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令和3年度第1回 国民健康保険運営協議会会議録(令和3年11月10日)

更新日:2021年12月24日

令和3年度 第1回 国民健康保険運営協議会会議録(要点筆記)

開会年月日  

令和3年11月10日(水曜)

会場  

議会第1、第2委員会室

開会時刻  

午後2時00分

閉会時刻  

午後2時50分

被保険者を代表する委員   

岸本 啓司(出席)、中辻 さつ子(出席)、高畑 芳子※(出席)、北井 秀信(出席)、早川 功(出席)、武部 純子(欠席)
※高畑委員の「高」の字は、「はしご高」です。

保険医及び同薬剤師を代表する委員

西川 正治(欠席)、岡原 和弘(出席)、小田 真(欠席)、中西 時彦(出席)、田中 一弘(出席)、鹿嶋 隆行(出席)

公益を代表する委員  

中野 貴文(出席)、森田 晃一(出席)、青谷 幸浩(出席)、野里 文盛(出席)、田渕 和夫(出席)、吉川 守(出席)

被用者保険等保険者を代表する委員   

片桐 均(出席)、金築 慎二(出席)

出席者

山本健康福祉局長、藤澤長寿社会部長、定光長寿社会部国民健康保険課長、神谷長寿社会部医療年金課長、永井健康部健康医療推進課長、梶谷堺区役所保険年金課長、阪下国民健康保険課課長補佐、渕上医療年金課課長補佐、井坂国民健康保険課企画係長、山本国民健康保険課保険係長、増田国民健康保険課給付係長、松井国民健康保険課保険係主査、山本健康医療推進課健診係長

議 案

  1. 会長及び会長職務代行者の選出について
  2. 令和2年度堺市国民健康保険事業特別会計決算について(報告)
  3. 本市保険料率算定における激変緩和について
  4. その他

主な質疑応答

阪下国民健康保険課課長補佐

 只今より、令和3年度第1回堺市国民健康保険運営協議会を開会します。進行につきましては、私、国民健康保険課の阪下が務めさせていただきますので、よろしくお願いします。

 本日の欠席通告委員は、武部委員、西川委員、小田委員の3名です。よって出席委員数が17名、委員定数20名の半数以上となりますので、堺市国民健康保険運営協議会規則第3条第1項の規定により、本協議会は成立していることをご報告いたします。また、会議は原則公開となっているため、本日の協議会につきましては、発言者のお名前を記載した会議録を作成し、市政情報センターへの配架及び堺市ホームページへ掲載しますのでご了承願います。

 本日の配付資料は、『名簿』のほか、『会議資料』、『別紙1から3』、『委員報酬の振込予定日のご案内』です。お手元の資料をご確認いただき、不足する場合は挙手をお願いいたします。
 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、入室前の検温や手指消毒と合わせ、座席の間への仕切り板を設置するなどの措置をとらせていただいています。
 それでは、開会に際しまして 健康福祉局長山本から、ご挨拶を申し上げます。

山本健康福祉局長

 本日は、公私何かとご多忙の中、令和3年度 第1回目の「堺市国民健康保険運営協議会」にご出席賜りまして、誠にありがとうございます。
 皆さまには、平素から国民健康保険事業のみならず、本市の新型コロナウイルス感染症対応や健康福祉行政に格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
 本日は重要な案件をご審議いただくことから、マスクの着用や検温、手指消毒にご協力をいただき、また、アクリル板の設置や席の間隔を空ける、窓を開けての換気など、対策を取らせていただいた上で、対面での開催とさせていただいております。
 さて、都道府県と市町村がともに保険者となる「国保広域化」が開始され、本年で4年目を迎えました。この間、本市としては、当運営協議会の皆様からのご意見等を踏まえて、大阪府市町村国民健康保険広域化調整会議で意見を述べるなど、高齢者や低所得者の加入割合が高く、脆弱な国保財政の安定化を図るべく、大阪府や府内市町村とともに取り組んでまいりました。
 今後も、安定的で持続可能な国保制度に向けて、引き続き取り組んでまいります。
 個々の案件の詳細については、この後ご説明申し上げますが、本日の運営協議会では、令和2年度の堺市国民健康保険事業特別会計決算の報告や令和4年度以降の本市保険料率の算定における激変緩和の方向性などを案件としております。
 委員の皆さまにおかれましては、それぞれのご専門のお立場から、幅広い視点でのご審議を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。
 本日はよろしくお願いします。

