだと思うんですけど、今同じ流れで進めているところに、あえて記者会見を開いて「こうします」という発表はおそらくしないと思うんですよね。ですから、ここに関しては、今までどおりで特に大きな混乱もないと考えておりましたので、あえてその緊急の発表というのはしなかったということです。

(日本経済新聞)

 追加の確認で、ワクチンの予約と接種の状況なんですけども、7か所で1日100ということは、1日700回分できると、それで既に9,000人分はもう予約が終わっているということは、最初の1週間10日は予約した方がいらっしゃる状況になるという理解でよろしいでしょうか。

(市長)

 はい。そうです。最初の週、5月1日の週、次の週ぐらいまでは、多くが75歳以上の方が受けていらっしゃいますので、実際に5月1日から65歳以上の方に接種をしていただきますが、その受けていただく日にちというのは、今5月10日以降を予定しています。

(日本経済新聞)

 5月1日から65歳の方も接種は対象になるけれども、実際に予約をしていらっしゃるのはもう75歳以上の9,000件分だということですよね。スタートする時点では。

(市長)

 5月1日の時点ではそうです。ただ、今日予約して今日受けるという方は多分少ないと思っていましてね、今回でも75歳以上の方は4月26日に予約をして5月1日以降3週間分取っていただいたと、65歳以上の方は少し待っていただきましたが、5月1日に予約をしていただいた方は5月10日以降の接種を受けていただけるということです。

(日本経済新聞)

 分かりました。
 あと、ちょっとテーマは変わりますが、職員の方たちの時差出勤・テレワークということですけれども、これはもうこの数値は既に達成されているのか、これからいつ頃までに達成しようという目標なのか。

(市長)

 まず、この時差出勤の2割ということについてはもう達成をしています。私から伝えているのは、もう2割というのはこれは最低、達成してほしいと。ただ、この人流の抑制という点では、やはり可能であれば、もちろん9時から5時半までの間で、そこでしかできない業務というのはありますので完全にずらせるわけではないんですが、もし庁内の執務であったり、ずらせるのであれば2割と言わず可能な限りこの数字を高くしてほしいというのは伝えています。
 出勤削減については、月曜日の時点で24%ほどでしたでしょうか。まだ、達成しておりません。ただ、25日から決定をして、緊急事態宣言が始まりましたので早期にもう3割以上の出勤削減ができるように、私としても管理していきたいと考えています。

(日本経済新聞)

 あと緊急事態宣言が始まって、今週が最初の月曜日だったんですけども、人流のその減り具合というか、これはもう市長の肌感覚というか数字で出るものではないですので、ちょっと感覚として、もう少し抑えてほしいというのか、これでいってほしいというのか、思った以上に減ったというような、何かそこら辺の市長のイメージ・印象をお伺いできますか。

(市長)

 堺東であったり、堺市内の特性というのがなかなか難しくて、よく関西の報道でしたら、例えば梅田のJRと阪急の前の道路がよく映っていたり、なんばの高島屋前が映っていたりするのですが、堺市の場合はかなりばらけている状況があると思うんですね。去年の緊急事態宣言の期間でも、例えば梅田の駅前はもう7割減ったとありましたが、堺東だけ数%しか減らなかったという状況があったのですが、私実際見に行ったんですね。そうしたらもう全然人が歩いていなかったんです。ですので、やはり多くの堺市民の方は、堺市内で働いている方ももちろんいらっしゃいますが、大阪市内に通勤されたり、様々なところで多分ばらけているのかなと思っています。ただ、やはり私も通勤、退庁するときに見ますと、まだ多くの方がいらっしゃいますので、勤めていらっしゃる方でしたら業務にもよりますが、可能であればテレワークをしていただきたいと思いますし、買い物等も必需品に限っていただいて、極力、外出を避けてほしいというのが私の思いです。

(日本経済新聞)

 やはりもう一段踏み込んで、一人一人が人流を減らす努力をしてほしいというのが今のところと。

(市長)

