このページの先頭です

本文ここから

第1回 堺市議会議員及び市長の倫理に関する調査会

更新日:2020年8月17日

令和2年7月16日開催

出席委員(13人)

植松 順子委員、浦野 恵子委員、江口 節子委員、中野 隆司委員、古崎 孝委員、堀川 正年委員、村木 勝司委員、渕上 猛志委員、伊豆丸 精二委員、西川 良平委員、石谷 泰子委員、水ノ上 成彰委員、芝田 一委員

会議の内容

午後2時00分開会

事務局

 時間になりましたので、開始させていただきたいと思います。
 委員の皆様におかれましては、お忙しい中、お集まりいただきましてどうもありがとうございます。
 それでは、本年度第1回目の倫理調査会を開会いたします。
 開会に当たりまして、令和2年4月の人事異動で総務局長に就任いたしました大丸より御挨拶を申し上げます。よろしくお願いします。

大丸総務局長

 皆さん、こんにちは。総務局長を4月に就任いたしました大丸でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 委員の皆様には大変お忙しい中、御出席をいただきまして誠にありがとうございます。
 本日は、令和2年提出分の資産等報告書等の審査に係ります第1回目の倫理調査会でございます。本来であれば、市長が参りまして御挨拶を申し上げるべきところでございますが、所用のため僭越ではございますが、私のほうから一言御挨拶を申し上げます。
 皆様におかれましては、昨年度は熱心な御審査、御議論をいただき令和元年資産等報告書等に関する意見書を取りまとめ、御提出をいただきました。この場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。
 改めてではございますが、当倫理調査会は市政に対する市民の皆様の信頼を確保し、市政の発展に寄与することを目的として設置いたしております。市長及び市議会議員の方々より提出されました資産等報告書等を御審査いただき、また、これに対する意見書を作成いただくことは、本調査会の目的達成の上で大きな役割を果たしていただいているところでございます。引き続きまして、委員の皆様方には大変御苦労をおかけすることになりますが、幅広い視点から公正かつ厳正な審査をお願い申し上げまして、私からの御挨拶とさせていただきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

事務局

 大丸局長、ありがとうございました。
 では本日の議題の1番目であります、会長、副会長の選出に入っていただきますが、新しい会長、副会長が決まるまでの間、昨年会長をお務めいただきました植松委員に仮議長をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)

事務局

 異議なしとのことですので、植松委員よろしくお願いします。

植松委員

 それでは僭越でございますが、新会長、副会長が選出されるまでの間、仮議長を務めさせていただきます。
 会長、副会長の選出につきましては、昨年7月17日の第1回倫理調査会で任期は1年とし、再任を妨げないものとすることで承認されています。
 選出方法については、市民側から会長、議員側から副会長を推薦していただくため、それぞれに分かれて協議していただき、その後、全体で承認をいただく方法をとりました。
 今回の選出方法ですが、何か御意見等ございますでしょうか。
 村木委員、どうぞ。

村木委員

 再任を妨げないということなので、そのまま留任していただきたいと思います。

植松委員

 そのほかにございませんか。
 議員側、副会長についてもいかがでしょうか。
 芝田委員、どうぞ。

芝田委員

 議員側も前年度に引き続きまして、留任でやっていただき、西川委員でお願いしたいと思います。

植松委員

 御意見、ありがとうございました。
 異議なしということですので、会長については私、植松が、副会長には西川現副会長が引き続き務めさせていただくということで決定しました。
(委員長、副委員長、席移動)

事務局

 ありがとうございました。
 では、正副会長を代表しまして、植松会長に一言御挨拶を賜りたいと存じます。
 植松会長、よろしくお願いします。

植松会長

 就任に当たり、一言御挨拶申し上げます。
 昨年度は、皆様の御協力によりまして、本調査会の運営を何とか務めることができました。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 今年度も西川副会長と共に、会の円滑な運営に努めていきたいと思いますので、御協力のほどよろしくお願いします。
 それでは、次第の2番。令和2年資産等報告書等の審査依頼ということで事務局からよろしくお願いします。

事務局

 それでは、令和2年資産等報告書等の審査の依頼を市長に代わりまして、総務局長の大丸からさせていただきます。

大丸総務局長

 そうしましたら私のほうから御依頼をさせていただきます。
 堺市議会議員及び市長の倫理に関する調査会会長様。堺市長、永藤英機。
 資産等報告書等の審査について、堺市議会議員の倫理に関する条例第8条第1項の規定により議員の令和2年資産等報告書等の審査を、また堺市長の倫理に関する条例第8条第3項の規定により市長の令和2年資産等報告書等の審査を求めます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

事務局

 では、恐れ入りますが、総務局長はこの後、ほかの公務がございますので、これにて退席させていただきます。

大丸総務局長

 どうぞ、よろしくお願いいたします。
(大丸総務局長、退席)

事務局

 それでは会長、引き続き進行をよろしくお願いいたします。

植松会長

 ただいま、資産等報告書等についての審査の依頼を受けましたので、これより調査会として今年度の審査を行っていくことになります。
 それでは長谷川議員、藤井議員、広田議員、木畑議員、池側議員、井関議員、西村議員から訂正届が提出されているということですので、内容について事務局から説明をお願いします。

事務局

 事務局から説明させていただきます。
 お席のほうに各議員から提出されております訂正届を置かせていただいておりますので、お手元に御用意ください。その内容について、御説明いたします。
 では、まず長谷川議員についての御説明です。
 訂正の内容は、平成27年から令和元年の5年分の資産等報告書の「その他の預金・貯金」につきまして、預入先「ミレ信用金庫」との報告でしたが、正しくは「ミレ信用組合」であったとのことです。また、令和元年度につきましては、大阪厚生信用金庫の種類が定期預金「2022年9月26日満期」との報告でしたが、正しくは「2021年9月26日満期」であったとのことです。訂正の原因は記載誤りのためでございます。
 次に、藤井議員について御説明いたします。
 訂正の内容は、令和元年所得等報告書の「前年中の贈与により取得した財産」について、贈与財産の課税価額「100万円」の報告がありましたが、正しくは「該当なし」であったとのことです。また「前年中の利益の供与」について、大阪維新の会本部からの堺市議会議員選挙に関する寄附が100万円との報告がありましたが、正しくは「該当なし」であったとのことです。訂正の原因は記載誤りのためでございます。
 次に、広田議員について御説明いたします。
 訂正の内容は、令和元年度資産等報告書等の「土地、建物」につきまして「東区日置荘西町7丁21-21」の報告がありましたが、正しくは「該当なし」であるとのことです。訂正の原因は記載誤りのためでございます。
 次に、木畑議員について御説明いたします。
 訂正の内容は、令和元年関連会社等報告書の「報酬のないもの」について、「辻之自治会の顧問」の記載が漏れていたとのことです。
 次に、池側議員について御説明いたします。
 訂正の内容は、令和元年資産等報告書等の「土地」につきまして「西区草部753番」の土地の記載漏れがあったとのことです。また、報告のありました四つの土地について、種別、面積、固定資産税の課税標準額の記載誤りがあったとのことです。
 次に、井関議員について御説明いたします。
 訂正の内容は、平成27年から令和元年の5年分の関連会社等報告書の「報酬のないもの」について、「榎校区自治連合会」の住所が記載誤りであったとのことです。また、「堺市倫理法人会の顧問」の記載が漏れていたとのことです。
 次に、西村議員について御説明いたします。
 訂正の内容は、令和2年資産等報告書等の提出日の日付につきまして、「令和元年5月7日」となっておりましたが、正しくは「令和2年5月7日」であったとのことです。訂正の原因は記載誤りのためでございます。
 報告は以上です。

植松会長

 ただいまの御説明について何か御質問などありますでしょうか。ありませんか。
(「はい」の声あり)

植松会長

 続きまして、令和元年の意見書に付した「附属意見等」における今年度の対応方法について、事務局から説明をお願いしたいと思います。
 では事務局、お願いします。

事務局

 事前にお配りしておりました「意見書、附属意見等」の資料を御覧ください。
 こちらがこれまで議論の中で出てまいりました意見書の附属意見でございまして、昨年の分を最後に付けさせていただいております。
 附属意見の中身は二つございまして、一つ目の資産等報告書等への記載についてということで、内容としてはこの資産等報告書等の内容です。「市民への高潔性の実施のために課せられた責務ということで、正確かつ丁寧に作成するよう努める」と書かれていた分でございます。この意見をまとめるに当たりまして、議論の中で昨年の確認事項の中で、「株券について同じような銘柄が分かりにくい」という御意見がございました。事務局として、記入の手引きにおいて注記するなどにより求めるとさせていただいておりまして、今年、記入の手引きに反映させていただいております。
 お手元に「記入の手引き」を御用意ください。そちらの13ページの一番下のところに「株式、有価証券について」の記載のところですが、「銘柄は所有を確認の上、正確に記入してください」と注記をさせていただいております。
 事務局からの説明は以上でございます。

植松会長

 ただいまの御説明について何か御質問などありますでしょうか。では先に進みます。
 次に、今年度の倫理調査会年間スケジュールについて、事務局から説明をお願いしたいと思います。
 では、事務局お願いします。

事務局

 倫理調査会の開会スケジュールについて、御説明いたします。お配りしておりますスケジュール表を御覧ください。タイトルは「令和2年度倫理調査会年間スケジュール」となっている分でございます。
 スケジュール表には今年度の開催予定と昨年度の開催実績を参考に記載させていただいております。昨年度は、審査としては3回行いました。審査対象者が49人いらっしゃいましたので、平均すると1回当たり十六、七人程度審査したということになります。各回、審査のスピードも若干異なりますが、今年度も昨年度と同様3回程度の開催としておりまして、年間の市議会の日程や2月に意見書をまとめて市長に提出を行うということを踏まえますと、およそこのスケジュールのとおり予定したいと考えております。
 開催日時は、各回の進行状況などを考慮し、議事の中で皆様にお諮りして決定することとなります。
 以上です。

植松会長

 スケジュールについて、御質問等はございませんでしょうか。
 では、議題の令和2年資産等報告書等の審査に入ります。
 まずは事務局から説明がありますので、事務局説明をお願いします。

事務局

 参考として配付させていただいております資料につきまして、説明させていただきます。
 4種類ございまして、一つ目が「議員役員名簿」でございます。この役員名簿ですが、令和元年9月2日現在の各議員の方のそれぞれの審議会等の役員の名簿となっております。これが今年、提出されております資産等報告書等の「関連会社報告書」の中で、この委員会に所属しているとか、対比して確認できるような資料となっております。
 そして次に二つ目の資料が、各審議会等の開催日数とそれぞれの報酬の額を示した一覧表となっております。
 次に三つ目が、所得等報告書の「前年中の収入に月額報酬で支給される委員会等の記載がある議員」という資料で、通常審議会等は、1回につき1回当たりの報酬となっているのですが、この分につきましては月額報酬ということで支給されています。これらを所得等報告書の堺市からの収入内訳の確認をするために参考となる資料でございます。
 最後、付けさせていただいておりますのが「自動車の所有及び利用状況」の表でございます。こちらは資産等報告書等の「日常生活の用に供している動産」で、自動車を保有してない方の自動車の運用をどうしているかということを聞き取りまして、一覧としてお示ししたものでございます。
 配付している資料の説明は以上でございます。

植松会長

 では、事前に黒田議員の分までを見ておいていただくこととしていましたので、ひとまずはそこまでを目標に進めます。時間としましては、2時間程度、16時頃までを予定していますが、時間内に黒田議員まで審査が終わらなければ、会議時間を延長するか次回に審査を行うこととするか、皆さんにお諮りさせていただきます。なお、御発言の際には、必ず挙手をし、マイクを使用してください。また資産等報告書等のページ番号もおっしゃっていただくようお願いします。
 では1ページ、加藤慎平議員です。加藤議員について、何か御意見等はございますか。ありませんか。
 では続いて、17ページ、龍田美栄議員です。何かございますか。
 どうぞ。村木委員。

村木委員

 村木です。龍田議員ですけれども、事務局に対する質問と考えていただいたらいいです。教えてもらいたいのですが、24ページの14番に「その他の債権」ということで前年度は「供託金」が上がっているわけですけども、債権として載っておられたんですけれども、この「供託金」というのは選挙に当選した後、戻ってくるんだと思うんですが、この戻ってきたお金というのはどういう形で表されるのかというのが一つと、それから昨年にどなたかちょっと分からなかったですけど、戻ってきた還付のときに「1,600円」という還付に伴う金額が収入に表れていたんですけども、ちょっと探してみますけど。そういうことはあり得るのかどうか。ここのところを教えていただきたい。

事務局

 事務局でございます。この預けておりました「供託金」は、戻ってまいりましたときにどこに上がってくるかといいますと、それは現金であったりする場合もございますでしょうし、預金口座のほうに振り込むというような形もあろうかと思いますので、それはそれぞれ個人によっていろいろあるかなというふうに考えております。
 もう1点の御質問ですけれども、「供託金」に関しましても利息というのが付く場合がございます。短期であれば当然付かない場合もございますけれども、それぞれその分の利息というものが付いたかどうかというのは確認しなければ分からないという状況でございます。
 以上です。

植松会長

 村木委員、その答えでよろしいですか。

村木委員

 戻ってきたお金というのは収入にはならないわけですか。

事務局

 一旦預けているという形ですので、収入にはならないという認識ですけれども、再度確認いたします。
 以上です。

村木委員

 分かりました。

植松会長

 ほかにありますか。
 古崎委員、お願いします。

古崎委員

 古崎です。今の17ページなんですけども、ささいな話で申し訳ないです。17ページの右上の日付がございます。この日付が「西暦2020年」で書かれてはおるんですけれどもいろんな形で、和暦で書かれている方と西暦で書かれている方。何か統一したほうがいいんじゃないかなと少し感じておりますので、意見を述べさせていただきました。
 以上です。

植松会長

 事務局としては、どちらでもよいという形でされているんですか。

事務局

 事務局です。手引書に特に和暦、西暦の指定はございませんので、どちらで御記入いただいても大丈夫ということにしております。

植松会長

 統一したほうがいいんじゃないかという意見がありましたけれど、別にこのままどちらでもよいということで。

古崎委員

 結構です。

植松会長

 御納得されたようで。では、ほかにはありませんか。
 次、33ページ、中野貴文議員について何かございますか。
 どうぞ。古崎委員。

古崎委員

 古崎です。42ページ「所得等報告書 2前年中の収入」ですが、出所の2段下の日付としまして、(給与2019年3月31日)。この日付が書かれているのは前々年度のものだというんですか。これはこういう形で問題ないのかどうか、ちょっと不信に感じたところでございます。
 以上です。

植松会長

 事務局、これはどうなっているんでしょうか。2019年というのは。

事務局

 事務局です。ここに書かれている報告書は、所得等報告書ということで本年出されておりますものというのは、昨年1年分の所得・収入を記載するものとなっております。こちらの方の場合、2019年、昨年の3月31日に退職したということで、それまでの3カ月間の給与がこちらの額であるということで示されているものと考えます。
 この退職ということを書かれることで、この後の関連会社等報告書の関係性が明確になるかと思います。関連会社等報告書は、本年の4月1日時点の内容を示すものとなっておりまして、そちらのほうにこちらに書かれている「大塚歯科医院」がないということは、この退職日で判断できるものと考えます。
 以上でございます。

植松会長

 それでよろしいですか。

古崎委員

 はい。

植松会長

 はい、どうぞ。

西川副会長

 33ページ「資産等報告書 1土地」、中野議員の土地の面積の部分なんですけれども、よく3行目、4行目のリゾート物件なんですけれども、建物面積、床面積として92平米、あるいは110平米でありまして、土地の面積は前のページ、表示しているのか。例えば、区分所有だったら、何千分の何って、所有持ち分を書いたりするんだけれども、念のために土地の面積と床面積と全く一緒というのはどういうことかなと思いましたので、御確認を後日やっておいてもらいたいなと思います。

植松会長

 持ち分のことですか。

西川副会長

 33ページは土地の面積を通常書きますのでね。

事務局

 事務局です。こちらにつきましては、どのような書き方をするかというところにつきまして、持ち分という書き方がされてないというところですが、「記入の手引き」の2ページのほうを御覧ください。「記入の手引き」の2ページの下のほうに記入例がございまして、この記入例は「外国にある物件の場合」という形で書いております。こちらの場合、外国にある物件ですので、課税標準額を記入する方法になっておりますし、摘要についても特に記載を求めてはないと解釈しております。

植松会長

 それでよろしいですか。

西川副会長

 はい。

植松会長

 ほかにありませんか。
 どうぞ。村木委員。

村木委員

 村木ですけども、39ページ「資産等報告書等 11貸付金」のほうですけれども、学校法人湖海学園と読むんですか。昭英高等学校なんですけども、これは平成30年の4月に休校になっておりまして、来年4月、令和3年4月に千葉県の学校法人がここにお金を入れて、校名を変更して再開予定と、こういう学校らしいですけども、そういう学校にいまだに貸付金を実際に預けておられるのかどうか。ちょっと調べて、聞いていただきたいなと思います。

植松会長

 事務局としては、今は把握されてないわけですか。では、どうされるか。

事務局

 事務局としては、これ以上の情報はございません。
 以上です。

植松会長

 それで、尋ねたほうがいいんでしょうか。

村木委員

 確認していただきたいと思います。

植松会長

 確認の要望が出ているのですが。

事務局

 事務局です。そうしましたら、この状況につきまして御本人のほうに確認させていただきたいと思います。
 以上です。

村木委員

 よろしくお願いします。

植松会長

 ほかにありますか。
 では、51ページ、上野充司議員について何かございますか。ありませんか。
 それでは71ページ、藤井載子議員について何かございますか。ありませんか。
 それでは89ページ、白江米一議員について何かございますか。
 どうぞ。堀川委員。

堀川委員

 確か白江議員は株式会社東洋家具センターにお勤めというのが昨年の報告書であったと思います。ところが今年度の98ページ「所得等報告書 2前年中の収入」には、その東洋家具センターをどうされたのかというところのお給料とか退職とか、そういう記録がちょっと見当たらないんですけども、確認をお願いできないでしょうか。

植松会長

 事務局のほうで何か把握されてますか。

事務局

 事務局です。今、ちょっとすぐ分かりかねる部分でございますので、またお調べいたしまして回答させていただきたいと思います。

堀川委員

 よろしくお願いします。

植松会長

 ほかにありませんか。
 では107ページ、小野伸也議員について何かございますか。
 どうぞ。堀川委員。

堀川委員

 堀川です。小野伸也議員につきましては、昨年度訂正の資産等報告書が挙がっていまして、そこに出ている、今年度の報告書でいうと107ページ「資産等報告書 1土地」です。ここの「堺市砂道町1丁18番186号」の宅地について、「賃貸借」という修正があったと思うんです。今年度の資産等報告書等には、また摘要のところに「賃貸借あり」という記載がありませんけれども、どうして昨年訂正された内容が今年はまた漏れているということになるんですけれども、そこら辺の事情を何か御存じでしょうか。

植松会長

 事務局、お願いします。

事務局

 事務局です。この資産等報告書等は昨年12月31日時点の内容を記載するものとなっております。この賃貸借しておりましたこの土地なんですが、1月から11月まで貸していたということで、12月31日時点では貸してないという状況だということでお聞きしております。
 以上でございます。

植松会長

 それで、よろしいですか。

堀川委員

 分かりました。ありがとうございます。

植松会長

 ほかにございませんか。
 では、125ページ、広田新一議員について何かございますか。
 どうぞ。

堀川委員

 堀川です。昨年の資産等報告書には、今回訂正届が出てますけども、訂正前は「日置荘西町7丁21-21」という土地と建物の記載がありましたが、今回の訂正届で「該当なし」となりました。今年の資産取引報告書、141ページ「資産等報告書 前年の資産取引」には不動産取引として「堺市東区日置荘西町7丁725番23、宅地」云々とありまして、「これを大谷光伸さんに売却」という格好になっています。この「7丁21-21」というのと「725番」というのこの土地と建物はこれは同じものでしょうか。事務局のほうでちょっと調べてもらえませんでしょうか。

植松会長

 事務局、お願いします。

事務局

 事務局です。面積は同じですが地番が異なっております。同じ物件かどうかは本人に確認しないと分かりませんので、確認させていただきたいと思います。
 以上でございます。

堀川委員

 よろしくお願いします。
 それからもう一つ。今年の資産等報告書125ページ「資産等報告書 1土地」に記載の「東区北野田472-19、宅地」というところが昨年の資産報告書の内容からしますと、訂正分を含めて内容からしますと新しく出てきたということになります。この土地建物をどのように入手したかというのは恐らく、資産等取引報告書、こちらに記載があるべきだと思いますけども、それが記載がありません。そこら辺の事情も聞いてもらいたいと思います。

植松会長

 事務局、いかがでしょうか。

事務局

 こちらに関しましても確認しないと分からないことでございますので、確認させていただきたいと思います。

堀川委員

 よろしくお願いします。

事務局

 訂正いたします。今回、物件として上がっております「土地建物」なんですが、御本人の居宅であると伺っております。資産取引報告書ですが、御本人の居宅に関しましては記載する必要がないとなっておりますので、記載されてないものということであると思います。
 以上でございます。

植松会長

 堀川委員、それでいいですか。

堀川委員

 了解しました。ありがとうございます。

植松会長

 では、次に行ってもいいですか。
 143ページ、上田勝人議員について何かございますか。ありませんか。では次に行きます。
 次は渕上猛志議員ですが、倫理調査会の委員ですので後回しにします。
 179ページ、森田晃一議員について何かありますか。ありませんか。では次に行きます。
 197ページ、藤本幸子議員について何かありますか。ありませんか。では次に行きます。
 215ページ、西川知己議員について何かありませんか。では次に行きます。
 次は、伊豆丸精二議員ですが、倫理調査会の委員ですので後回しにします。
 251ページ、札場泰司議員について何かありますか。ありませんか。では次に行きます。
 269ページ、青谷幸浩議員についてありますか。では、次。
 287ページ、的場慎一議員について何かありますか。ありませんか。では次。
 305ページ、黒田征樹議員について何かありますか。ありませんか。
 少し早かったかもしれません。遡ってあれば、おっしゃってください。
 はい、村木委員。

村木委員

 村木ですけど、これも質問なんですけども多くの方は「前年中の利益の供与」が4番目にあるんですけども。

植松会長

 例えば何ページですか。

村木委員

 例えば、的場議員の297ページ「所得等報告書 4前年中の利益の供与」ですね。ほかの人にもあるですけど、的場さんの場合は自分の後援会から寄附が個人に対して100万円あるという形ですね。この選挙で個人に対する寄附ということは、これは選挙活動の中では一般的なんでしょうか。後援会に寄附とかいうのは理解しやすいんですけど、個人に寄附というのはあまり理解できない。これは後援会から個人に寄附をされているんですよね、ここの記述は。

植松会長

 事務局、どうですか。意味合いは、後援会から的場さんに寄附されたということ。297ページです。

伊豆丸委員

 いや、逆ですよ。

植松会長

 逆ですか。

伊豆丸委員

 個人から後援会に寄附をしているという形なので。

水ノ上委員

 いやいや後援会から個人。

伊豆丸委員

 逆じゃない。選挙は。

水ノ上委員

 その寄附で選挙。後援会から個人に寄附をして、その寄附で選挙。選挙収支に載っているはずです、この100万円は。

伊豆丸委員

 ですよね。選挙云々費用の収支報告に載せるんですよね。

水ノ上委員

 後援会から選挙収支に載っているはず。

植松会長

 どういうことですか。後援会からこの議員に対して寄附があって、その100万の寄附を受け取っているのでここに書いているということですか。

水ノ上委員

 そうです。

伊豆丸委員

 100万円は、選挙運動費用収支報告という別の収支報告に載せているはずなので、これは別に問題はないと思います。

植松会長

 でも個人の収入ということで載っているんですか。

伊豆丸委員

 後援会の財布で選挙はできないので……。

渕上委員

 一般論ですけども、ふだんの政治活動は後援会の財布でやります。選挙は個人の財布でやらなければいけないです。だからふだんの政治活動のために個人が後援会にお金を入れているケースもありますし。いざ選挙が始まるぞというときに個人のほうの財布が少なくて、後援会の財布が比較的豊かであれば、後援会から個人に寄附をして個人の財布を膨らまして選挙をするということはよくあることです。

村木委員

 選挙活動の収支報告を個人がやるということですか。

渕上委員

 そうです。

村木委員

 分かりました。

植松会長

 事務局のほう。今、議員からの、渕上委員からの説明で正しいわけですか。一応、確認しておきます。

渕上委員

 一般論を申しましたので、多分事務局に判断できないと思いますが。

事務局

 事務局として、一般的な選挙で収支する云々、個人の収支にするというところはどういうふうなのが一般的かというのは存じておりません。ですので、今のがそうなのかなと理解しております。

植松会長

 ほかにありますか。
 どうぞ。堀川委員。

堀川委員

 堀川ですけど、ちょっと前に戻りまして、広田議員のところで134ページ「所得等報告書 2前年中の収入」、ここのところをちょっと教えてください。
 「前年度の収入」のところ、その他のところに広田議員は不動産を売却したわけですけれども、そこの金額というところに「2,500万」という金額が書いてあります。これは何を意味するのでしょうか。ちょっと記載要領を見てもよく分からないので教えてください。

事務局

 事務局です。この「前年中の収入」というのは、全ての収入をお書きいただくということになっておりまして、区分として「給与、配当金、利子、賃貸料、謝礼金」となっておりまして、「その他」というところに「その他の収入」を記入することとなっております。こちらの方の場合は、居宅を売却したことによる収入を「その他」というところにお書きいただいたものと思います。
 以上でございます。

堀川委員

 つまり、これが不動産を売却した売却金額である。そう理解したらよろしいでしょうか。

事務局

 事務局です。そのように考えております。

堀川委員

 分かりました。ありがとうございます。

植松会長

 ほかにありますか。よろしいですか。
 これで一応、今日の予定の審査は終わりです。そのほか、何か御意見ございますか。
 どうぞ。水ノ上委員。

水ノ上委員

 私から少し御議論していただきたいことがあります。実を申し上げますと、昨日、百条委員会というのがございました。竹山修身前市長の選挙資金に関わることで百条委員会が開かれておりまして、その中で私が申し上げて皆さんに議論していただきたいことなんですけれども。
 竹山修身前市長の平成29年、平成30年度の資産報告書がございまして、その中には当座預金、普通預金がですね、りそな銀行だけしかございませんでした。しかし昨日、百条委員会で新たに発見されたのは、それ以外にも例えば、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の個人口座があるようだと。そういったことから、今日コピーしていただいているんですが、皆さんにお配りしていただけますでしょうか。あわせて、委員長のほうに当時の資産報告書、私手元に持っておりますので、それを御覧いただきたいと思います。
 委員長のお手元のほうには竹山修身氏の平成27年から30年度の資産報告書があります。そこの普通預金1ページ開けていただきまして、3ページ目だったと思いますけども「当座及び普通預金、普通貯金」の欄がありまして、「りそな銀行」しかありません。それで、これ今お手元に配付いたしましたのは、昨日百条委員会でもお配りした資料なんですけれども。竹山修身氏個人の口座からと思われる、個人から竹山修身名義で振り込みがされている口座が五つ新たに発見されまして。上から三井住友銀行西野田支店。2番目がりそな銀行大手支店、3番目がりそな銀行堺東支店。4番目がりそな銀行虎ノ門支店。5番目が三菱東京UFJ銀行、現在の三菱UFJ銀行ですが、の塚本支店という五つの口座から竹山修身名義で振り込みがなされていることが分かりました。その中でりそな銀行については(2)、(3)なんですけれどもこれは資産報告書にも載っているであろうと。資産報告書には「りそな銀行」だけありまして、支店名は書いておりません。支店が複数に分かれるときも合算してここに記入するようになっておりますので、1行のみを書いているのか2行合算して書いているのか分かりませんが、りそな銀行の記述はあります。しかし、それ以外に三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行はございません。ただ、この資産報告書に書くのは12月31日現在で30万以上の残高がある場合は記載するということになっておりますので、平成29年12月31日。もしくは平成30年12月31日現在で30万円以下であればこれで結構なんですけれども、ただ一番上を見てただきますと三井住友銀行では年間336万4,000円の支出があるということなんですね。ということは、この年にそれに類するだけの収入があって全部吐き出したのか。それとも前年度の繰越があったのか。またこの12月までに30万円以下になったのかというのが疑問に残りますし、そうかも分かりませんし、そうでないかも分からないということで、たまさかですけども、昨日百条委員会で竹山修身前市長の口座が三つあると、資産報告書に書かれていない口座が三つあるということにおきまして、これは過年度なんですけども竹山前市長に対して、この資産報告書の記述が正確なのかどうか。もしくは今申し上げた三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行の残高証明書なり、また通帳のコピーなり、それを提出してもらえないのかどうか。この場は今年度出された資産報告書について審議する場というのは分かっておりますが、そういうのが発見された以上、この倫理調査会でそういうことができないのかどうか御議論いただきたいと、こういうふうに思っております。
 以上です。

植松会長

 ただいま水ノ上委員がお話になられた内容によって、特に条例との関係でどのように扱われるべきか、事務局のほうから説明を受けたいと思います。

事務局

 事務局です。倫理調査会の運営はおっしゃるように倫理に関する条例、これに基づいて実施しております。書かれていることでいいますと、市長は資産報告書を5月31日までに作成しなければならない。倫理調査会に写しを提出して審査を求める。倫理調査会は審査を行い、これに対する意見書を作成して市長に提出する。このように規定してございます。審査、意見書の提出まで一旦、終わっておりますのでこの条例に基づいて再度審査というのは行えないというふうに認識しております。ただし、ここの倫理調査会として必要があるという、そういう意見になった場合です。その任意の確認は可能と考えております。ただし、条例に基づくものではありません。あくまで任意ということですので、仮に協力してもらえないとか、そういったことがあった場合でも条例のほうでは協力がない場合は広報誌等で広く公表を行うということになっておりますけど、そういったことは行えないというふうに考えております。つまり任意での確認までが限界かなというふうに認識しております。
 以上です。

植松会長

 どうぞ。

水ノ上委員

 今、御説明がございました。竹山前市長につきましては、政治資金につきましていろいろ疑惑が持たれておりまして、また政治資金につきましても百条委員会が開かれております。竹山前市長につきましては、一生かかってもこの疑惑は市民に説明するということも申されておりました。またこの堺市長の倫理に対する条例の中で第1条でこのように書かれております。「その倫理性を自覚し、卑しくも自己の地位による影響力を不正に行使することによって、いかなる報酬も受領しないことを市民に宣言するとともに」というふうになっておりまして、もしこの30万円の残高がある預金口座があって、それがもし記載されていないのであればこの倫理上、反するということで、こういう点につきましても積極的に説明を求めるということですから、ぜひとも応じていただくかどうかは任意ですけれども倫理調査会として、竹山前市長に対してその資料等を求めていただきたい、このように思っております。
 以上です。

植松会長

 水ノ上委員にお尋ねしたいんですけど、百条委員会でりそなの口座以外にあるではないかという話になったとき、その話が出たわけですね、この内容が。そのときに竹山前市長はどのようにお答えになったんですか。

水ノ上委員

 委員長。これは竹山前市長に直接証人尋問しておりません。証人尋問をした後で分かったことでございまして。昨日も別の証人がおるんですけども、証人が出頭せずにこのことは聞けずに終わっております、百条委員会としてはですね。ですから疑惑、疑惑というのは申し訳ない。疑問が残ったまま終わっておりますので、実は百条委員会でも竹山修身前市長にこの点について明らかにしてくれということを打診するというようになっておりますが、別途資産報告書のミスもあるかも分からないということで、この倫理調査会でも同じように竹山前市長に資料を求めていただければというふうに思って、発言させていただいております。

植松会長

 百条委員会はまた開かれるわけですか。

水ノ上委員

 百条委員会はこれからも開かれます。

植松会長

 では、これから開かれるのであれば、その百条委員会でそうしたことを明らかにしていく、あるいは前市長にお答えいただくというようなことはできないんでしょうか。

水ノ上委員

 それも鋭意検討していくし、やっていきたいと思いますが資産報告書上の不記載の可能性があるというところから、この倫理調査会でもそのようになさっていただければというふうに思うんですけれども。もし委員でもできるのであれば。

植松会長

 今までのお話でほかの委員の方で質問なさりたいことや、御意見をおっしゃりたいことがありますか。
 どうぞ。古崎委員。

古崎委員

 古崎です。今、おっしゃったことは私たちに希望されている内容なんでございますか。何をすれば。

水ノ上委員

 今、開かれているのは倫理調査会の13人ですかね。今回、令和2年度の調査をするための調査会なんですけれども、過去の資産報告書にそういう不記載等々のそごが認められた場合、今の状況では条例上はそれを遡って戻ることはできないと。ただし、してはならないということもありませんのでここの皆さんの御意見で過去にそういうことがあれば、過去に遡ってそういう意見を求めるということも決議していただいた上でそのようにしていただきたいというお願いです。

古崎委員

 そうしますと、我々が遡って竹山前市長の資産報告書を審議することができるのであれば、したいと思います。

水ノ上委員

 委員長。これ審議をするというのは難しいかなと思います。過去の分を遡って竹山市長のを審議するというのは難しいと思いますけれども、ただその資料を取り寄せる、もし間違いがあれば訂正をしてもらう。それは可能かと思ってお願いしております。

植松会長

 ただ、今事務局の説明によれば条例によれば強制することはできないということで、するとしても資料の提出を願うとしてもそれは任意のものになるということなんですが、任意であってもそれを依頼するかどうかということを決めたらいいですね。条例というのはいわば市の法律のようなものですから、その条例で過去のことを強制的に通帳の内容を正確に提出しなさいということは、それはできない。ただ任意でこういうことが求められているけれどしてくださいとお願いして、あちらも任意できちんと書類をそろえて出すと、そういうことはあり得るというのがあります。相手がどういう態度を取るかは分からないけれども、ここの委員会としてそういう要求を出すかどうかということについて、最終的に決議したいと思います。
 先ほどお尋ねしましたけど、百条委員会でも引き続きそれはもっと詳しい形で請求するということは百条委員会のほうでするわけですね。そのことも頭に入れてこの倫理調査会としてどうするかということを決議したいと思います。
 それでは水ノ上委員のおっしゃる形で任意であってもちゃんと前市長に要求するということに賛成の方……。

堀川委員

 ちょっと待ってください。

植松会長

 じゃあその前にどうぞ。意見、おっしゃりたいんですか。堀川委員。

堀川委員

 今、任意にしても何を竹山市長側に要求するのかということは明確にした上でこれを要求しましょうと、お願いしましょうと。これを説明してください。例えばですよ、平成29年の12月31日時点が分かる通帳の写しを提出していただけませんかというような内容ですね。

水ノ上委員

 そうですね。合わせて平成28年12月31日及び平成29年12月31日のこの三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行のそれぞれの残高が分かる資料を提出していただきたいということです。

植松会長

 それが30万円以上であれば、記入が漏れているのではないかということになるんですね。
 どうぞ。中野委員。

中野委員

 中野です。ちょっと先ほど事務局の方がおっしゃった内容でちょっと確認したいんですが、今、議論している件で堺市長の倫理に関する条例の第10条市民の調査請求権とありますよね。これは該当しないんですか。

事務局

 今回、市民の方から調査請求があったというわけではないので、その条文でお答えしているわけではございません。

中野委員

 市民からではないということですね。

事務局

 この調査会として再度審査、再審査ということでお答えさせていただきました。

植松会長

 調査会には市民の委員がいるんですけれども、それは市民から請求ということにはならないんですか。

事務局

 事務局ですけど、よろしいですか。今、各委員に御審査いただいているのは条例の8条に基づく審査をしていただいております。8条の3項、4項に基づきまして、市長から毎年倫理調査会に報告書の写しを提出して、審査を求められますので、それを受けて意見書を返していただくということです。ですので、これに基づいてするということになれば遡ってやるということで、特に条例上も済んでしまった審査はやり直すという規定はございませんので、できないんじゃないかということでお答えしました。
 それとあと任意でというのは、やはり倫理調査会も条例に基づいて設置されて、権限を与えられていますので条例に基づく処理以外が何でもかんでも任意でできるというものではないと思いますので。じゃあどの程度、そういう確認ができるかといいますと、例えば7条に「市長は報告書を出してから7年間は書類を保存しなければならない。そしてまた訂正があるときは、これをすることができる」という規定がありますので、訂正はないですか、出した書類に誤りはないですかという、ここの条文に絡んで確認、訂正の有無はないかという確認ぐらいは何とか任意でできるんじゃないかというところで事務局のほうとしては説明させていただきました。
 もう1点、お尋ねの10条の市民の調査請求権というのは、規定上ございますが今回は委員さんの内部からの発案で出されてますので、10条には該当しないというふうに考えております。
 以上です。

植松会長

 水ノ上委員。いかがですか。

水ノ上委員

 今の御説明、7年が経過する日まで保存しなければならないということがありましたら、市長がお辞めになっても保存をしなければならないという義務と考えてよろしいでしょうか。どうですか。

事務局

 この場合の市長というのは、通常捉えるとすれば行政としての市長が保存責任があるというふうに考えてございます。

水ノ上委員

 なるほど。お辞めになった市長まではそこまでの義務はないということですか。

事務局

 辞められた市長個人にまでそこまでの保存の義務は負わせてないと思いますが、当然、市としては公文書として保管しておりますので。

水ノ上委員

 それでしたら、市長として10年近く堺市政を牽引された方ですから、それに基づいて資産報告書もお出しになっているというふうに思います。倫理調査会のこともよく御存じだというふうに思いますので、また先ほども申し上げたとおりいろんな面で疑惑があれば一生かかって説明するということもおっしゃっていただいておりますので、ぜひともそういう点からもこの件については、市長にこれで間違いないかどうか。もし訂正があるのであれば、訂正をお願いすると。そういうことでいかがでしょうか。

植松会長

 それは事務局を通してやっていただきたいということなんですね。

水ノ上委員

 はい。

植松会長

 私の個人的意見を、一委員としての意見を言わせていただいていいですか。百条委員会というのがあって、今後もまだ引き続き行われるということなので、百条委員会においてそうしたことを追及というか、お尋ねしていったらどうなのかと思うんです。ある意味、二重にこちらの一応、条例で遡ってということは求めてないので、断られる可能性も高いですし、する必要あるのかなということをちょっと感じています。
 どうでしょうか。ほかの方、どう思われますか。この委員会としても出したほうがいいんだと。百条委員会とは別にそうした要求を出したほうがいい、たとえ断られても出したほうがいいんだという意見も一方であると思うし。まあ、私はその反対側なんですけど、百条委員会の活動に任せたらどうかなというふうにも思っています。いかがでしょうか。
 どうぞ。

渕上委員

 すみません、突然ちょっとこれが出てきたので、よく分からないんですけれども。任意で御本人に確認をしたいというお気持ちは分からなくもないですが、そもそも口座がほかに実はあるんだという話なんですけどね。これは百条委員会では何らかの証拠なりがあって、口座があるという確認を委員さんがされているんだと思うんですが、今日我々が見たのはこの手作りの資料だけなので、我々の会としては本当に口座があるかどうかも確信を持てているわけではないですよね。その中で任意とはいえ、条例として設置された委員会からどうなんだと問い合わせるというのは非常に重いことなので、ちょっとこれだけでは本当に口座があるということを、さらにあるから30万円ひょっとしたら超えているんじゃないか。ちょっと確認しろという問合せをするというのは、ちょっと一足飛び過ぎるというか、我々としてはもうちょっとやはり会としてやるのであれば、会として本当に口座の存在というのを確認しなければいけないだろうなと一つ思います。
 もう一つは会長さんがおっしゃられたとおり、そもそも百条委員会としてその形で動いている、活動権限があるわけですから、倫理調査会で改めてそれをする必要性というのがちょっと私にはまだこの時点では確信が持てないです。

植松会長

 ありがとうございました。
 芝田委員も手を挙げてらっしゃったと思うんですが。

芝田委員

 会長がおっしゃられたように百条委員会が並行していまして、昨日水ノ上議員が意見の中で出されたらしいんですが、今日は審査の案件が早く終わったので出されたと思うんですが。市民の委員の方もなかなか情報が、百条委員会の状況とかもまだまだ今続いているということになりまして、そういった意味でせっかく出された案件ですので次回、8月ぐらいになってこの委員会がありますので、そこで百条の経過も含めて持ち越しにして、今日決を採るというか、何に決を採るかもちょっと混乱されているとは思いますが、私もそうなので。そういう意味で次回にまた水ノ上委員から御報告いただいて、また検討するということでどうでしょうか。

植松会長

 どうぞ。水ノ上委員。

水ノ上委員

 先ほど渕上委員が言われたのはもっともで、この1枚だけでは皆さん、よく御理解いただけないと思います。合わせて、昨日は百条委員会のほうに40枚以上の資料を出して検討させていただきました。今、芝田委員からも御指摘がありました。これにつきましては改めて、それに関する資料も御用意した上で、次回、もう一度出させていただくということでいかがでしょうか。

植松会長

 どうぞ。石谷委員。

石谷委員

 石谷です。百条委員会の日程は、次はいつといつとか入ってますか。それの進み具合も教えてほしいです。

水ノ上委員

 一応この7月末までに竹山氏にはこの同じような資料を出すようにという百条委員会から打診をしております。それを受けて8月以降は8月4日に百条委員会があり、その後は10月8日まで定例会がありますので、定例会が終わってからということになります。
 以上です。

植松会長

 どうぞ。石谷委員。

石谷委員

 石谷です。百条委員会の進行を見守りながらやったほうがいいと思いますし、この条例の規定にないことをやるということであれば、それはかなり慎重に扱わなければならないことだろうと、この委員会としてもね。そういうことで言えば、ここで判断するのは拙速だというふうに思います。

植松会長

 では、提案者といいますか、水ノ上委員からも次回の百条委員会を待って、そこで得た資料を報告した上でまた諮りたいというお話ですので、ペンディング、はっきり決議しないということで、それでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)

植松会長

 では、そういうことで次回に持ち越しです。
 では、次回の調査会の日程と事前にどの議員までを確認しておいていただくか協議したいと思います。昨年度は8月21日に第2回委員会を開催しています。事務局から事前に御都合をお聞きしましたが、8月18日火曜、午前でいかがでしょうか。皆さん、よろしいですか。午前というと普通何時からでしょうか。

事務局

 午前ですと、10時を想定しております。

中野委員

 私、ちょっと今の時点では欠席ということでさせていただきます。

植松会長

 欠席ですか。

中野委員

 できるだけ出られるように調整はしますけど、現段階では欠席ということで。

植松会長

 調整していただいて、出席していただけるかもしれないですね。

中野委員

 それはまた事務局のほうに連絡させていただきます。今日現在では欠席ということでお願いします。

植松会長

 中野委員以外は、これで都合がいいようですので一応8月18日火曜、午前10時からということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)

植松会長

 では、そのように決定です。
 また第3回の日程の調整も合わせて行いたいと思います。
 昨年度は10月16日に第3回委員会を開催しています。少し先の話になりますが、8月19日から9月30日までは市議会の会期中ということなので、第3回の倫理調査会を10月9日金曜、または10月16日金曜日に開催するのはいかがでしょうか。
 このどちらかの日、都合の悪い方はおられますか。

江口委員

 午前中だと都合、まだはっきり分からないので厳しい。午後からだったら大丈夫ですけど、午前中は厳しい。

植松会長

 事務局、10月のことは、時間的なことはどうですか。

事務局

 事務局です。通常ですと、午後からの開催としたいと考えております。

植松会長

 午後からなら大丈夫ですか。

江口委員

 はい。

村木委員

 すみません、もう一度日時。

植松会長

 もう一度言います。10月9日金曜日、または10月16日金曜日。どちらも金曜日です。9日か16日か。

村木委員

 分かりました。

植松会長

 大丈夫ですか。これでどちらでもよいということですが、あとは事務局のほうで決めてお知らせはありますか。

事務局

 そうしましたら、10月9日でさせていただければと思うんですが、いかがでしょうか。
(「はい」の声あり)

事務局

 14時から。

植松会長

 それでは第3回倫理委員会は10月9日金曜日14時からとなります。
 場所については、後日事務局から文書で通知いたしますので、よろしくお願いいたします。
 最後に事前に確認しておく範囲ですが、先ほどの事務局からの説明もありましたとおり、今年度は十六、七人程度の審査を行います。野里議員まで各自見ておくということでどうでしょうか。よろしいですか。
(「はい」の声あり)

植松会長

 西川良平議員、石谷議員、水ノ上議員を除き16人となっています。それでよろしいですか。
(「はい」の声あり)

植松会長

 それでは次回は、野里議員まで事前に内容の確認をお願いします。
 これをもちまして第1回倫理調査会を終了いたします。

午後3時37分閉会

このページの作成担当

総務局 行政部 総務課

電話番号:072-228-7010

ファクス:072-222-0536

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館5階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで