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堺市職員採用Web座談会(社会福祉)

更新日:2024年4月1日

堺市職員採用Web座談会(社会福祉)

自己紹介

生活援護管理課 篠原

健康福祉局 生活福祉部 生活援護管理課の篠原と申します。私は大学を卒業後、堺市役所に入庁しました。
はじめは中区役所の生活援護課でケースワーカーとして5年働き、3年前に今の部署である生活援護管理課に異動してまいりました。よろしくお願いいたします。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

皆さん初めまして。西区役所 生活援護課に配属されております木村と申します。
私は令和4年の4月に入庁して今年で2年目の職員です。本日はよろしくお願いします。

育成相談課 高橋

こんにちは、子ども相談所 育成相談課の高橋と申します。
私も木村さんと同じ令和4年度に採用されて入庁して2年目になります。よろしくお願いいたします。

業務内容の説明

生活援護管理課 篠原

私が在籍する生活援護管理課についてご説明します。この写真は堺東にある堺市役所の本館と高層館ですが、私がいる生活援護管理課は隣の小さいほうの本館の7階にあります。

次に私の所属する健康福祉局について説明します。市役所本館の7階に健康福祉局の部署があり、その中の生活福祉部の生活援護管理課というところに所属しています。
社会福祉職として採用された際には、現場以外の本庁部署に配属されることもあり、その際は大体の方がこの健康福祉局に所属する部署になるので、ご紹介させていただきました。

私が所属する生活援護管理課についてご説明します。生活援護管理課内には係が2つあります。
保護係と管理係というものがあり、私は保護係に属しています。保護係の職員については、基本的に福祉職で構成されています。
生活援護管理課の業務について簡単にご説明します。主に4つ業務がありますが、1つ目、生活保護法施行事務監査というものを実施しています。簡単に申し上げますと、各区生活援護課において生活保護法に基づいた適正な保護の実施がされているかを確認しています。各区役所の生活援護課には、生活保護のケースワーカーの方がいますので、その職員の方に対して助言・指導などを行っているところです。2点目は、ケースワーカーの方への研修の企画立案や講師などを行っています。3点目が、生活保護受給者の方が利用する就労支援プログラム等の、事業に関する契約事務などを行っています。またその委託事業者との調整などを行っています。4点目が法律や制度が変わったときや新しくできたときに、その内容についてを取りまとめ、各区役所に周知などを行っています。

その中で私が担当する主な業務についてご説明します。私が担当する主な業務は、生活保護法施行事務監査、研修、生活保護システムに関することです。
この写真は、来年度の監査業務の手法について話し合う場の写真です。主に保護係の職員、係長含め7人で監査業務を行っております。基本的には係全員で監査を行っています。こちらの職員は7人いますが、うち6人が福祉職の採用で入った者です。また監査班全員、ケースワーカーの経験をしている者が配属されているので、ケースワーカーさんがどういうふうな仕事をしていて、実際どのような悩みを抱えているかを把握した上で監査を行っています。

この写真は研修資料を撮影したものです。例年では、1年目から3年目までのケースワーカーの研修を行っています。こちらも来年度に向けて、研修日程の見直しや、内容の充実化をめざしています。研修の業務については、当日の資料の作成や、講師、当日の司会進行の部分も主に担当しています。私もケースワーカーとして現場で働いていましたが、人の前に立って話す機会があまりなかったので、本庁に異動してから、こういったところで司会をしたり、人前で話すという貴重な経験をさせていただいています。
ケースワーカーとして配属された場合は、もちろん社会福祉職以外の一般職員の方もいらっしゃるので、ケースワーカーとして必要な一定の知識を皆さんに担保していただけるように、こういった研修の場を設けています。皆さん福祉を学んでいても、生活保護のことをあまり知らない方もいらっしゃると思うので、そういった方でも安心して働けるよう研修体系を構築しています。

こちらも研修の風景になります。写真では少し伝わりにくいですが、この部屋は元々椅子も机も全部空の状態の部屋ですが、他の職員に手伝っていただいてセッティングをしています。先ほどシステムの担当をしていると申し上げましたが、今回実施したのが、システムの操作研修というものです。各区役所のケースワーカーさんは、生活保護費の計算や、受給者の方の情報をシステムに入力しています。皆さんこのシステムを用いて保護費の計算や、病院に行く際に必要な医療券の発券などを行っており、ほぼ毎日使うような頻度の高いシステムです。私が業務の中で行っていることとしては、システム会社と委託契約をしているので、委託契約に係る事務処理全般や、業者との打ち合わせ、システムを正しく活用できるようにマニュアルなどの作成を行っています。生活保護の計算処理や、事務処理は膨大な量になります。ケースワーカーの皆さんは、対人援助や事務作業と日々忙しく業務を行われているので、私はシステムを効率よく使っていただくような形で調整することによって、ケースワーカーの皆さんがより対人支援に力を入れられるようにと日々考えながら業務を行っております。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

では私が所属している西区役所 生活援護課についてご説明します。これが西区役所で、JR鳳駅から徒歩15分程度のところにあります。ピンク色の建物で、区役所の横には西文化会館があり、ウェスティが併設されています。音楽会やイベントで使用されていて、様々な年代の市民の方々が来所されています。

区役所内には私がいる生活援護課だけでなく、住民票等の各種証明書を発行する市民課であったり、保育所の入所や児童手当の手続きをする子育て支援課など、様々な担当課が入っています。
私の所属する生活援護課は3階にあります。生活援護課は生活保護制度に基づいて、生活保護の相談や保護受給者への保護費の決定や支給などを行っています。

私の所属する生活援護課は3階にあります。生活援護課は生活保護制度に基づいて、生活保護の相談や保護受給者への保護費の決定や支給などを行っています。
生活援護課の看板の後ろに面談室が4つありまして、その面談室の様子が次の写真です。

こちらが面談室の中の様子です。相談に来られる方々はなかなか話しにくい悩みを持っておられたり、プライバシーに関わるような内容もあるため、他の人が気にならないように個室の相談室でお話ができるようになっています。

こちらが私のある日の予定です。午前中は訪問に出かけており、訪問のときには、保護受給者の方々の生活状況などの把握や、生活の中で何か悩みを持っておられないかなど、世間話も交えながらお話を聞いたりする場になっています。午後からは、午前中に出かけた訪問の記録の作成や、受給者から提出のあった申請書類を確認したりします。

また、その申請書類などが支給できる要件であるかを検討して事務処理を行います。基本的には生活保護手帳や別冊問答集という生活保護制度が表記されている、いわゆるルールブックに基づいて支給ができるものかどうかを検討しています。しかし、1人1人の生活状況が違うので、生活保護手帳などでは判断が難しいときがあります。そのようなときには、ケース診断会議といって、係長や課長補佐、課長、センター所長と協議をして、判断を仰ぐこともあります。そこでは、答えを出すことはもちろん、私自身が業務で困っていることの相談もでき、大変心強い場となっています。

育成相談課 高橋

私が所属している、子ども相談所の業務について説明します。堺市立健康福祉プラザという建物の中の3階に入っている機関です。この健康福祉プラザの中には他の相談機関や、1階には体育館、運動ができる場所、プールも入っている建物です。

その3階にある子ども相談所の入り口を入っていただくと、待ち合いがあり、ここで担当を呼んでいただき、少しお待ちいただいて、その後面接室にご案内させていただきます。

子ども相談所には、私が所属している育成相談課と、虐待対策課、家庭支援課、一時保護所があります。虐待対策課は児童虐待に関する相談に対応しています。家庭支援課は心理士さんが所属されていて、療育手帳の交付の判定や、児童の心理学的な安定、心理検査している部署です。一時保護所は一時保護でお預かりしたお子さんをみている部署です。

私が所属する育成相談課の業務について詳しくお話しします。

1日のスケジュールについて先にお伝えさせていただくと、9時に出勤し、メールのチェックや、回覧物をチェックして、10時から、入所児童について関係機関や学校とのカンファレンスを実施します。12時からお昼休憩を取って、昼1時から、施設入所中の児童の保護者を子ども相談所に呼んで面談をしたり、時には嘱託医である児童精神科の先生に来ていただいて、児童の診察をしています。お昼3時半から継続指導中の児童について、学校や関係機関とのカンファレンスの実施、夕方5時半から継続指導中の児童と保護者を子ども相談所に呼んで面談、というのが私のある日の1日のスケジュールです。

育成相談課には、育成相談課長と課長補佐、係長、それと私達 児童福祉士がいます。育成相談課への相談の種類は、大きくは障害相談、非行相談、育成相談、養護相談、その他の相談に分類されていて、児童虐待に関わる相談以外の全ての相談を育成相談課で対応しています。

障害相談については、例えば、知的障害のある子どもに関する相談や、発達障害に関する相談、学習障害や注意欠陥多動性障害等のあるお子さんに関する相談があり、どうこの子に関わったらいいのかや、大人がどんな対応をしてあげたらこの子のためなるのかなどの相談を受けることがあります。その際には、先ほどお伝えした家庭支援課の心理士さんたちと一緒に連携しながら、発達検査などをとりながら一緒に支援をしています。

非行相談については、虞犯行為等相談という家出や乱暴、性的逸脱など、法に触れる行為ではないが、そのまま放置していれば罪を犯す恐れのある子どもに関する相談や、触法行為等相談という14歳未満の子どもで窃盗傷害等法に触れる行為があり警察署から通告のあった子どもや送致にあった子どもに関する相談を受けています。大事にしてるのは同じことを二度と繰り返さないように、どういうふうに関われるか、何をしてあげたらいいかというところを一緒に相談しながら考えています。

育成相談については、性格行動相談、犯行や家庭内暴力等の問題があるお子さんに関する相談、不登校相談で学校、幼稚園、保育園に登園しない状態にあるお子さんに関する相談、育児やしつけの相談の対応をしています。

また養護相談では、保護者が不在であったり入院していてしばらくの間みる人がいない時に、どうしたらいいかという相談の対応をしています。

相談業務以外にもメンタルフレンド事業や、ボランティアの大学生さんに来ていただいて、不登校のお子さんや、周りとの関わりが少ないお子さんと関わって、いい大人のモデルとして関わってもらう機会を設けたりしています。

これが面接時の事例写真です。2人で対応したり、複数人で対応する場合もあり、面接中に記録を取ったり、どんな話をしたかをわかるように面接をしています。私達が業務の中で気を付けていることとしては、子どもと話をして非行相談などの指導することも多いですが、指導ということにとらわれないように、寄り添って一緒にどうしたらいいかを考えていく業務をしています。

テーマトーク

堺市を志望した理由

生活援護管理課 篠原

私がまず公務員をめざした理由としては、福祉の現場で働きたいと思っていましたが、高齢、障害、貧困といった分野が定まっていなくて、行政に入ればいろいろな分野の業務に携われるかなと思って行政をめざしました。堺市を志望した理由は、情報収集をする際に、堺市の福祉事務所に実習に行っていた方など、いろいろ話を聞く中で、堺市ではケースワーカーが主体となって活躍できる場があるよという話を聞き、それがすごく魅力的に感じたので堺市を志望しました。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

堺市は政令指定都市であるということで、住民のニーズに合わせた独自の政策を行うことができるというところに魅力を感じました。育児と介護が重なってしまうダブルケアという問題があるんですけれども、その問題について、堺市では2016年より相談の窓口を設置しています。このような住民のニーズに合わせた取り組みをいち早くできるというところは堺市の強みだと思い、そういったところに魅力に感じて志望しました。

育成相談課 高橋

私は大学3年生の時に、今所属している子ども相談所の育成相談課に実習に行かせていただいて、実際に働いている皆さんの様子を見て、市民に寄り添ったり、子どもたちの元に直接足を運んで話を聞いている姿を見て、憧れを抱いて志望しました。また、実習のときに職場の雰囲気がとても良かったのも私の決め手の一つです。

やりがいを感じた瞬間は?

生活援護管理課 篠原

私は昨年度、システムを入れ替えるという業務を行いました。その際に、長年使っていたシステムの操作に慣れているからか、なかなか思うように操作をすることができず、お金の計算に関わる部分なので悩んでいました。システムを入れ替える前に研修を開いたり、テストをする期間を設けて、ケースワーカーの皆さんと協力して、システムを入れ替えるまでの準備作業を行いました。いろいろと工夫を行い、ケースワーカーの皆さんに協力いただくことで、システムを入れ替えた後も適切な保護費を支給できています。ケースワーカーの皆さんと協力して一つのことを達成できたときにやりがいを感じました。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

生活保護の相談に来られる方々の相談内容はさまざまですが、保護受給後は生活援護課だけでなく、ここにおられる子ども相談所の方や、区役所の中でも、子育て支援課や地域福祉課・保健センターなどの他の機関と関わりながら、金銭面だけでなく、その方に合わせた相談内容に寄り添って自立をめざしていきます。そのような支援の中で、保護受給者の方の生活や気持ちが前向きに動き出した瞬間にこういう支援ができてよかったなとやりがいを感じます。

育成相談課 高橋

家で生活するのが難しく、一時保護や施設入所したお子さんが、私達が間に入って家族との関係や交流を得て、また家で再度生活ができるようになって、落ち着いて家で生活できていたり、やっぱり帰って来れてよかったなっていうふうに保護者や子どもたちに言っていただいたときにやりがいを感じることが多いです。また先ほど木村さんもおっしゃっていたように、子ども相談所だけで支援するのではなく、地域や他の関係機関と一緒に協力しながら、顔を合わせて連携していって、地域の中で落ち着いて生活ができているというように、みんなで協力ができていることを実感できたときにやりがいを感じることが多いです。

職場の雰囲気は?

生活援護管理課 篠原

一言で言うとすごく温かい職場と日頃感じています。誰かが困っていたり、誰かが悩んでいたりしたときに、誰かがすっと手を差し伸べてくれるような、すごく良い環境だと思っています。私も個人的にしんどかったときとか、業務で悩んでいるときに、電話が終わった後にお菓子をそっと置いていただいたりしてすごくほっとしたことがありました。そういったすごく温かい職場だと僕は思っています。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

私も入庁したときは職場の雰囲気がとても気になっていてすごくドキドキしながら配属されたのですが、私の職場もすごく明るくて、職員同士も仲良く仕事ができていると思います。生活援護課に配属されたときも生活保護という業務には全く携わったこともなかったので、全然わからない状況だったのですが、ルーキートレーナー制度っていうのがあって、そこでトレーナーの先輩職員に業務のことについて丁寧に教えていただいたり、他の職員も同じ生活保護業務に携わってるので、質問しやすい環境だなと思ってます。

育成相談課 高橋

私の職場は人数が結構多く、いろんな人とコミュニケーションを取る機会がすごく多いです。いつでも相談しやすい雰囲気の中で仕事をしていて、先ほどの1日のスケジュールの中でもあったように面接に行ったり、訪問に行ったり外に出る機会が結構多いのですが、戻ってきたときに、事務所にいらっしゃる先輩方から「おかえり」と声をかけてもらったり「大変やったねよく頑張ったね」と声をかけていただいて、事務所に帰ってくるとほっとしたり安心するということがよくあります。また、上司に進捗報告の時間をとってもらえたり、自分がケースワークをどういうふうに見立ててやっているのかを、同僚や上司から「もうちょっとこんなふうにしてみてはどうか」や、「ここがすごくよくできてるし、大事な視点を持ってるね」と客観的な意見をいただける機会っていうことに時間を設けてもらえているので、自分自身の成長もすごく感じられ、周りの人からの声がけも多い職場です。

質疑応答

社会福祉職で採用される方は大学時代、福祉を専門的に勉強していた人が多いのでしょうか?

生活援護管理課 篠原

基本的に社会福祉職の方は福祉の勉強されている方が多いかなと思っていますが、私も勉強していたものの生活保護の部署に配属されたときに、生活保護についてそこまで知っていたわけではなかったので、不安がすごく大きかったんですけども、本庁課が実施してる研修などで、知識は身に付けることができたので問題ないかなと思います。たぶん今 福祉以外のことを専門的に取り組まれている方からの質問かなと思うのですが、市民の方はいろいろな課題を抱えているので、福祉的な問題だけじゃなくて、学んでいる専門的な部分がその方の強みになって、支援に繋がることもあるかなと思います。

入庁後の勉強について、先輩のサポートなどはあるのでしょうか?

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

生活保護の業務に携わっていますが、学生時代は生活保護について専門的に学んでいたわけではなくて、実習先も別機関だったので、入庁して配属されたときは、生活保護の知識はほとんどないような状態でした。ですが、先ほど申し上げたようなルーキートレーナー制度というのがあって、先輩職員と新規採用職員でマンツーマンのような形で、職務について丁寧に教えてもらう機会もありますし、私は今年2年目になりますが、まだまだわからないこともあるので、わからないことがあれば、係長や周りの先輩職員、同僚に相談しながら日々業務に携わっているというような状況なので、生活保護の知識がないといけないわけではなくて、お仕事をしながら学んでいくような感じになっています。

相談業務にはどんな内容がありますか?

育成相談課 高橋

先ほど説明させていただいたように、相談の種類が、大きく要望相談、障害相談、非行相談、育成相談、その他の相談がありますが、非行は非行というわけではなく、非行の裏になぜそんなことをしてしまうのかということを一緒に考えていくと、虐待の要素があったり、小さい頃からの生育歴が関わっていたりもするので、単に非行というので指導をするのではなく、一緒に考えたり、他に困っていることに繋がったりすることもあるので、いろいろな背景を考えながら相談を受けたりしています。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

生活保護の窓口に来られる方々の相談は様々で、子育ての相談であったり、日常生活で例えば高齢の方だったら、掃除ができなくなってきたとか、体が動かなくなってきてサービスを使いたいというようなご相談など様々ですが、生活援護課だけでなくて、子ども相談所や地域福祉課の方々といった、社会福祉職が配属されている他の課のところに繋ぐこともありますし、他の機関、介護事業所のケアマネさんとかの専門スタッフなどみんなでチームとして協力しながら相談業務、課題解決に取り組んでいます。

市民の方と接する上で特に意識していることや気をつけていることがあれば教えてください

生活援護管理課 篠原

私も3年前までは生活保護のケースワーカーとして働いていたので市民の方と接する機会はたくさんありましたが、その際に特に気をつけていたこととしては、話を丁寧に聞くことです。業務は多忙だからといって、お話を早く切り上げてしまったりすると受給者の方が相談しづらくなってしまうかと思います。そのため可能な限り丁寧にお話をうかがう時間を作ることで、またこの人に相談したいなと思われるような職員になりたいので、そういうふうに心がけていました。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

生活保護の制度の説明をする場面が多くあるのですが、制度の説明のときに内容が難しく、うまく伝わらないことがあるんです。その時は難しい言葉は使わずに、日常生活で使うような簡単な言葉に言い換えたり、例えば高齢の方であれば、ゆっくり大きな声で伝わりやすいように心がけています。また、日常生活やそのときに出た悩みを、相談しやすいような環境にできたらなと思っているので、話や相談を聞くときは何を伝えたいのか理解できるように相槌を打ったりして、話をちゃんと聞いていることが相手にわかるようにして話を聞くように心がけています。

育成相談課 高橋

私達は基本的にお約束をして来てもらったり、会いに行ってお話することが多いので、まずは予定を調整していただいたり、足を運んでいただいたことに対しての感謝を忘れないようにしています。また先ほどもお伝えしたように、指導になりすぎないように、指導という言葉にとらわれないようにして、なぜそんな行動をしてしまったのかや、抱えているしんどさはどういうことがあるのか背景を想像しながら話をするということと、人と関わるお仕事になるので自分自身が面接や、市民の方と接するときにどういう気持ちになりやすいのか、自己分析をしっかりするように気をつけています。

採用試験対策はどのようなことをされていましたか

生活援護管理課 篠原

あくまで一例ですが、私が対策していたこととしては、まず筆記については1月ごろに社会福祉士の試験を受ける予定だったので、専門の分野については社会福祉士の勉強を行うといった形で対策を行っていました。面接については、自分がどういう人間か、自分の弱みや強みを自己分析した上で、それが社会福祉職として働く上でどう生かせるのかを時間をかけて考えた記憶があります。自治体ごとに独自の事業があったりするので、私はホームページなどで各市の事業を調べて、堺市はこういうところが魅力に感じましたというような説明の仕方をしたりして他の受験者の方と差別化できるように対策を行っていました。

西保健福祉総合センター 生活援護課 木村

私も堺市については、ホームページや、堺市の本庁に行って、パンフレットをもらってこういう取り組みをしてるんだといろいろ調べたりしていました。面接についても、自分自身はボランティア活動をしていたので、その活動内容やそのときに自分が感じたこと、この学びがあってこういう成長したなというようなことを思い出しながら書き記していって、自分の強みを言葉で伝えるように対策をしていました。

育成相談課 高橋

私は社会福祉職の専門試験がすごく不安だったので、過去に堺市で出された問題について自分で解いてみて、大学の先生やゼミの教授に添削してもらうという形で対策をしていました。面接については、練習の回数は人よりもかなり多かったかなと思います。すごく緊張してしまって上手に話せないというのが自分の課題でもあったので、何度も練習したり大学のサポート室を使うことで、自分の気持ちを伝えるように練習をしたりしました。あとは面接の中で、自分が実習で感じたことや、実際に体験したことについてどう思ったかという自分にしか話せない内容を重点的に洗い出して、面接の中でお話するように意識していました。
 

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