 そうです。ぜひ、特にこの緊急事態宣言の期間で抑え込めなければ、また延長ということにもなりかねませんし、ここで皆さん協力をしていただいて抑えて、そして、外出も抑えながら感染対策をしていただいて、減少傾向が見られれば、これからワクチンの接種も進んでいきますし、社会生活、社会・経済をより復活させることにもつながりますので、ぜひご協力をいただきたいと思います。

(共同通信)

 4月26日からの予約受付の状況のところで、ほとんど75歳以上ということだったんですが、一部はそれよりも若い方も予約をされたということになるんでしょうか。

(市長)

 こちらですね。まず接種券自体は65歳以上の方にお届けをしています。そして、様々なところで75歳以上の方優先のご協力をお願いしますという呼びかけをしましたが、なぜその接種券を65歳以上の方にお送りしたかというと、基礎疾患を持っていらっしゃる方であったり、65歳であっても、やはりご高齢の方というのは一定重症者が多くなる傾向にありました。ですから、お願いはしますが、どうしても自分のこの体調からしたら受けたいんだという方については、受付をさせていただきました。
 コールセンターでも、案内も75歳以上の方優先でお願いしますという断りはお伝えさせていただきますが、それでもどうしてもとご事情がありますかということもお聞かせをいただいて、ご事情があれば予約もさせていただいています。実際にこの9,000件の予約の中で9割は75歳以上の方です。ですので、本当に多くの皆様、お願いベースではあったのですが、ご協力をいただいて感謝をしています。

(共同通信)

 この年齢を分けたことによる混乱というのは特段、生じなかったんでしょうか。

(市長)

 そうですね、やはり当初は65歳以上の方で接種ということを、3月まではそう考えていたのですが、ただ、やはりそこからまたぐぐっと感染者が増えてまいりまして、この状況を見るとやはり重症者・死亡者を減らすために分けるべきだということで、急遽4月に決定をしました。その後、記者会見でも報道提供させていただいたり、皆さんの記事にしていただいたり報道していただいたこともありまして、多くの方に受け入れていただいたのかなと思っています。また、広報さかい等でも「75歳以上」ということを赤字で書いて提示をしていますので、ご理解いただけたかなというふうに考えています。

(共同通信)

 あと最後に、十分行き渡る量が今後供給されるかとは思うんですけれども、ご高齢の方からするとやっぱり1分1秒でも早く受けたいという、そういうお気持ちの方が多いと思うんですが、焦らず安心してお待ちくださいというふうにあるんですけれども、心のケアじゃないですけれども、何か、こうだからこう大丈夫だという、そういうアプローチみたいなのって、何かされているんですかね。

(市長)

 そうですね、もちろん今の時点でも早く受けたいという方が多くいらっしゃるというのは理解をしていますが、やはり私たちとしては、これからのワクチン供給、6月末までに国としては全ての高齢者の皆さんに供給できる分があるということをお伝えして、そこを安心していただくしかないのかなと思っています。

(朝日新聞)

 私4月に来てあまり事情がよく分からないので、今さっきネットを検索していたら2月4日の日経新聞さんの記事が出てきて、人流についてなんですけども、この記事によると去年の4月の段階で5,900人を対象に5割の削減目標というのを掲げて、これはほぼ達成していたと、これは年度替わりでアナログなテレワークというので、資料とかマニュアル類を自宅で読むということで達成したと、2月3日のコロナ対策会議で削減率が27.5%というのに市長が目を留められて、このときは対象が2,700人で、それを3割削減するという目標を掲げられたと、先ほどのお話だと月曜日の段階で24%ということで、さらに下がっている状況があって、年度替わりで3月の議会対応等があった3月等とは違って、4月になってこのまん防とか、この急に増えてきた市内の感染状況等も踏まえて、去年の今ぐらいにできていたことがちょっとまだ達成できていないというところのその難しい原因と、そもそもこの書かれている対象職員の3割以上時差出勤の対象職員についても、一体それぞれ何人が対象なのかというのも教えてください。

