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令和4年度第3回堺市緑の政策審議会会議録

更新日:2025年1月20日

日時

令和5年3月1日(水曜)午前10時00分

場所

堺市役所本館地下1階第会議室

出席委員(11人)

会長

今西純一

委員

花田眞理子、岡崎純子、中川澄、藤井載子、上田勝人、岸本啓司、宮前久数、大町啓之、奥村仁美、岩藤邦生

案件

1.堺市緑の基本計画改定について〈答申案〉
2.堺市緑の基本計画における取組事業の進捗確認について

開会(午前10時00分)

事務局

定刻となりましたので、ただ今より令和4年度第3回堺市緑の政策審議会を開会いたします。
本日は、お忙しい中、ご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
私は、当審議会の事務局を務めさせていただきます、公園緑地整備課の岡本でございます。よろしくお願いいたします。
今回の審議会は、前回の審議会より1人の委員が改選となりましたので、ご紹介させていただきます。
堺市民生委員児童委員連合会 副会長 宮前 久数委員でございます。

宮前委員

宮前でございます。どうぞよろしくお願いします。

事務局

また本日、武田委員、田中委員におかれましては、所用のため欠席とのご連絡をいただいております。
委員の紹介は、以上でございます。
本日は委員総数13人の半数以上の出席となりますので、「堺市緑の保全と創出に関する規則」第4条第2項に基づき本日の会議は成立することをご報告致します。また、同規則第6条の規定に基づき本会議は公開しております。
現在、1人の方が傍聴に来られておりますことをご報告いたします。
傍聴されている方につきましては、お配りしております「堺市緑の政策審議会の傍聴に関する要綱」及び「堺市緑の政策審議会の傍聴について」に規定しております事項を遵守していただきますようお願いいたします。
会議内容につきましては、録音の上、議事録を作成させていただきますので、ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
次に本日の資料についてご確認をさせていただきます。
議事次第、委員名簿A4縦の資料で、資料1-1(堺市緑の基本計画(改定案)についてのご意見の要旨と本市の考え方について)、A4縦の資料で、資料1-2(堺市緑の基本計画改定について〈答申案〉)、
A3横の資料で、資料1-3(堺市緑の基本計画(改定案)【概要版】)、A3横の資料で、資料2-1(令和4年度における堺市緑の基本計画の各取組事業の進捗状況)、
A4縦の資料で、資料2-2(堺市緑の基本計画における数値目標)以上となっております。
当日資料として、緑の基本計画の冊子をご用意しております。緑の基本計画冊子については、会議用となっておりますので、会議終了後はお持ち帰りにならないよう、机の上に置いておいてくださいますようお願いいたします。
よろしいでしょうか。手元の資料で過不足等ございませんでしょうか。
会議の進行中、委員の皆様において、ご意見のある方につきましては、挙手いただき、事務局がマイクをお渡ししますので、マスクを着用したままで、ご発言いただきますようお願いいたします。
それでは、次第に沿って会議を進めさせていただきます。まず、公園緑地部長の市川より開会のあいさつを申し上げます。

事務局

皆様おはようございます。ただいま紹介にあずかりました、公園緑地部長の市川でございます。本日は、公私にわたり何かとお忙しい中、「令和4年度第3回堺市緑の政策審議会」にご出席を賜り、誠にありがとうございます。
また、平素は市政全般にわたり、ご理解ご協力を賜り、この場を借りて厚くお礼申し上げます。
さて、本日の案件は「堺市緑の基本計画改定について」と「堺市緑の基本計画における各取組事業の進捗確認について」でございます。
緑の基本計画の改定につきましては、令和3年に本審議会に諮問し、今年度7月、10月とご意見をいただいてきました。
その後、パブリックコメントを実施し、ご意見に対する市の考え方をとりまとめ、次期堺市緑の基本計画(案)としてとりまとめました。
今回の審議会では、ご意見のご報告と改定案の最終確認をいただければと思います。
本日ご参加の委員の皆様方におかれましては、それぞれのご専門の立場と幅広い見地から忌憚のないご意見をいただきますようお願い申し上げます。
簡単ではございますが、開会の挨拶とさせていただきます。