阪下国民健康保険課課長補佐

 それでは、只今から、本日の案件に入らせていただきます。
 さて、先般、当運営協議会委員につきまして、委員の改選があり、現時点において、当運営協議会の会長及び会長職務代行者が空席となっています。ご選出をいただくまでの間、「公益を代表する委員」の中で、議員の期数順の第一順位者である、吉川委員に会議の進行をお願いします。

仮議長(吉川委員)

 それでは、当運営協議会の会長及び会長職務代行者のご選任をいただくまで、甚だ僭越でございますが、私が会議の進行役を務めさせていただきますので、よろしくお願いします。
 本日は、改選後、初めての協議会ですので、各委員の紹介をお願いしたいと思います。
 それでは、事務局がお名前を順に読み上げますので、ご起立をお願いします。

阪下国民健康保険課課長補佐

―― 委 員 紹 介 ――

仮議長(吉川委員)

 ありがとうございました。
 続きまして、山本健康福祉局長から堺市の出席者の紹介をお願いします。

山本健康福祉局長

―― 事務局職員紹介 ――

仮議長(吉川委員)

 それでは、本日の案件に入らせていただきます。
 案件の第1「会長及び会長職務代行者の選出」について、事務局から説明をお願いします。

定光国民健康保険課長

―― 会長及び会長職務代行者の選出について説明 ――

仮議長(吉川委員)

 只今、説明がありましたように、会長及び会長職務代行者につきましては、「公益を代表する委員」の中から選出することになっています。
 なお、「公益を代表する委員」につきましては、お配りしている名簿のとおりでございます。
 それでは、まず、会長及び会長職務代行者の選出についてですが、どなたかご推薦はありませんでしょうか。

野里委員

 僭越ながら、推薦させていただきたいと思います。
 会長に吉川委員、会長職務代行者に田渕委員を推薦したいと思います。

仮議長(吉川委員)

 只今、野里委員より、会長に私、吉川を、会長職務代行者に田渕委員を、という推薦がございましたが、皆様方、他にご意見は、ございませんでしょうか。
 他にご意見がないようですので、皆様にお諮りします。
 当運営協議会の会長は私、吉川を、会長職務代行者は田渕委員ということで、ご異議ございませんか。

―― 異議無し ――

仮議長(吉川委員)

 ご異議がないようですので、そのように決定をさせていただきたいと思います。
 それでは、これをもちまして、案件の1つ目「会長及び会長職務代行者の選出」を終わります。

阪下国民健康保険課課長補佐

 恐れ入りますが、野里委員におかれましては、お席のご移動をお願いします。

―― 座席移動 ――

阪下国民健康保険課課長補佐

 それでは、吉川会長より一言ご挨拶をお願いいたします。

議長(吉川委員)

 只今、本協議会の会長を仰せつかった吉川守でございます。

田渕委員

 同じく、会長職務代行者を仰せつかった田渕和夫でございます。

議長(吉川委員)

 さて、平成30年度から始まった国保広域化も4年目となり、国民健康保険事業を取り巻く環境は、大きく様変わりしていますが、本協議会の役割はますます重要なものとなっていると存じます。
 微力ではございますが、本協議会の運営にあたり誠心誠意取り組んでいきたいと思っておりますので、皆様のご協力を心からお願い申し上げまして、簡単ではございますが、就任の挨拶とさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。
 それでは、次の案件に入らせていただきます。
 案件の第2「令和2年度 堺市国民健康保険事業特別会計決算」について、事務局から報告をお願いします。

井坂国民健康保険課企画係長

―― 資料3ページを説明 ――

議長(吉川会長)

 只今、「令和2年度 堺市国民健康保険事業特別会計決算」について、事務局から報告がございました。
 この件に関しまして、何かご質問はございませんか。
 ご質問が無いようですので、次の案件に入らせていただきます。
 案件の第3「本市保険料率算定における激変緩和」について、事務局から説明をお願いします。

定光国民健康保険課長

―― 資料4ページ~5ページ、別紙1~別紙3を説明 ――

議長(吉川会長)

 只今、「本市保険料率算定における激変緩和」について、事務局から説明がございました。
 この件に関しまして、何かご質問はございませんか。

片桐委員

 質問を2点させてください。この説明の中で、市・基金繰入金額が下の段に載っていますが、これには特別会計の基金と法定外の繰入が両方入っていると思いますが、法定外の繰入、すなわち堺市の一般会計から国保特会へ繰入れるのはどれくらいの金額になるのか教えていただきたいというのが1点目の質問です。
 2点目は質問というより、私の考えですが、繰入金額を令和3年、令和4年度、令和5年度の3年間の金額で表の下に書いていますが、令和3年度は既に決まっている金額なので、今回は令和4年度、令和5年度の2年間にすべきではないでしょうか。即ち別紙1、別紙2、別紙3とも3年間で書きますと33.6億円から41.5億円、45.0億円の比較になりますが、本来は令和4年度と令和5年度の2年分どれだけ税金を費やすか、18.2億円、26.1億円、29.6億円というように書くべきかと思います。
 3年間でどれだけ緩和するかというように書かれてしまっているので、質問というより、意見として言いました。

