堺をおもえば…川淵三郎さん 思い出の場所と店
更新日:2023年8月3日
川淵三郎さんとめぐる、あの名店と名所へようこそ
三国丘高校
大阪府立三国丘高等学校は大阪府第二尋常中学校として明治28年(1895)に開校、120年の歴史を持つ大阪屈指の名門進学校だ。仏文学者の河盛好藏さん、作家の中谷彰宏さん、彫刻家の籔内佐斗司さん、脚本家の今井雅子さん、宇宙飛行士の土井隆雄さん、映画監督の阪本順治さんなど数多くの著名人を輩出している。
丸窓に三角屋根など旧校舎の特徴を取り入れた本館は平成11年(1999)に堺市景観賞を受賞している。その玄関にはスポーツ関係の表彰状やトロフィーが飾られていて、
「三国丘高校の皆さん
日本を背負って立つというほどの気概を持って
2002.10.25. 日本サッカー協会キャプテン 川淵三郎」
というサイン入りのサッカーボールとペナントも。2002年の日韓ワールドカップ開催を記念して、川淵さんが贈ったものだ。
キャプテンが練習に励んだグラウンドは意外に狭かった。
http://www.osaka-c.ed.jp/mikunigaoka/
大浜公園
広い大浜公園の中央部にある相撲場
大浜公園相撲場は、大正8年(1919)に日本で初めてアマチュア相撲の大会「第1回全国学生相撲選手権大会」が開催された。昭和61年(1986)の第64回大会からは両国国技館と隔年で開催されるようになり、学生相撲発祥の地として現在も選手たちの憧れの場となっている。
低いドーム型の建物で、中央に土俵、四方に観客席があり、約2400人を収容できる。壁は開閉式で、季節や天気がいいときはすべて開けられる。室内外の練習場、シャワー室からドーピング検査室まで完備している日本でも有数の相撲場だ。
海辺の大浜公園にこんなところがあるとは、ちょっと感激。また、5年後には体育館の建て替えにあわせて、新たに武道館も建設されることが決定している。
さまざまな相撲大会が開かれているので、それを見物がてら歴史ある相撲場を見てもらいたい。
http://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/koen/shokai/shokai/ohama/
J-GREEN堺
屋根付きのフットサルフィールド
J-GREEN堺はその名の通り見渡す限りグリーン。サッカーフィールドが広がる光景に圧倒される。広さは35.4ha(10,700坪)、東京ドーム7つ半! そこに、天然芝のサッカーフィールドが照明と観客席付きのメインを含めて5面、人工芝のサッカーフィールドが照明付きや陸上トラック付きを含め9面、人工芝のフットサルフィールドが8面ある日本最大級の施設規模だ。
日本代表は5年間で10回以上キャンプを行った。U-22など各世代の日本代表も利用、セレッソ大阪堺レディースのホームスタジアムの1つでもある。
副センター長の塩田龍彦さん
これまでにサッカーの全国大会、フライングディスクの世界大会など大規模な大会の開催や市民のスポーツ・レクリエーション活動に利用されており、土・日曜日を中心に利用率が高い。そのため人工芝フィールドを2面増設し、2016年1月から供用開始する予定だという。
真冬の平日でも学校や会社が終わる時間になると、周辺のサッカーチームが続々集まり、サッカーやフットサルが賑やかに行われている。
J-GREEN堺の副センター長で、元サッカー選手の塩田龍彦さんは「サッカー選手を辞めて、こんな恵まれた施設で働けるなんて夢のようです。もっともっと選手たちにとっていい場所にしていきたいですね」と言う。
JFAアカデミー堺
JFAアカデミー堺は公募制で女子中学生を1学年につき12人選出。月曜から金曜までJ-GREEN堺内にあるドリームキャンプで共同生活をし、近くの堺市立月州中学校に通い、週末はそれぞれの地元のチームに戻って試合に参加するシステム。現在、3期生までの35人が在籍しており、3月に初めての卒業生を送り出す。
アカデミーでコーチを務める西入俊浩さんは「10代前半の子どもたちをどう指導していくか、非常に責任を感じています。川淵さんは子どものことを一番に考えてくれるのでやりやすいですね。『まず社会的にきちんとした人間にならなければいけない』と、ここは学業優先。そして、サッカーの練習だけでなく、英会話やコミュニケーションスキルをアップするための授業も組んでいます」
中学3年でセレッソ大阪堺レディースのレギュラーになっている宝田沙織さんと、FCヴィトーリア所属の田村鈴香さん(共にU15女子日本選抜)に、川淵さんの印象を聞いてみると「優しいおじいさん(笑)」と声を揃える。「成績表はチェックされるけれど、怒られたことはない」「『ちゃんと勉強しろ、たくさん本を読め』と言われるぐらい」という。
取材に伺った日は韓国から来日した中学生チームと練習試合があった。大声を出し合って緑のピッチを駆ける彼女たちが世界で活躍する日が待ち遠しい。
https://www.jfa.jp/youth_development/jfa_academy/sakai/
ホテル・アゴーラ リージェンシー堺
元気かつ頼もしい女子中学生フットボーラー。左奥は西入俊浩コーチ
南海本線堺駅直結という便利な立地条件の堺市の高級ホテル。2年前にリーガロイヤルホテル堺からリブランドし、豪華なロビーなど施設はほとんど変わらないまま少しリーズナブルになったのが嬉しい。
http://www.agoraregency-sakai.com/
美々卯 堺店
堺で200年続いた料亭[耳卯楼]を先々代の薩摩平太郎氏が大正14年(1925)に[美々卯]と改名し、麺類専門店として再出発した老舗。
昭和3年(1928)に「うどんすき」を考案し、商標登録として認められている。
その「うどんすき」は出汁を取るメジカ(宗田節)を始め、鶏肉、ハマグリ、湯葉、野菜に至るまですべての素材を選び抜き、受け継がれてきた職人技で伝統の味を生み出している。
素材や食べ方の説明、「うどんすき」を作ったり、お茶を淹れ替えたりするタイミングなど、今どきこれほどサービスが行き届いているお店は珍しい。
うどんやお弁当などリーズナブルなメニューも豊富なので、ハレの日にも普段にも利用したいお店だ。
http://www.mimiu.co.jp/restaurantk.php?prc=detail&sid=29
絶品の出汁にこれだけの具の旨みがさらに染みこんで…
芥子餅 本家小嶋
堺名物のけし餅は、小豆のこし餡を餅で作った薄い皮で包み、けしの実をまぶした直径3センチメートルぐらいのお餅。ほんのり甘い餡に柔らかい皮、けしの実のプチプチした食感と香ばしさがたまらない一品。室町時代に創案され、千利休に好まれたことで広まったそうだ。
http://www.sakai-tcb.or.jp/souvenir/wagashi/w13.html
※記事内容は取材当時のものです。
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