事務局

ありがとうございました。
それでは、ここからの進行は、「堺市緑の保全と創出に関する規則」第4条第1項により会長が議長となるとありますので、今西会長にお願いしたいと思います。
今西会長よろしくお願いいたします。

今西会長

今西です。よろしくお願いします。
それでは、これより私が会議を進めさせていただきます。
今回は令和3年12月に堺市長から受けた堺市緑の基本計画の改定についてということで、答申前の最終確認ということになっております。これまでいろいろな意見をいただきましてありがとうございました。パブリックコメントを受けて、どのように対応するかということが堺市から示されております。それも含めまして今日ご確認をいただければと思います。まず、「堺市緑の保全と創出に関する規則」第6条に基づきまして、会議を公開し、傍聴を認めたいと思います。
それでは議事に参ります。本日の案件は2件となります。
案件1.は「堺市緑の基本計画改定について〈答申案〉」となっておりますので、事務局から説明をよろしくお願いします。

案件1. 堺市緑の基本計画改定について

事務局

皆さんおはようございます。公園緑地整備課長の杉山です。
それでは案件について、ご説明いたします。緑の基本計画の改定にあたっては、令和3年12月に本審議会へ改定について諮問し、現行計画の達成状況と取組成果、課題を抽出し、改定の視点を示しました。
令和4年7月の審議会には、改定骨子案をお示しし、基本方針に基づく施策を定めました。同年10月の審議会では、委員の皆様のご意見を踏まえた計画本編案をお示しし、ご意見をいただき、内容を一部修正しました。
同年11月には、本市の重要施策等について審議する「庁議」に諮り、その後12月21日より1カ月間パブリックコメントを実施しました。
そこで寄せられた意見と、それに対する市の考え方と修正した内容の一覧を示したものが資料1-1となります。
それでは、資料1-1のうち、主な意見をご説明いたします。
1点目としまして、「森林環境譲与税を活用して何を実施していくのか示してほしい」というご意見がありました。
これに対する市の考え方は「森林環境譲与税を利用し、啓発看板の設置など緑地保全活動への活用を検討していますが、今後の協議により決定する内容があるため、本編への記載はしていません」としております。
その他に、「行政と市民で『緑』に対する感覚の違いが大きく、計画に示すものが総花的な印象で日常の市民生活から見た施策の優先度が分かりにくい」というご意見がありました。これに対する市の考え方は「基本方針や施策の優先度は定めておりませんが、緑の将来像を実現するにあたり、特に市民・事業者・行政が連携して緑を育む必要がある地区、また緑化に関するモデル的な取組を行う地区として緑化重点地区を定めています。」としています。
その他、南区の巨木や枯木などの危険木に関すること、廃棄物に関すること、質の高い緑に関すること等に対するご意見をいただきました。
これらに対する市の考え方については、資料の右側に記載しているとおりで、説明は割愛させていただきます。
次のページをご覧ください。パブリックコメント以降、計画書の内容を一部修正しており、その内容を記しています。
計画の位置づけとして、昨年12月に大阪府、大阪市、堺市による「大阪のまちづくりグランドデザイン」が策定されたことを受け、当該計画を新たに関連計画に位置づけました。
また、これまでの取組成果や課題・方向性について、本年1月31日に「堺市財政危機宣言」を解除したことに伴い、本文中の「財政危機宣言による」という文言を削除しました。
パブリックコメントの結果及び修正一覧については、本審議会での意見を踏まえ、市のホームページや市政情報コーナー等で公表いたします。
次の資料1-2をご確認ください。こちらは、堺市緑の基本計画の改定についての〈答申案〉と計画書の概要版と本編となります。
先ほどご説明しました修正内容を踏まえ、本編を一部修正し、〈答申案〉としてお示ししています。
今後のスケジュールにつきまして、本日〈答申案〉について、合意いただけますと、庁内で決裁を行い、今月末の策定を予定しています。
案件1の説明は以上となります。

今西会長

ありがとうございました。
ただいま事務局から説明がありました本件堺市緑の基本計画改定について、ご意見ご質問がありましたら、挙手にてよろしくお願いします。

大町委員

ちょっと聞きたいんですけれども、府営の公園があるかと思うのですけれども、大阪府に管理されている公園に対してですけども、緑の基本計画には含まれているのでしょうか。関与してるというか方向性が同じ方向を向いているのかを聞きたいのですが。それ以外にも街路樹や市の管轄以外の河川などがどうなっているのでしょうか。

事務局

大町委員ご質問ありがとうございます。
本計画におきましては、策定をする際に、大阪府等に協議をしておりますので、府は内容について承知しているところです。その都度、何か問題があった時には、情報共有を図るという点では、こまめに情報共有ができてない部分があります。ただし近年、大阪府が事務局となり、大阪府ブロック会議という会議を形成しておりまして、こういった場で情報共有しながらお互いの緑のあり方や、維持管理の活動に対する一定の方向性は情報共有させていただいております。以上です。

今西会長

ありがとうございます。その他に何かございますか。

花田委員

今さらということで申し訳ありません。方針案のはじめにという所ですがSDGsが国連で定められといっているんですが、「採択」のほうが適切ではないかなと思います。外務省のホームページを確認すると、「採択」と書かれていますので、「国連で採択され」のほうが適切ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

事務局

花田委員、ご指摘ありがとうございます。ご指摘の通り修正いたします。

花田委員

ありがとうございます。

今西会長

ありがとうございます。その方が相応しいと思いますので、修正していただきたいと思います。
その他に何か、ございますでしょうか。私の方から少しよろしいでしょうか。一つ目のパブリックコメントの対応ですけれども、結果的に緑の基本計画の中の文言は修正しないというような回答になっているが、市の考えが一部うまく伝わっていない部分があるように思います。例えば南区の巨木の課題についての認識であるとか、緑の質の向上についての考え方について、内容自体は変わらないと思うのですが少し文言を修正して、市民にわかりやすく伝わるようにしてはいかがでしょうか。

事務局

今西会長ご指摘ありがとうございます。パブリックコメントで寄せられた意見に対しましては、市の考え方を補足する形で本編の内容を一部修正したいと思います。以上です。

今西会長

はい、わかりました。もう一つ、森林環境譲与税について、有効に利用してもらいたいという意見をいただいています。市として、木製品の啓発看板設置など、考えているということですけれども、他にもう少し活用できることがあればと思うのですが、何か活用できるのでしょうか。

事務局

ご質問ありがとうございます。森林環境譲与税につきましては、市町村におきましては、間伐や人材育成、後は担い手の確保、木材利用促進や普及啓発活動などの、森林整備やその促進に関する費用に充てることとされております。本市での使途につきましては、施設の木質化や木製品への利用が主なものとなっております。
少し補足させてもらいますと、啓発系の事業にも森林環境贈与税の活用できるというふうになっているのですが、特に都市部において、元々この制度自体が林業などを想定しているということで都市部の方で森林環境贈与税の活用が進んでないということが新聞等で報じられています。本市としましても緑地保全を進めていますのでそちらの方の啓発系の事業から活用できないかというところは、検討しているますけれども、なかなか全国的に事例も少ないというところがありまして、事業を活用できていないところがあります。現在、少しずつ、そういった都市部の里山の保全などにも、森林環境贈与税を活用できるのではないかという議論が出てきているので、本市としましても、そういった事例も参考にさせてもらい、保全などにも活用できないか、検討を進めたいと思っております。

今西会長

ありがとうございました。森林環境譲与税がそもそも創設された意義というか、目的としては、森林の持つ公益的な機能として、単に用材を取ってくる、林業をするというだけではなく、二酸化炭素、地球温暖化対策など、森林を整備することで、斜面が崩れることを防ぐ防災の観点であるとか、あるいはその他にレクリエーション、森林の良さ、多様な機能を発揮するというのを目的に、国民から税を広く集めているものなので、全国的に事例がないということですけれども、堺市でも将来的には都市の樹林の整備みたいなことにも、活用していけるように、考えていくのがいいのかなというのは個人的には思っています。都市林、アーバンフォレストという考え方が海外で注目されています。都市の中に樹木をたくさん増やして、生活環境を豊かにし、都市部魅力を高めていこうという政策です。そういった政策も海外で注目されていますので、すぐに森林環境譲与税を活用できる状態ではないと思いますが、都市林をアーバンフォレストとして、緑地・緑をとらえなおすというようなことがあってもいいのかなと思います。可能であれば、緑の基本計画でもそういった文言を少し入れてもらえると、将来的にいいのかなと思います。

事務局

今西会長、ご意見ありがとうございます。都市林という考え方につきましても、本市で緑の計画本編中にもあります、都市部でのオープンスペースの確保というふうな視点がございますので、そういった視点に都市林いうものをかけあわせながら都市の緑地の整備を進めていけたらと考えておりますので、本編中に書くことを検討したいと思います。

今西会長

ありがとうございます。他に何か、意見はございますでしょうか。

奥村委員

奥村です。よろしくお願いします。パブリックコメントで一市民として感じるのが、感覚の違いが大きくあったり、それは理念と言えるのかであったり、この計画と市民感覚とのずれのようなものを少数の意見かもしれませんが感じます。審議会にずっと参加させていただいて今更ですけれど、そういう視点で見ると、少しずれのほうが気になります。私も子どもたちと関わってきて、やはり未来というのは子どもなんだけど、どこにあるのだろうかと気になる部分があります。せっかくの意見に対して、これは有識者で考えて設定しましたとか、そんなふうに回答されるといつまでもずれが埋まらなくて、そんなふうに進んでいくんだなというような印象を受ける。子育て中の人や子どもたちは期待もしていると思うので、どんな風に変わっていくのか、極力わかりやすく説明していくのが行政側の役割でもあると思いますし、私たちも理解する努力をしながら一緒に作っていくものかなと思うので、市民の人とともに計画に向かって進んでいくことが感じられたら少しでもずれが埋まるかと思いますので今後、そのような姿勢で取組んでいただけたらと思います。

今西会長

ありがとうございます。事務局からコメントございますしょうか。

事務局

奥村委員、貴重なご意見ありがとうございます。我々も今回基本計画改定いたしまして守る、作る、育む、広げるということを新たに基本方針として設定しました。そういったところをよりわかりやすくしていくという所で職員を含めて、こういう方針のもと事業を展開していくという所で、より市民と距離を縮めていけるような計画にしていければと思います。以上です。

今西会長

その他に何か意見はございますか。岡崎先生お願いします。

岡崎委員

岡崎でございます。最初今西さんがおっしゃったこととほぼ一緒なんですけれど、パブコメの中に二通り視点があって、緑地を増やすという方向と、そのあとできた緑地を管理していくという視点と、今ちょうどその転換期にあたるのかなと思います。私の所属する大学でも空き地を緑地にするという政策を進めていたんですけども、あまり範囲が大きくなると滞ってくる、維持管理が出てきます。例えばそういった意味でパブコメの返答の中でも、本来の指針としては今までの流れの中で豊かな自然を作るということなんでしょうけど、ちょっと転換期として次のステップとして、増やす場所と、減らすのではなく質を維持するために管理していく、そういうふうな方向性で、都市部は自然によくなることはないので、パブコメの返答等含めて考えていただけるといいかなと今回いろんな意見を聞かせていただいて、増やすだけではなくて、維持管理をして緑を増やすことが質の維持であり、大仙公園みたいに空き地だったところ、あるいは自然公園など緑地が多かったところに新たな緑の木陰等を作っていくことと少しニュアンスが違うので、その辺りをもう少し明瞭にした方がよかったのかなという気もしますが、今後それにぜひ行政として繋げていって、次の方針を強く意識することが市民感覚と少しでも一致させていくことにつながると思いますのでまたご検討ください。
事務局からコメントありますでしょうか。

事務局

岡崎委員、ご意見ありがとうございます。今回の改定は質の高い緑のところを行政サイドとしても強く押し出していた部分もございます。ですが、量を蔑ろにするというわけではなく、量の確保、あと質の担保を念頭に置きながら、我々もこの転換期というのは感じている中で、両方進めながら今後の緑の在り方を模索していくというふうに、考えております。以上です。