(市長)

 まず、先ほど24.何%とお伝えしたのは月曜日の数字です。それで、決定したのが25日土曜日の午前中に対策本部会議を開きましてそこで決定をしていますので、その周知であったり、もう月曜日であったら営業日数ありませんので、そういうこともあったのかなと思っていますが、火曜日の数字って今出ていますか、どうですか。

(担当)

 すみません、火曜日の数字のほうは、まだ今集計中でございます。

(市長)

 3割の目標を掲げた以上は必ず達成するようにしたいと考えています。そして、その対象者数ですが、一覧でまとめた表があると思いますので、こちらもどの部門でおよそ何人ということを、後ほど担当者からお示しをさせていただきたいと思います。

(朝日新聞)

 1点、去年が5割出勤削減をお願いしている。それが3割に下がってきているのは、そこら辺の事情というのは何か難しいと、もうちょっと説明していただけたら。

(市長)

 昨年の緊急事態宣言のときというのは、コロナへの対応というのが日本中でもそうですし、もちろん堺市でもどうすべきかというのがありました。ですから、学校を一斉休校したり、また、5割削減というかなり高い目標を定めて行ったんですが、その後実際に実施した職員のヒアリングも行いました。アンケートも採って、実際にその業務が回ったのかどうかということを確認しました。そうすると、先ほどおっしゃっていただいたような資料の読み込みであったり、年度替わりの作業というのもあったんですが、やはり市民生活を支え、実際に業務を円滑に回すという意味では、この基礎自治体の業務として5割削減というのはできないのではないかと。実際に今回も何割にするかというのを私も担当者と根詰めて話したんですが、そこでも精査をした中で今回3割を行おうということでした。ですので、この1年間の経験も通じて市民の皆さんの生活を守るために、支えるために必要な目標設定というのが3割だったということです。

(NHK)

 1点、予約についてなんですけれども、やはり高齢者の方を取材しているとなかなかネットというよりは電話のほうが多いのかなというのは思うんですが、電話だとつながりにくい点はもちろんありますでしょうし、1人の対応時間もご高齢の方相手というと失礼ですが、長くなるのかなと思うんですよね。今後、個別が始まるとかかりつけ医に直接予約するということで、ある程度集団の予約と個別でうまく調整はできるのかなと思うので、そのワクチンの供給量が増えるであるとか、個別がしっかり始まった段階で、例えば高齢者に限っては予約を区役所で受け付けるとか、何か考えられる対応はありますでしょうか。

(市長)

 もちろん、これからの状況によって臨機応変に対応することは可能だと思っています。
 最初、対象者が23万人いらっしゃって75歳以上だけでも12万人おられますので、そこで窓口対応すると、これはもう、とても受け付けられないなということで、今回インターネットと電話で行いました。ただ、1日目の26日だけの状況を見ますと、インターネットで予約された方も非常に多かったんですね。確か26日だけで7割ぐらいいらっしゃったなと思うのですが、ですので、これから65歳以上の方も受け付けますが、今、ご高齢の方でもスマホを扱う方はたくさんいらっしゃいますので、そこもご利用していただきながら、さらにこの後まだ接種控えしている方もいらっしゃると思うんですね。今まだワクチンが安全かどうか確信が自分に持てないので、少し皆さん打たれるまで待っておこうという方もいらっしゃるかもしれません。
 この後、5月以降ワクチンの供給量が大幅に増えてきますので、そうすると23万人のうちの大半が受けられたということになれば、まだ受けていない方に接種をしていただくことで重症化、最悪の場合亡くなるということを防ぎますので、そこについては役所として窓口の機能も含めて、どういうふうに接種していただけるかという体制は検討していきたいと思っています。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページの作成担当

市長公室 広報戦略部 広報課

電話番号:072-228-7402

ファクス:072-228-8101

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館5階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで