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(報告2)介護者のレスパイトについて

更新日:2016年2月24日

案件説明

事務局(三井介護保険課長補佐) 資料6

 レスパイト事業は平成24年度から、在宅介護を続けるためには介護者の息抜きが大事だということを、実際に介護をしている人だけでなく広く市民の方に知ってもらおうということで、普及啓発を中心に取り組んできた。平成27年度からはより直接的に介護者を支援する体制をつくっていこうということで、お節介やさかいプロジェクトをスタートした。具体的には介護の基礎知識を身に着けて、身近な介護者をちょっと手助けする人を「さかいお節介士」とネーミングし、お節介士さんを養成して、地域で介護する人を自発的に支える取組みをしていこうというものである。今年度は4つの区で計画していて、すでに3つの区で養成講座が終わっている。毎回定員を大きく超える応募があり、全部で132人の方が講座を修了されている。受講者には一般の方もおられるし、すでに活動されている民生委員だったり、家族介護者の会の方だったり、区の介護職員さんだったり、看取られた介護経験を活かしたいという方だったりさまざまであるが、勉強会とか交流会も行われており、その中から活動も起こってきている。
 お節介士の活動としては、地域の団体と連携して、ふだんはいきいきサロン、ふれあい喫茶とか地域の交流の場があるのだが、その日だけ介護について語り合おうというテーマのカフェを開いたり、インターネットラジオで介護情報を提供されている方のところにお節介士さんが参加されたりしている。お節介士になったが何をしたらいいのかわからないという方たちの活動を支えていくのも大切だと思うので、今後も活動の立ち上げや継続できるような支援をしながらお節介のネットワークを広げていけたらと思っている。
 もうひとつレスパイト事業のお知らせということで、さかい介護スマイルデーというチラシを配付している。内容についてはスマイル介護でファッションショーということで、ふだん介護でお疲れのご家族の方に楽しんでいただこうと、介護をしている方と受けている方が一緒にモデルとなって登場して頂くことになっている。衣装やサイズについても企業の協力を得て、おしゃれだけでなく機能性も備えたユニバーサルデザインになっていて、ヘアメイクとかお化粧も司会もお節介士さんにしていただいて、みんなの力を結集して、当日、ご家族にレスパイトしていただこうと準備を進めている。その他、落語家の笑福亭學光さんをお迎えして、介護予防をテーマとした会場の皆さん参加型の創作落語などを披露していただいたり、講演もあわせて予定している。

質疑応答・意見

黒田会長

 互助や共助、特に互助については社会で衰退してきている。お節介士は、互助に当たる活動ではないかと思う。これを機会に盛んになればと思う。

このページの作成担当

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