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第4回堺市議会議員及び市⻑の倫理に関する調査会

更新日:2024年3月6日

出席委員(12⼈)

(市⺠選出委員:五⼗⾳順)
伊藤 みどり委員、今⻄ 慕紅委員、⼤槻 信之委員、岡本 寛史委員、鎌苅 聖⼆委員、⽥邊 邦裕委員
(議会選出委員:五⼗⾳順)
伊⾖丸 精⼆委員、乾 友美委員、加藤 慎平委員、⽥代 優⼦委員、⻄川 良平委員、渕上 猛志委員

⽋席委員(1⼈)

(市⺠選出委員)
藤澤 綾⾹委員

会議の内容

午後2時開会

田邊会長

 それでは、定刻になりましたので、ただいまから令和5年度第4回倫理調査会を開催いたします。
 なお、本日、藤澤委員から欠席される旨の御連絡をいただいておりますので、御了解のほどよろしくお願いいたします。
 まず初めに、本日の予定ですが、訂正届と前回の審査の中で報告者に確認をしてもらうようお願いしていた内容について、事務局から報告をいただきます。
 その後に、前回まで後回しとしていました倫理調査会委員である議員の方の審査を行います。
 そして最後に、意見書(案)の検討を行う予定になっております。
 まず、米田敏文議員と西川良平議員から訂正届が提出されていますので、その報告について、事務局から説明をお願いいたします。

事務局

 米田敏文議員の訂正届について、「令和5年資産等報告書」の「1土地」において、記載誤りがあったため、提出されています。
 次に、西川良平議員の訂正届につきましては、「令和5年資産等報告書」の「7有価証券(4)株券別紙4」において、記載誤りがあったため、提出されています。
 訂正届については以上でございます。

田邊会長

 続いて、前回の審査の中で確認をお願いしていた内容について、事務局から報告いただきます。その後、本日の審査に入りたいと思います。
 それでは事務局、よろしくお願いいたします。

事務局

 第3回の審査における質問・確認事項について、確認結果を御報告いたします。
 お手元の資料、「第3回倫理調査会における質問・確認事項と回答」を御覧ください。資料に沿って議員ごとに確認した事項を御報告させていただきます。
 まず、三宅達也議員です。ページにつきましては、「令和5年資産等報告書等」を綴じた青色のリングファイルの分になります。
 600ページ「所得等報告書 2前年中の収入(金額が3万円未満のものを除く。)」について、関西広域連合から報酬を受け取っているが、永藤市長は無報酬となっている。報酬の有無の違いは何かとの確認事項につきまして、事務局で確認しましたところ、議員は「関西広域連合議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例」により、議員報酬の額が規定されていますが、広域連合委員会委員である永藤市長については、「関西広域連合の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例」により、報酬は支給しないと規定されていました。
 続きまして、米田敏文議員です。609ページ「資産等報告書 1土地」について、土地の所在に誤りはないかとの確認事項につきまして、先ほど御報告させていただきました訂正届に記載のとおり、「資産等報告書 1土地」に記載誤りがあったため、訂正するとのことです。
 続きまして、吉川敏文議員です。794ページ「所得等報告書 2前年中の収入(金額が3万円未満のものを除く。)」について、関西広域連合からの報酬額が三宅議員と異なっているのは何故かとの確認事項につきまして、委員会等の会議への出席回数が異なるためであり、記載内容に誤りはないとのことです。
 続きまして、永藤英機市長です。10ページ「所得等報告書 2前年中の収入(金額が3万円未満のものを除く。)」について、令和4年所得等報告書には、令和4年3月31日付で、大阪府都市競艇企業団を退職されている記載があるが、前年中の収入に計上されているのは何故かとの確認事項につきまして、大阪府都市競艇企業団における企業長の職を退任しているが、企業団には引き続き在籍しているため、前年中の収入に計上されているとのことです。
 第3回の審査会における質問・確認事項について、事務局からは以上です。

田邊会長

 それでは、ただいまの事務局からの報告について、何か御質問や御意見等ございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 では、御質問や御意見がないようですので次に進みたいと思います。
 次に、本調査会委員である議員の方の審査に移ります。
 資料ファイル、インデックス8番で「書面審査及び文書による説明依頼について」の「2 委員である議員の審査」で、自己の資産等報告書が審査される間は退席することとなっておりますので、自身の資産報告書が審査される間は退席をしていただいて、別室に控えていただき、審査が終われば席に戻っていただく形を取らせていただきたいと思っております。
 審査中に出た各委員への質問については、事務局が別室の委員の方に聞き取っていただき、すぐに回答できる場合は報告をしていただくというような流れにしたいと思っておりますが、皆さんいかがでしょうか。

(「異議なし」という声あり)

田邊会長

 ありがとうございます。
 それでは、進行に当たって、御意見や御質問がある際は、必ず挙手をよろしくお願いいたします。挙手をしていただきましたら、私から指名をさせていただきますので、お手元のマイクのスイッチを入れていただいて御発言をよろしくお願いいたします。また、御質問、御意見の際には、「資産等報告書等」のページ番号もおっしゃっていただくよう、よろしくお願いいたします。
 それでは、報告書のページ順に審査を行います。
 最初は、49ページの加藤慎平議員になります。
 加藤委員は退席をお願いいたします。事務局は別室への案内をよろしくお願いいたします。

(加藤議員 退室)

田邊会長

 それでは、加藤議員について、何か御意見等ございますでしょうか。
 はい。岡本委員、よろしくお願いいたします。

岡本委員

 「令和5年資産等報告書」55ページ「11貸付金」について、かとう慎平後援会への貸付金が290万円ありますが、「令和4年資産等報告書」7ページの210万円から増えています。増えた理由は何でしょうか。

田邊会長

 80万円増えているというところが、どういった経緯かということでしょうか。

岡本委員

 それは増えている原因は一体何なのか、お伺いしたいと考えております。

田邊会長

 すみません。後援会の制度について、私があまり理解し切れていないところではあるので、事務局もしくは議員の委員の方から、こういうことが起こり得る背景について、一般的なもの、何か考え得るものはありますでしょうか。

渕上委員

 すみません。私、加藤議員ではないので、個別の事情は分かりませんけど、一般論で申し上げますと、我々が政治活動をするときの財布と自分個人のプライベートのお財布は別なんです。基本的に政治活動は政治活動で寄附をもらったり、色々な手段でお金を集めるんですけども、なかなか政治活動に十分なお金が足りない場合に、自分のお金、自分自身で例えば寄附をしたり、あるいは貸し付けたりということは、これは十分に起こり得ます。恐らくどなたでもやっていることです。
 じゃあ、何で貸付金が増えたのかというのは、ご本人に聞いてみないと分からないですけれど、一般的に申し上げますと、昨年は選挙がありましたので選挙の直接的なお金は、議員個人が負担しますが、それに向かうプロセスの中で支援者を増やしたり、後援会を拡大するために、チラシの発行頻度を増やしたとか、例えばですよ、何か活動を活発化させるときにお金が入り用になるのは当然起こり得ますし、そのときにお金が不足するから個人の財布から貸付金を増やして、政治活動のお財布のお金を増やしたということは、十分に我々としては起こり得ることだろうなという気はします。何度も申し上げますが、当人じゃないと分からないので、それでも疑問だというときは当人に御確認いただければいいのかなと思います。

田邊会長

 ありがとうございます。
 今のところはあくまで一般論的なところかと思いますが、いかがでしょうか。

岡本委員

 では、あくまで一般論としてお伺いしたいのですが、令和4年度でしたら選挙のときに個人のお財布から210万円出したということでしょうか。一般の議員の方でしたら大体200万円ぐらいを政党のためにお金を出すということはあり得るのでしょうか。

田邊会長

 はい。渕上委員、よろしくお願いします。

渕上委員

 いや、この210万円って過去に貸し付けた、残ってる分ですよね。だから、選挙がという話とはちょっと違いますよね。
 選挙そのものの費用は個人で出すんですけども、そうじゃなくて、日常的な政治活動は政治団体に出すんですよ。
 この210万円は、どういう事情か分かりませんけど、過去の選挙に絡んだものかもしれないし、そうじゃないかもしれないです。これは分からないですけども、恐らく個人で政治団体のほうにお金を入れられて、政治団体の収入が多いのか少ないのかは知りませんけど、返し切れていない分、残額ですよね。何で残額が増えたのかという御質問されましたので、令和5年といいますと、我々は選挙があったので、選挙前に政治活動、後援会活動を活発化させるためにお金が必要で、貸付けを増やしたんじゃないかと類推されますと言っただけですので。

田邊会長

 はい。事務局、よろしくお願いします。

事務局

 令和4年度の時点で210万円記載があったということですが、それはその年の前年の12月31日時点の貸付金の残りです。今回は、令和5年の5月1日時点の貸付金の額が書かれています。

岡本委員

 80万円を追加したということですか。

事務局

 はい。

岡本委員

 今までにかかった分が、このお金ということですか。

田邊会長

 恐らく今までかかったというよりは、今の時点で後援会に貸し付けている金額の累計といったらいいんですか、そういうふうになりますので、イコールかかったお金かというと、恐らく一般的に考えてもう少しお金自体はかかったりとか、それは分からないところなのかなと思います。

岡本委員

 分かりました。

田邊会長

 恐らく、このちょっと増えたというところになりますと、ややプライベートといいますか、個人の事情によるところが多いのかなと思いますので、加藤委員の確認までは不要かなと個人的には思ってるんですけれども、いかがでしょうか。

渕上委員

 不自然な額とは思えないです。

田邊会長

 ありがとうございます。
 岡本委員、こういった形でよろしいでしょうか。

岡本委員

 はい、ありがとうございます。

田邊会長

 ありがとうございます。
 そのほかに、何か御意見等ございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 それでは、ほかに御意見等はないようですので、席に戻っていただきたいと思います。
 事務局、案内をよろしくお願いいたします。

(加藤議員 入室)

田邊会長

 それでは、次に135ページ、渕上猛志議員です。
 渕上委員は、退席をお願いいたします。

(渕上議員 退室)

田邊会長

 それでは、渕上議員について、何か御意見あればよろしくお願いいたします。
 御意見等ある方はいらっしゃいませんでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 それでは、御意見等ある方はいらっしゃいませんようですので、席に戻っていただきたいと思います。事務局、よろしくお願いいたします。

(渕上議員 入室)

田邊会長

 それでは、続きまして、153ページ、乾友美議員です。
 乾委員は、退席をお願いいたします。

(乾議員 退室)

田邊会長

 それでは、乾議員について、何か御意見ありましたらよろしくお願いいたします。
 何か御意見等ございませんでしょうか。
 それでは、御意見等ないようですので、席に戻っていただきたいと思います。

(乾議員 入室)

田邊会長

 それでは、続きまして257ページ、伊豆丸精二議員です。
 伊豆丸委員は、退席をお願いいたします。

(伊豆丸議員 退室)

田邊会長

 それでは、伊豆丸議員について、何か御意見等ございますでしょうか。
 御意見等ある方、いらっしゃいませんでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 それでは、御意見等ないようですので、席に戻っていただきたいと思います。

(伊豆丸議員 入室)

田邊会長

 それでは、続きまして329ページ、西川良平議員です。
 それでは、西川委員は退席をお願いいたします。

(西川議員 退室)

田邊会長

 それでは、西川議員について、何か御意見ありましたらよろしくお願いいたします。

岡本委員

 西川議員の「令和4年資産等報告書等」346ページを参照していただければありがたいのですが、本人が日常生活の用に供しているものを除く動産、刀剣47本と書いてあるのですが、一般的に刀剣を47本も持つということはなかなか趣味では考えにくいことだと私は思っているのですが、古美術商か何か、西川議員はやっていらっしゃるのでしょうか。そこをお伺いしたいと考えております。

田邊会長

 「令和4年資産等報告書等」の346ページで、9番のところの美術工芸品が47、刀剣と書かれているかと思います。その数が少し多いのではないかという御意見かなと思います。
 はい。鎌苅委員、よろしくお願いいたします。

鎌苅委員

 私も令和4年分と5年分を見比べさせていただいて、まず初めにそのことがちょっと引っかかったんですけれども、令和4年が47本で、令和5年が68本ということで、かなり増えてございます。その金額が大体1,000万から2,000万という、数も21本増えてるんですかね。そういった内容をお聞かせいただければというのと、それと、もう一つ、西川議員は不動産等々をかなりお持ちなようで、それと賃貸の収入もおありだというふうに、この資料からは見受けられるんですけれども、例えば「令和4年資産等報告書」359ページの収入のところで、不動産所得が黒三角になってるんですね。▲549万9,966円と、アパートの賃貸ということで、アパートを貸せば逆に増えるんじゃないかなと思うのですが、この辺のところをちょっとお聞かせいただきたい。それと、令和4年分と5年分とで比較いたしますと、不動産が増えてる分がたくさんございます。それと、固定資産税がかかってくると思うのですが、その課税標準額が変わってるものと変わってないものとあるのですが、これは路線価によって違ってくるとは思うんですけれども、若干違ってる部分もございますし、そのままの部分もございます。地目ですね、それは田という地目と宅地という地目、宅地が増えてる分と田が増えてる分とございます。その辺のところもちょっとお聞かせ願えましたらと思うんですけども。
 ちょっと質問が長過ぎて申し訳ないんですけども、同じく令和5年のほうの不動産所得ですね、347ページ、これも黒三角になっていまして、アパート賃貸約213万円、マイナスとなっています。その辺のところを説明していただければ問題はないというふうに、私自身も思っているのですけれども。
 あと、借入金の総額ですね。かなり大きな借入金をされているということなのですが、令和4年分と5年分を比較しますと、令和5年になりましたら大幅に借入金が減っている。お返しになられているということだと思うのですが、それに対する収入というのが、ちょっと見合わないのではないかと見受けられたんですけれども、その辺の御説明をいただければ納得できると思うんですけれども、言ってることは分かりましたでしょうか。

田邊会長

 ありがとうございます。一つずつ整理させてもらいたいと思います。
 まず、1点目が、先ほど岡本委員からも御意見いただいた刀剣の数が増えている点で、新規に取得したのかどうかというところかと思います。
 2点目が、「令和5年度資産等報告書等」でしたら、347ページにあるような不動産所得がマイナスになっていて、普通であればプラスになるのではないかというところかと思います。
 続きまして、建物の固定資産税の課税標準額についてというところがあったかと思うのですが。すみません、具体的に何ページでどこが変わっているかというのを教えていただいてもよろしいですか。

鎌苅委員

 増えているのが338ページですね。欄として上から5番目です。中区上之768番1。評価額が約1,314万円、これが増えています。その次の宅地は約476万円、これも増えていると。あと、評価額は全く変わらない分と、若干変わってる分とがございます。これは多分路線価の影響だろうというふうに、私自身は解釈してるんですけれども。
 それと、借入金の総額の減り具合についてです。かなり返済をされているように見受けられます。これは収入がなければ返すことができないと普通は思うのですが。ちょっといろいろ多過ぎて、私も全くその辺のところが理解できていないのですが、ちょっと庶民感覚からずれた金額ですので、私も突っ込んで恥かくかも分かりませんし、その辺のところはもう全く分かりません。ただ疑問に、そういうふうに思っただけでございますので、御本人に聞いてもらえれば一番早いと思います。

田邊会長

 先ほどのところと同様に個人情報的な部分も一部含まれているのかと思いますので、回答いただける範囲の中でこういった誤りがないのかというような確認になるのかと思っております。
 はい。岡本委員、お願いします。

岡本委員

 刀剣の本数が増えているというのは、なぜ47本も購入する必要があるのか。令和4年で47本、令和5年で68本、趣味で持つにはちょっと数が多いと考えるんですね。類推なんですけども多分、古美術商か、それかレンタルか何かをされているのかなというふうに考えまして、でしたら会社を経営されているという形になりますので、会社の記載がないので、ちょっとどういった経緯で刀剣を令和5年度までに68本購入されたのかお聞きしたくて。

田邊会長

 分かりました。
 ちょっと、そこの細かい経緯まで聞いてしまっていいものかというところを、事務局いかがでしょうか。そこまで聞くのがいいのかどうかというところだと思いますが。

事務局

 疑問を解消するためにということだと思いますが、実際、使用目的という部分については、この報告書の記載項目として上がっていないというところもありますので、47本が多いのか少ないのかというところも、資産の報告ということで、実際これだけ本数を持っていますという報告になっていますので、これについて、どこまで答えていただけるかというのは、任意的に確認する程度かとは思いますが、委員の皆さんのご意見はいかがですか。

鎌苅委員

 例えばですよ、フィギュアという、そういうものについて、すごく趣味をお持ちの方たくさんいらっしゃると思うんですよ。そういう方を見ると100も200も持ってると、もう金額を惜しまないというね、そういう方もやっぱりいらっしゃいますので、一概に刀剣がどうとかいうのではなくて、金額的にやはりかなり大きいものですから、1年間で21本も購入されているということですね。それが、やはりちょっと庶民的な感覚ではないような感じがいたしましたので、私も追随させていただいて質問させていただいたというところでございます。
 以上です。

田邊会長

 それでしたら、刀剣のところに関しましては、まず、そもそもこの本数の増え方というのが記載誤りではないかというところを確認するのと、この所有が、どういった目的といいますか趣味的なものかというところを任意ということで、もしお答えいただけるのであれば教えていただきたいというような聞き方でもよろしいでしょうか。
 はい、鎌苅委員、お願いします。

鎌苅委員

 それでいいと思うのですが、当然刀剣類ですから、警察への届けというのは出されてるというふうに思います。そうでなければ、こんなところへ記載されるわけありませんし、それは私としても、十理解しているつもりでございます。
 ただ金額的にという、そういうところでございます。

田邊会長

 分かりました。
 でしたら、そのあたりのやり方で、刀剣に関しては確認するということでもよろしいですか。

鎌苅委員

 はい。

田邊会長

 ありがとうございます。
 そうしましたら、残りの借入金や、アパート、土地の課税額のところも、この記載で間違いがないかという確認方法になるのかと思うんのですが、こちらもいかがでしょうか。
 はい。鎌苅委員、お願いします。

鎌苅委員

 借入金もかなりございます。総額5億円超えているんですかね。ですから、もう我々の庶民感覚からかなりずれた金額であるというふうに思いまして、そして、収入ですね。収入も5,100万円ほどあると。これは令和4年分ですけれども、令和5年についても同じくらいの金額がございますよね。返済を2,200万円ほどされてるということで、その金額が、間違いないのかどうかというところでございます。
 あとは表記の間違いがないかどうか。物件が増えてる、あるいは評価額が減ってる。当然、これは年々減ってくるもんだというふうに解釈はしますけれども、その場所によって、やはり路線価というものを基準にしますもので、増えたり減ったりするもんだというふうに私自身は理解しておるんですけれども、その辺のところは、いかがなものなのかという、そういう質問でございます。

田邊会長

 この借入金だけではなくて収入の記載とかも含めて、このあたりの記載というのがそもそも誤りではないかというところと、あとは本年度のものでしたら337ページ以降の土地ですとかのこの記載金額というところが、これも誤りがないかというところかなと思っておりますが、そこを確認させていただくという形でよろしいでしょうか。

(「はい」という声あり)

田邊会長

 ありがとうございます。
 恐らく、本日この場で確認いただいて、すぐに回答するのは難しいのかなとは思うのですが。はい。事務局、よろしくお願いします。

事務局

 すみません、ちょっと整理させていただきます。
 刀剣につきましては、まず資産として報告されている本数の記載に誤りがないか。次に収集した目的といいますか、本来記載する内容ではないですが、任意で確認させていただくというのが1点と、土地の課税額について、これが大体3年に1回ぐらい基準年度というのがあり、評価額が変わりますので、購入した年によって、当然ばらつきが出ます。あとはその土地周辺環境等で上がったり下がったりとかいうのは評価されますので、一律にこの時期に課税額が上がるとか下がるとかいうことはないです。恐らく議員本人は公的な機関の証明書を見て書いているとは思いますが、それをきっちりと書いていますかという確認、土地に関してはその形での確認と考えております。
 また、収入について、収入があるが、賃貸のほうでマイナスになっているというところは、これまでにほかの方でもあったかと思いますが、収入の額を超えて費用がかかっている場合、例えばアパート等の管理や改修・修繕をする費用とか、収入以上に経費がかかっていると、マイナスということも、あり得るかと考えられます。なので、まず、記載内容に間違いがないかということを確認してほしいということで認識しております。御質問については、それでよろしいでしょうか。

田邊会長

 はい。先ほどのところに関しては、一般的に、マイナスになることもあり得るが、あくまでそこの記載金額が間違っていないかという目線で確認いただくという形でよろしいでしょうか。鎌苅委員、よろしくお願いいたします。

鎌苅委員

 はい、それで結構ですが、私の言いたいことは「令和5年資産等報告書」347ページの不動産所得のアパート賃貸、マイナス約213万円。単純にこの次の353ページ、これは前年中の収入なんですね。これが、全部賃貸なのかどうかというのは、本人じゃないと分からないと思いますが、これは合計しますと5,300万円ぐらいなんですね。この辺の差というんですか、その辺が、先ほどおっしゃられたそういう経費とかね、それで、返済も2,200万ほどされていますので、3,000万ぐらいの中でそのやりくりをされて、なおかつマイナスなのかという、私はそういう捉え方をさせていただいてるんですけれども、それで間違いないのかどうかという、その辺でございます。

田邊会長

 それでは、繰り返しにさせてもらうのですけれども、353ページに書いてある収入の合算額と借入金ですね。それを返済した差額で、それをした上で、さらにマイナスになっているのかということですか。そんな形で、事務局、確認のほうよろしいでしょうか。

事務局

 分かりました。その内容で、一旦御本人に確認に行きたいと思います。

田邊会長

 はい、分かりました。

(事務局退室)

(事務局入室)

事務局

 お待たせいたしました。事務局からよろしいでしょうか。

田邊会長

 はい、よろしくお願いいたします。

事務局

 お答えいたします。
 1つ目、資産等報告書の刀剣につきましては、本数に誤りはありません。そして、所有目的は個人の所有という形になります。先ほど御意見があったような事業等の目的ではないということで聞いております。また、それぞれに鑑定書もついているとのことです。
 2つ目、家賃収入とその所得の関係についてですが、家賃収入が約5,000万円ありまして、そこから金利や固定資産税等のかかった経費を支払っている形になります。借入金が減っているのは、別紙2の建物等のローンの返済に家賃収入を充てているためとのことです。
 財務上は減価償却費等も含まれますので、所得としてはマイナスということになります。
 最後に、土地の固定資産税の課税標準額の上下について、先ほど事務局から御説明いたしましたとおり、課税される年の違いでばらつきがあり、3年に1回評価されるため、それによって取得した年と課税の基準の変動のためにばらつきがあります。あと、ただ記載するに当たっては、公的機関から送られてきた証明書を見てきっちりと書いてますとのことです。
 事務局からは以上です。

田邊会長

 ありがとうございます。
 すみません、今の事務局からの報告を受けて、御意見や御質問等ございますでしょうか。

鎌苅委員

 大丈夫です。

田邊会長

 ありがとうございます。
 そうしましたら、すみません、この確認事項の件はこれでということで、岡本委員、よろしいですか。

岡本委員

 僕は結構です。

田邊会長

 ありがとうございます。そのほか御意見等ございませんでしょうか。
 はい。今西委員、よろしくお願いいたします。

今西委員

 質問です。「令和5年度資産等報告書」の359ページ、「令和4年資産等報告書」の371ページ、下から2項目め、同じ場所で取引の金額が大分違っています。取引の内容によって金額が違うのかなと思いますが、それが間違っていないかなと思いまして。

田邊会長

 今の御質問としましては、371ページの和歌山市大谷のほうの取引価格というのが「キ」の1,000万から2,000万になっているんですけれども、これは令和5年度に報告いただいた内容ですと、「ア」の30万から100万円という形で金額がかなり変わっているというところで、ここの記載が間違っていないかという御質問と理解いたしました。
 恐らくですが、371ページと359ページというのは、資産取引の記載になりますので、前年度の「資産等報告書等」ですと、取引の明細の中に所有権で購入をしたというふうになっておりますので、恐らく取引の買った金額というのが載っていて、今年度は取引というふうになっていますが、購入ではなく、普通に賃貸とかをされて、そこの差の金額なのかなと思ったんですけども、いかがでしょうか。
 前年度のものでしたら買った金額が恐らく1,500万とか、買ったので取引の金額というので「キ」に入っていて、今年度は買ってはなくて、買った後に賃貸をしただけなので、賃貸で得た取引の金額になってると。

今西委員

 分かりました。ありがとうございます。

田邊会長

 よろしいでしょうか。
 そのほか御意見等ございませんでしょうか。
 それでは、ほかに意見ないようですので、席に戻っていただきたいと思います。

(西川議員 入室)

田邊会長

 それでは、続きまして713ページ、田代優子議員です。
 田代委員は、退席をお願いいたします。

(田代議員 退室)

田邊会長

 それでは、田代議員について、何か御意見等がありましたらよろしくお願いいたします。
 御意見等、ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、御意見ないようですので、席に戻っていただきたいと思います。

(田代議員 入室)

田邊会長

 それでは次に、意見書作成の審議に入りたいと思います。
 皆さんのお手元に意見書のたたき台として作成した素案をお配りしておりますが、前回の第3回調査会において、皆さんに同意いただいたとおり、従来の意見書の構成に倣った形で事務局にまとめてもらったものです。まず、この内容について事務局から説明をお願いいたします。

事務局

 それでは、意見書について説明をさせていただきます。
 お手元の資料、意見書(案)を御覧ください。
 この案は、これまでの調査会での審査の結果をまとめたものです。大きく9つの項目での構成となっています。
 事務局で項目の説明をさせていただき、その後、委員の皆様で、特に「第9 付属意見等」に記載する内容について、議論を行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 まず、1ページをお開きください。
 1ページから2ページでは、「第1 資産等報告書等の記入状況」としまして、各報告者の報告内容を「記入あり」、もしくは「該当なし」の別で集計し、それぞれの人数を記載しています。
 また、2ページの下部では、「第2 会議の経過」としまして、今回までの会議開催経過を記載しています。
 次に、3ページから4ページを御覧ください。
 ここでは、「第3 審査」としまして、倫理調査会の審査方法を記載しています。記載内容は、緑色のフラットファイルのインデックス7番から9番と同じ内容となっております。
 続いて、5ページをお開きください。
 「第4 資産等報告書等に対する審査結果」としまして、各報告者に係る審査結果を記載しております。主に調査会からの指摘により、報告書の訂正があったかどうかをもって審査結果とし、指摘による訂正があった場合には、その指摘内容を記載しています。記載内容は、現時点の状況となっております。第3回倫理調査会において、質問事項があった三宅議員、米田議員、吉川敏文議員、永藤市長、そして本日審査を行う倫理調査会委員の皆様については、空白としております。本日の審査の結果をもって、審査結果を記載させていただきます。
 なお、これまでの調査会でお示しした訂正届のうち、永藤市長、西川良平議員、木畑議員から提出された訂正届につきましては、調査会からの指摘によるものではありませんので、「調査会の指摘による訂正事項なし」と記載しています。
 「第5 条例第10条の規定に基づく市民の調査請求」及び「第6 資産等報告書等の提出遅滞、虚偽報告又は調査に協力しなかった等」の項目では、該当する報告者がいなかったため、「なし」と記載しています。
 次に、8ページを御覧ください。
 「第7 報告もれがあった者の氏名とその内容」では、第3回倫理調査会までの審査において、記載漏れがあった報告者の氏名と訂正届の内容を記載しております。
 また、9ページの「第8 記入誤りがあった者の氏名とその内容」では、第3回倫理調査会までの審査において、記載誤りのあった報告者の氏名と訂正届の内容を記載しております。
 なお、本会議冒頭でお示ししました米田議員と西川良平議員の訂正届については、事前に確認できておりましたので、こちらに反映しております。
 続きまして、13ページ上部の「第9 付属意見等」ですが、こちらにつきましては、これまでの審議の内容を踏まえ、付属意見に記載する内容について検討を行っていただきたいと思います。前回、第3回調査会までの審査の中では、報告書の内容に関する指摘等はございましたが、特段、大きな問題となるような事案がなかったように思いますので、今のところは、空欄としております。
 最後に、同ページなかほどに、倫理調査会の各委員のお名前を報告者ということで記載させていただいております。
 意見書提出日につきましては、市長への提出日を記載することになっております。
 付属意見等の案につきまして、説明は以上でございます。

田邊会長

 ありがとうございました。
 ただいま事務局から説明いただいた内容について、何か御質問、御意見等ありますでしょうか。
 それでは、まず、意見書の第1から第8については、御説明いただいた案で、本日の内容を踏まえて、成案としていくこととしてよろしいでしょうか。

(「はい」という声あり)

田邊会長

 ありがとうございます。
 次に、第9の付属意見等についてですが、今年度は、これまでの倫理調査会の中で審議した内容や意見等を踏まえて記載する内容を検討し、意見として付す項目や文案について、まとめていきたいと思います。
 私としては、本日の審議の中でも色々と御指摘等をいただいたと思いますが、意見書に書くような問題点というのはなかったように考えておりますが、いかがでしょうか。付属意見等について、何かこういうことを書いたほうがいいのではないか等の御意見がありましたら、よろしくお願いいたします。
 特になしということで、よろしいでしょうか。

(「はい」という声あり)

田邊会長

 ありがとうございます。
 それでは、特になしという形で進めさせていただきたいと思います。
 それでは、今後の日程について、事務局から説明をお願いいたします。

事務局

 今後の予定ですが、本日議論いただきました内容を反映させた意見書の案を皆様に郵送でお送りいたします。御確認いただきまして、問題がなければ、意見書の確定とさせていただきます。
 意見書がまとまりますと、例年3月に会長、副会長から市長へ直接、意見書を提出していただきます。提出日は市議会の日程等も考慮の上、調整させていただきます。昨年度は3月16日に提出しております。
 なお、令和5年度におけるお集まりいただいての倫理調査会は、本日で一旦終了ということになりますが、任期中に現在閲覧に供されている「資産等報告書等」について、市民から調査請求が出た場合は、別途お集まりいただき調査していただくことになりますので、その際にはよろしくお願いいたします。
 次年度、令和6年度の倫理調査会につきましては、後日改めまして、開催の日程調整の御連絡を差し上げますが、令和6年の「資産等報告書等」の提出期間や審査の期間等を考慮しますと、委員の皆様の御予定にもよりますが、7月もしくは8月あたりで1回は開催できればと考えていますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 日程等が確定しましたら、追って通知させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

田邊会長

 ありがとうございました。
 それでは、ひとまずは令和5年度倫理調査会については、今回が最後ということになります。
 議事進行は至らぬ点もあったかと思いますが、皆様1年間ありがとうございました。

午後3時28分閉会

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