環境局

• 市政運営の大方針「堺市基本計画2025」のめざすべき方向性や、本市環境行政の将来ビジョン「堺環境戦略」に掲げる都市像の実現に向け、気候変動・気候危機への対応を軸に、脱炭素、資源循環、自然共生、安全・安心の各分野における施策を総合的かつ計画的に推進します。
• 2050年カーボンニュートラル実現に向けた脱炭素先行地域等の取組やごみの減量化・リサイクルの取組について、多様なステークホルダーと連携し、全国のモデルとなる取組を先導的に進めます。
• 現在及び将来の市民の安全・安心で健康かつ快適な生活環境を保つため、環境法令遵守指導、アスベスト飛散防止策、生物多様性の保全策、環境アセスメント、ごみの適正処理、まちの美化などの具体的取組を着実に実施します。
• 職員がやりがいと成長を感じ、能力を最大限発揮できる組織運営と、活発にコミュニケーションが取れる風通しのよい職場環境の醸成に取り組みます。

• 業務の抜本的な見直しやデジタル技術等を活用したDXを進めるなど、効率的な事務執行を行い、時間外勤務を令和元年度比で10％削減します。
• 所管する公共施設の在り方や、効率的な運営体制、手法等について検討を進めます。
• 廃棄物発電など、歳入確保に努めます。

• 「不祥事根絶に向けた職員行動方針」を念頭に置き、適正な事務執行について、適宜注意喚起を行い、リスクやインシデントの発生を未然に防止します。また、事務執行の不備が生じた際には速やかに是正措置を講じた上で、同様の不備が再度起きないよう、定期的にリマインドを行い適正な事務の遂行に局全体で取り組みます。

　脱炭素先行地域として選定された「堺エネルギー地産地消プロジェクト」に基づき、本庁舎のZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）化や再生可能エネルギー電力等の導入を進めるほか、ライフスタイルの脱炭素化に向けた取組を推進します。さらに、再エネ・省エネ設備の導入支援、公共施設におけるESCO（Energy Service Company）事業の実施や水素の利活用など、カーボンニュートラルの実現に向けた具体的な取組を推進します。

　使い捨てプラスチックの削減、食品ロスの削減、リユースの推進、ごみの減量化・リサイクルに関する情報発信の強化、ごみと資源の分別徹底など、様々なごみの減量化・リサイクル施策を推進し、市民や事業者のごみ減量意識の向上や行動変容を促します。また、更なるごみの減量化・リサイクルの促進に向けて、令和3年3月に改定した「堺市一般廃棄物処理基本計画（ごみ編）」の中間見直しを行います。

　外来生物について市民への理解を深め、特定外来生物の防除や自然保全などを通じ市民が自然と共生することで生物多様性を保全する取組を行います。
　市民の生活環境を保全するため、大気・水質・土壌の保全、騒音・振動・悪臭等防止、産業廃棄物適正処理の確保及びアスベストの飛散防止などを、指導・許可・啓発を通して着実に行います。

　本市の一般廃棄物（ごみ）処理は、主にクリーンセンター東工場第二工場及び同臨海工場の2つの清掃工場で行っており、基幹的設備改良工事等により施設の機能回復を図っていますが、清掃工場の耐用年数等の現状を踏まえると将来を見据えたごみ処理体制の検討を進める必要があります。そのため、施設整備に関する基本的な計画である一般廃棄物処理施設整備基本計画の策定に向けた取組を行います。