今西会長

その他にございますか。よろしいでしょうか。ご意見いただきましてありがとうございました。
それではお諮りいたします。本案件について、いただいた意見については微修正ということで私、会長の方で預からせていただいて、原案のとおり答申させていただいてもよろしいでしょうか。

全委員

はい。

今西会長

よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは本案件について案のとおり可決されました。その旨市長に答申いたします。

案件2.堺市緑の基本計画における各取組事業の進捗確認について

今西会長

次に案件2は堺市緑の基本計画における各取組事業の進捗状況についてとなっておりますので、事務局から説明をよろしくお願いします。

事務局

それでは、堺市緑の基本計画の各取組事業の進捗状況についてご説明します。
資料2-1につきましては、先ほど答申をいただきました、堺市緑の基本計画において、令和4年度から5年間で取り組む事業について、取りまとめた事業シートになります。
資料2-2につきましては、堺市緑の基本計画の基本方針に紐づく緑の目標一覧となります。
それでは内容について、説明をさせていただきます。
A3横長の資料2-1をご確認ください。堺市緑の基本計画において、緑の将来像の実現や緑地の確保目標達成に向けた施策を推進するための各取組事業について、とりまとめを行ったものです。今後、5年間のうちに取り組む事業をこちらの事業シートにより進捗管理していきます。
次に、シートの内容について、抜粋してご説明いたします。
従来の様式から大きな変更はございませんが、左から順に4つの基本方針、それに基づく施策の骨子、加えて「施策展開の方向性との関連」を記載しています。
「施策展開の方向性」では基本計画の本編中にある、SDGsやグリーンインフラなどと、どの項目が関連しているかを記すようにしました。
事業内容につきましては、従前の計画より継続して行うものに加え、新たに取り組む事業がありますので、抜粋してご紹介させていただきます。
1ページ目をご確認ください。基本方針1の施策の骨子1-1のうち、施策ナンバー2において取り組む「堺の森再生プロジェクトとプロモーション活動の実施」につきましては、緑地の維持管理、利用・活用の推進を図るため、南部丘陵において里山みどりの保全事業を実施するものです。南部丘陵の持つ緑地の魅力や緑地保全の必要性を市民団体や企業への呼び掛けにより様々な団体に参加いただいており、事業目標には参加団体数を設定しています。
続いて、3ページ目をご確認ください。基本方針2の施策の骨子2-1のうち、施策ナンバー8において取り組む「都市計画公園整備プログラム(案)の策定とプログラムに基づく事業推進」につきましては、未着手区域が残る都市公園を対象に、整備の優先度を検討し、効果的かつ効率的に事業を進めるための「都市計画公園整備プログラム」を策定し、都市公園の整備を推進するものです。
令和5年度内にプログラムを策定し、令和6年度以降は、当該プログラムに基づき都市公園事業を推進します。
続いて、6ページ目をご確認ください。基本方針3の施策の骨子3-2のうち、施策ナンバー23において取り組む「記念樹配布事業など」につきましては、民有地の緑化支援及び市民の緑化意識向上に寄与する記念樹配布事業を通じ、また堺市宅地開発等に関する指導基準や工場立地法に基づく緑化指導や緑地協定制度により、民有地における緑化を推進するものです。
最後に、7ページ目をご確認ください。基本方針4の施策の骨子4-2のうち、施策ナンバー29において取り組む「花と緑の市民協働事業への支援」につきましては、公共施設や道路に面したオープンスペース等の公共的空間で、市民が取り組む緑のまちづくり活動の支援を行うものです。
市民緑化活動に参画及び自立して活動する年間団体数を事業目標としており、令和4年度末に79団体、令和5年度末に81団体をめざします。
以上で、資料2-1の説明を終わります。
続いて資料2-2をご確認下さい。基本計画本編中に記載している数値目標を年度ごとで進捗管理することとしております。また、当該年度の数値と増減の理由を記載することとしています。
先ほどの資料2-1と2-2を用いて、年度ごとの取組実績や進捗状況を管理し、事業効果を点検します。
また、本日ご欠席の委員からも本件につきまして、ご意見頂戴しており、抜粋してご紹介します。
田中委員から「5年間のうちに新たなに事業が追加又は削除されることも想定されうるので、そういった場合にも柔軟に対応できるような事業シートにしてもらいたい」
以上のご意見がございました。
案件(2)の説明は以上となります。

今西会長

はい、ありがとうございました。ただいま事務局から説明がありました案件、堺市緑の基本計画の各取り組み事業の進捗状況についてご意見、ご質問がありましたら、挙手にてよろしくお願いします。

岸本委員

岸本です。よろしくお願いいたします。ご説明ありがとうございます。
これらの施策を、担当さされる部署、これ1か所だけの部署とか、数ヶ所の部署が入ってるんですけども、永藤市長もよくおっしゃってます、「区でできることは区へ」というようなことおっしゃってますけど、これ全て区は入っていません。
水賀池公園の再整備に中区役所だけは入ってるんですけれど、他の何かするときに区役所はなぜ入っていないのかいう風に思います。区役所含まないというのは理由があるのでしょうか。

今西会長

事務局のほうからコメントお願いします。

事務局

岸本委員ご意見ありがとうございます。
本シートにつきましては、一番右側の欄に所管課の方を書いておりましたので、このような表現になっております。例で挙げていただきました、水賀池公園の再整備につきましても中区役所で担当しておりますので、このような記載になっております。ただし他の事業につきましても、もちろん区役所と共有しておく、連携していくべきと思ってございますので、シート上ではこのような表現になっていますが、区と連携しながら、事業を進めていく必要があるというふうに考えておりますので、今後区役所との在り方については検討していきたいと考えております。以上です。

岸本委員

はい、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

今西会長

はい、ありがとうございます。他に何かご意見、ご質問ございますか。

藤井委員

市議会員の藤井です。事業目標という所なんですけども、見させていただいてら古典的な感じというのか、こういう感じなんですけども、例えば1-3のとかですね、生物多様性の問題とか、その次の市民の活動の共有空間の形成とか、そういったところは、なかなか目標が立てにくいのかなと思います。先ほど市民感覚っておっしゃってたけど、例えばここのゴミの対応とか、問題になってるんですけども、例えば、ゴミをある団体がみんなでごみを拾うとか、清掃活動とか、ある程度団体とかに参加してもらって人の手を借りてたくさんでやっていく活動というのはすごくあると思うんです。なのでそういう団体と協力して清掃活動するとか、例えば水辺でしたら、川になるんですけどもホタルを呼び込む。川を綺麗にしてホタルをよびこむなど、そういうもっともっと想像を膨らまして市民とみんなで協力し合ってやるっていう目標もあってもいいんでないかなと思います。以上です。

今西会長

ありがとうございます。事務局から何コメントございますか。

事務局

藤井委員ご指摘ありがとうございます。ご指摘いただきました各事業で、事業目標が立てられていない部分に関しましては、調査をするとか、啓発活動する項目でしたり、なかなか事業目標が立てにくい項目が、目標を設定できていないということになります。ただし今回基本方針との方向性というところで例えばSDGsでしたり、あとはグリーンインフラというところで地域振興と関係があるというようなところを、各事業課にも浸透させることで、もう少し想像を膨らませて事業目標を設定できるような形で、各所管に働きかけていきたいと思います。以上です

今西会長

ありがとうございます。ほかに何かございますか。

花田委員

ありがとうございます。この目標なのですが、特に今回基本計画を改定した後に、市民の方に、あるいは事業者の方に浸透していくことがすごく大切だと思うんです。
先ほどもパブリックコメントのところでも出ていたんですが、少し感覚の距離があるのではないかというようなご指摘がありました。それでこの目標というのは計画の基本方針に沿って立ててくださっています。基本方針に伴って、守る、作る、育む、広げる、これが市民や事業者の生活とか事業とどう関係するのかというのがわかっていただいて、この目標に向かってやっていこうという風になるのが理想的だと思うのですけども、そう考えたときに、説明の仕方というか、森林環境譲与の使い方でも、カーボンプラスとかいうことになると本質化いうところが大切になってくるのではないかなと思うんですが、実際の広場にこういう風に緑化しますってお答えだったんですけども、何をめざしているか、それをやることによって効果が一つだけじゃないんですよね。防災もありますし、経済の活性化もありますし、そこらへんがわかっていただけると市民の方とか事業者の方に、堺市では緑についてこれからこうやっていこうとみんなが思っていただけるのではないなと思います。目標を設定しているが、これの意味が少し届きにくいと思いますので、じゃあどうするかという所なんですが、別にこれ駄目だっていうことではないので、よろしいのですが、基本計画の28ページのところに設定しますと書いてあって、そこのところをもう少し、市民や事業者にこういう影響があるんですよ、私たちにこういう影響があるんだなってわかっていただけるようなご説明をしていただけると、この目標もわかっていただきやすくて、皆でやろうというふうになるんじゃないかなと思います。説明をもう少し市民と事業者に寄り添うというか、わかりやすく書いていただけたらありがたいなと思いました。以上です。

今西会長

はい、ありがとうございます。今いただいたご意見について、事務局のほうからコメントはあるでしょうか。

花田委員

花田委員ご意見ありがとうございます。
確かに改定をしまして、今後市民の方、事業者の方に内容を浸透させていくことは、重要だと考えています。市の方で取り組んでいるのが、出前講座という形で小学校とか、老人ホームの方にこういう緑の基本計画がありますよという講座をしているということにとどまっております。具体的にもうちょっと浸透させていく方策というのは、今時点でないのが正直なところです。なので、また改定を機にどういうふうに広げていくかという所は公園緑地部内でも検討していきたいと思います。以上です。

花田委員

他の部署とご一緒にやられる感じなのかと思いますので、その点もお考えいただけたらと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。

今西会長

ありがとうございます。他に何かご意見ございますか。

上田委員

市会議員の上田でございます。お世話になります。私もこの議会で生物多様性の保全のことで質疑を何度かさせていただきました。SDGsにつきましては教育委員会の方と子どもたちが本当に勉強されておりますので、そういう意味で、本市としても子どもたちへ本市で生息していたその生物たちが、714以上の生物が絶滅危惧種であるというそういう教育委員会ともしっかりと連携をしながら、子どもたちへのそういう啓発をお願いしておきたいということと、それとなかなかやはり、ウェブサイトで事業を見てくださる市民の方が少ないと思っておりますので、広報さかいや、今の世界では海の保全、陸の保全、30by30という形で保全をしていこうという取り組みも進んできておりますので、そういう部分ではしっかりと子どもたちへのこういう教育の連携もしっかりとお願いをしておきたいなということで、要望だけさせていただきますので、よろしくお願いします。

今西会長

ありがとうございます。何か事務局からあれば、よろしいですか、要望を受けたということで。何かありますか。

事務局

上田委員ご意見ありがとうございます。所管部局の環境共生課になるんですけれども、そこに委ねるのではなくて最初にも回答させていただきましたけども連携しながら取り組んでいけたらなと思います。以上です。

今西会長

ありがとうございます。その他何かご意見、ご質問ございますか。

奥村委員

すみません奥村です。先ほど出前講座でこういう緑の基本計画がありますよということを市民に伝えに行く機会もあるとのことで、そんなのがあるのなら、私もしてみようかなとも思ったりもしたんですけど、やはり、せっかくのチャンスなので、計画を伝えてくださるのもありがたいんですけど、その場で、この市民の思い、こういうことを市民が描いてるということをキャッチして、これは計画にもこんなところで進めていくとか、双方がやりとりできる場になって、それをきっかけに理解が深まればいいのかな、自分たちの所が実現されていくのが見やすい形になって伝わりやすくなればいいなと思いました。

今西会長

はい、ありがとうございます。何か事務局からありますか。

事務局

奥村委員、ありがとうございます。出前講座もどちらかというと開催依頼を受け取るだけなので、行政からプッシュしていくものではない建付けになっています。何かしらこちらからも動けるような体制というのは考えたいと思います。以上です。

今西会長

はい、ありがとうございます。他になにかございますか。
では私の方からちょっと、事業目標のところなんですけれどもちょっと斜線というか何もなしとなってるのが目立って事業目標なしでやっているように見えてしまうかなと思いますので、何かしら書ける範囲で事業目標を書いていただいたほうがいいのかと思いました。
もう一つは政策展開の方向性との関連ということでSDGsとかグリーンインフラ、気候変動、生物多様性、新しい生活様式、4つの列があって、それぞれにマークとかチェックとかが入っているんですけども、SDGsのマークが読みづらいなというのが細かいところであるんですが、それはさておき、その4本柱とそれぞれの計画との関係性というのが、やっぱり全く見えてない。シートの中で、いくらチェックが入ってるからといってどういう意味でチェックを入れているのかというところも見えづらいので、もう少し4本柱と各事業との関連がどういう点にあるのかというのがわかるようになってるといいなと思いました。おそらくその事業担当者は事業を推進するということに精一杯だと思います。だけどその事業はいろんな効果があって、すごく有益なものだと思います。それがその事業でどういった効果がもたらされるのか、期待できるのかというあたりを、さっき花田先生もおっしゃってましたけどもう少し説明できる部分があるんじゃないかなと。それは4本柱とどう関係する事業なのかというあたりの説明でもできるんじゃないかなと思いましたので、簡単でいいので4本柱のチェックが入ってる項目のマークがついてる項目にどういった観点でその関係があるのか、効果が期待できるのかみたいなことを書いておくことは非常に担当者への意識付け、それから実際に事業を行うときに、生物多様性のところにチェックを入れたのであれば、使う樹木の種類をきちんと考えるとか、事業の実施団体のところにも反映されていくと思います。従来どおり事業をしてればいいというわけではないと思うので、これからの新しい時代に対応するための四つの視点にどう取り組んでいくのか、考えていっていただけるといいかなというふうに思いました。以上です。

事務局

今西会長、意見ありがとうございます。
ご欠席の田中委員からも、やはり柔軟なシートにしてほしいというご意見を実際にお伺いしましたので、今お伺いした内容を踏まえて令和5年の夏頃に、今回内容を埋めていない右側のところについて、今年度の取り組み実績や、進捗状況等を埋めて、まず改めてご報告させていただきますので、その際に、関係性や効果というところを、改めて所管課の方にも協議しながら、この様式を徐々により良いものに変えていけたらいいかなというふうに考えております。事業目標を立てられていないことに対しましても、定性的な事業が立てられていないとなっていますので、そういうところも、先ほどの回答と重複してしまうのですが、何かしらのイメージを含ませながら記載するように検討していきたいと思います。以上です。

今西会長

ありがとうございます。その他に何かご意見、ご質問ございますか。よろしいですか。はい、それではありがとうございました。以上で本日の案件は終わります。
それでは進行を事務局にお返しします。

事務局

委員の皆様、貴重なご意見、どうもありがとうございました。
本日頂戴いしましたご意見を踏まえまして新たな堺市緑の基本計画とともに、今後のより良い公園緑地行政を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。

閉会

事務局

本日は有意義なご意見をいただき誠にありがとうございました。本日いただいたご意見につきましては、事務局のほうで整理し主な意見や会議録につきましては別途お送りさせていただきますので、お手数ですがご確認の程よろしくお願いいたします。
なお今後の流れですが、案件1の中で説明しましたとおり、審議会後、議会への報告、パブリックコメントの結果を公表後、庁内手続きを進め、年度内に策定することを予定しております。また、緑の基本計画の冊子につきましては、机の上に置いていただきますようよろしくお願いします。
それではこれをもちまして、令和4年度第3回堺市緑の基本計画審議会を終了いたします。本日はお忙しい中どうもありがとうございました。

閉会 (午前11時30分)

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建設局 公園緑地部 公園緑地整備課

電話番号:072-228-7424

ファクス:072-228-1336

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館17階

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