定光国民健康保険課長

 最初の質問の基金繰入額ですが、収納対策基金から繰入をしますので、一般会計からの繰入は含みません。表示の仕方につきましては、委員のご意見も参考にさせていただきます。
 なお、収納対策基金は、皆様から集めさせていただいた保険料を原資としている基金となります。

片桐委員

 要するに、一般会計からの繰入で激変緩和はしていないということですね、分かりました。
 ありがとうございました。

議長(吉川会長)

 ほかに質問はございますか。

森田委員

 今示されている別紙1から別紙3までの議論にいく前に、まずひとつ確認しておきたいのですが、前年度の国民健康保険運営協議会にも参加させていただいていた際に、コロナの影響で、激変緩和100%という話もされていましたが、一方で大阪府に対して、この激変緩和期間を延長するべきじゃないかということを、私たちの意見を踏まえて堺市側からは主張されたと思います。それに対して大阪府はどういう立場、対応を取っているのかをまず教えていただきたいと思います。

定光国民健康保険課長

 昨年度、大阪府から第2期大阪府国民健康保険運営方針について市町村意見の聴取がございましたので、国民健康保険運営協議会で委員にご意見を伺いまして、堺市から激変緩和措置の期間を含めた見直しをと、意見を出させていただいております。
 しかしながら、大阪府は堺市以外からも、43市町村の意見を聴取した上で、最終的に運営方針を定めていますが、激変緩和措置の期間につきましては、現状どおり令和5年度までとなっています。
 ただ、コロナの影響が顕著にでているという場合につきましては、それについて対応していくという文言を一文、何とか入れることができたという状況です。

森田委員

 前回、大阪府に対して堺市側から様々な意見を言ってくださった中で、大阪府からエビデンスがないという回答があったということですが、もう既にそういったことは誰もが認識できる状況になっていますし、今は若干、収束というか、感染者数は減ってきている状況ですが、逆に言えば、そのエビデンスが示された後での現状だと思うのですが、そのあたりの話は、その後、大阪府とはしていないのでしょうか。

定光国民健康保険課長

 運営方針が策定されまして、その後、今年度に入り、大阪府とは非公式な場ではありますが、激変緩和措置の期間について話をしたりはしています。しかしながら、現在の運営方針が、令和3年度から令和5年度までということになっており、今の段階で検討に進むという状況にはなってないというとこです。

議長(吉川会長)

 ほかにご質問はございませんか。よろしいですか。
 コロナ禍でございますし、大変経済的にご苦労されている方もたくさんおられると思います。その中で、これに対しては、非常に強く求められる方もおられると思います。

岡原委員

 森田委員も先ほどお話されていましたが、現状、新型コロナウイルス感染症は、少し感染が収まっているように見えますが、今、ヨーロッパでも再感染拡大が起こっておりますし、今後が予想できないという状況にあります。現状であってもダメージを受けている方が非常に多くて、それが回復するにはやはり年単位、数年以上かかるだろうと思われますので、やはり堺市としては、激変緩和の期間延長について、まだ今後も諦めずに大阪府にしっかりと交渉していただきたいと思います。
 それをよろしくお願いしたいということと、堺市ではこの案2、別紙2の案を主張されておりますが、どの案にしましても、最終的には府内の統一保険料の132,432円という額になるということですから、激変緩和の割合が90%、60%になったときには、令和5年度から令和6年度での値上げ幅が大きくなるということになります。
 今まで激変緩和の割合が100%ということで、市民は保険料が変わるということについて、ほとんどご理解されていないのではないかと思うのですが、現状でいくと令和6年度に向けて、今後保険料が上がっていくということについて、市民への周知はどの程度されているのでしょうか。

定光国民健康保険課長

 激変緩和措置期間の終了に向けての周知ですが、ホームページ等で、激変緩和措置期間について示させていただいています。
 しかしながら、岡原委員がおっしゃったように、令和5年度に激変緩和措置期間が終了することにもなりますので、被保険者へ向けての周知をさらに進めて参りたいと考えております。

議長(吉川会長)

 ほかにご意見はございませんか。

中西委員

 岡原委員のご意見と少し重複するのですが、コロナの先の見通しというのは誰にも分からないのですが、第5波の状況をみていますと、第6波につきましては第5波に比べると、期間なり感染者数が、若干下火になるかと思います。波があったとしても、今までのような高い波ではなさそうだと私としては考えていますが、この激変緩和にしましても令和元年度、令和2年度というところで、コロナ禍が1年間、1年間半になる前の方針の中で、激変緩和のパーセントを少しずつ下げるという。堺市の当局が大阪府にしっかりと言っていただいていると思うのですが、統一保険料について府は検討するが明確なご返答がないと言われる。その状況で、検討はして努力はしますというような、総論的なお返事だったと伺っております。
 ですから、当局のご努力にもまた再度よろしくお願いしたいというのと、もうひとつは、ここの委員の中の、公益を代表される委員方にも、大阪府の方とご協議いただきたい。 
 我々医療団体側、また被保険者側はなかなか物申すところがございませんので、公益を代表される委員方にできるだけ大阪府と連携を取りながらお話をしていただいて、やっぱりこの保険料については、コロナの中である程度通常の生活を営まれる方と、日々の生活が中々立ち行かない方とがございますので、コロナの前の激変緩和を、パーセントは多少変更したとはいえ、その継続をもって施策を進めていくのは非常に危惧を感じます。
 これだけのことが起こっている中で、健康を守るという保険料等につきまして、やはり今後数年するとまた、保険料徴収等の問題も大きく出てくる可能性もあると思います。できましたら、この前も申しましたように激変緩和期間の延長も、2年でも3年でも延ばしていただくことが府民・市民の健康に対する意識も変わってくると思いますので、当局は当然と思いますが、是非とも公益を代表する委員の先生方にもよろしくお願い申し上げたいと付け加えさせていただきます。

議長(吉川会長)

 ありがとうございます。我々も肝に銘じて頑張っていきたいと思います。
 事務局何かありますか。

定光国民健康保険課長

 今委員のみなさまから激変緩和措置期間でご意見いただいております。
 堺市だけでなく府内の保険者全てが同じ保険料率、いわゆる府内統一保険料率の考え方自体は間違いでないと思います。激変緩和措置期間もそうですが、府内統一保険料率をいかに下げるか、要するに払えない保険料にしないようにということで、府内の保険者と大阪府と一体になって進めさせていただいております。今回お示しさせていただいた保険料額ですが、これはあくまでも令和2年1月に大阪府が示した医療費の伸び率を使って粗い試算で出させていただいたものでございますので、今後この額のとおりになるかは分からない状況でございます。何とか我々保険者としましても、いろんな手を使って、保険料率を引き下げられないかということを今後も検討してまいりたいと考えております。

議長(吉川会長)

 ほかにございませんか。

田中委員

 先ほどからの意見と被ると思いますが、国保の被保険者というのは小規模事業者がほとんどということで、やはり生活に困窮しているというエビデンスも出てきておりますが、所得分布もかなり下がってきている、2極化になってきているということで、保険料算出にあたっても、今一度見直しをというか、きめ細やかな保険料算出が必要ではないかと危惧しています。
 それと医療提供者側からの意見ですけれども、医療費の適正化に向けて、医療連携というか無駄な医療を省くためにも、医療連携の充実が更に必要になってくるかと思います。歯科医師会としても医師会、薬剤師会の先生方と密に連携していきますけれども、行政側としてもそれに対してさらにご尽力をいただけたらと思っております。よろしくお願いします。

議長(吉川会長)

 ありがとうございます。ほかに何かご意見ございませんか。よろしいでしょうか。
 それでは、令和4年1月の本市・保険料算定においては、委員の皆さまよりいただきましたご意見を十分参考にしながら、算定をお願いします。
 他にご質問が無いようですので、次の案件に入らせていただきます。
 案件の第4「その他」について、事務局から説明をお願いします。

定光国民健康保険課長

―― 資料6ページを説明 ――

議長(吉川会長)

 只今、「その他」について、事務局から報告がございました。この件に関しまして、何かご質問はございませんか。
 ご質問が無いようですので、本日の案件はすべて終了しました。
 最後に、事務局から連絡事項がございます。

阪下国民健康保険課課長補佐

 事務局からご連絡申し上げます。
 本日の協議会に係る委員報酬の振込予定日及び振込金額については、お手元に配付の資料に記載の通りですのでご確認ください。
 連絡事項は、以上です。

議長(吉川会長)

 それでは、これをもちまして、令和3年度第1回堺市国民健康保険運営協議会を閉会させていただきます。
 本日はありがとうございました。

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健康福祉局 長寿社会部 国民健康保険課

電話番号:072-228-7522

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