上下水道局
更新日:2023年8月1日
上下水道事業管理者 出耒 明彦
このような考え方で組織を運営します
【次世代 へのバトンタッチの年 】
上下水道局では、事業開始以降初めて、50年以上先の「未来」を見据えた「経営戦略」として、令和5年度から始まる『(仮称)堺市上下水道ビジョン』を策定します。
令和4年度は、新たな「経営戦略」のスタートに向けた重要な1年であり、次年度当初から円滑な事業運営ができるよう、組織・マネジメントなどの運営体制を整備し、上下水道事業を次世代へ“バトンタッチ”します。
【広域化・公民連携 ・DX による新たな価値の創造 】
広域化、公民連携及びICT活用を推進し、既存業務のゼロベースでの見直し及びDXによる新たな価値の創造により、経営基盤を強化し、利用者サービスの向上と業務効率化を図ります。
【働く環境の改革 と 柔軟な働き方の定着 】
DXの推進、柔軟な働き方の制度設計など、多様性を尊重する組織文化の形成により、「生産性の向上」「ワーク・ライフ・バランスの実現」を図ります。
【管理機能の強化】
単年度実施計画による計画の進捗管理・評価と、コストマネジメントの連動性を向上させることで、投資対効果の明確化と事業判断の迅速化を図ります。
【説明責任を果たし、経営の透明性を確保】
事業方針、経営方針、重要施策については、事業上・経営上のリスクや論点を分かりやすく説明するとともに、検討過程を公表し、経営の透明性を確保します。
このように経営改革に取り組みます
【収入確保】
・あらゆる資産の付加価値を高めることによる「収入確保策」をまとめ、推進します。
・浅香山浄水場跡地の売却を進めます。
【支出削減】
・水道管更新工事において、経済的な管材料への見直しを行います。
・公民連携において、多様な発注形態・契約手法を比較検討し、コストを削減します。
【その他】
・カーボンニュートラル実現へ向けて、保有する施設・資源を活用した脱炭素化に取り組みます。
今年度は特に以下のことについて重点的に取り組みます
【公民連携の推進】
- 包括的民間委託における新たな業務評価指標の設定と、モニタリング体制の強化
- 水道管路更新事業における新たな発注手法の検討
- 運転管理を見据えた水運用管理システム更新事業のDBO導入可能性調査の実施
- 下水道管路の維持管理における包括的民間委託業務範囲の拡大
- 将来の水再生センター・ポンプ場における最適な運営形態の検討
【広域化の推進】
- 府域一水道に向けて、大規模事業体として、連携協定等に基づき大阪市・大阪広域水道企業団等と連携し、府域水道の全体最適及び広域化を推進
- 水平連携事業の推進に向けた、周辺市へのノウハウ・情報の提供や共同事業の実施検討
【業務効率化(1) ~DX推進~】
- 給排水設備工事に関する業務のDXに向け、工事の申込から検査までの事務フローを見直し、データ管理するシステムの導入を検討
- 「対面接触機会の低減」及び「利用者サービスの向上」のための工事の申請受付業務オンライン化の検討
【業務効率化(2) ~ICT、AI導入~】
- マンホールポンプ保守点検業務においてAIを導入し、ポンプ故障等の予防保全化を推進
- 下水道施設の点検データ等をクラウド上で管理するアセットマネジメントシステムの運用を開始
- 漏水が多発する水道管路へのIoTセンサーを用いた常時監視により、漏水を早期に検知
【利用者サービスの向上】
- スマホアプリ「すいりん」の利用拡大に向けた広報活動の実施と、システム事業者と連携した機能強化の検討
- 利用者にとって分かりやすく伝わるホームページへの再編・AIによるチャットボットの機能を拡充
【地震・老朽化対策】
- 事業計画に基づく上下水道の重要な施設や管路・管きょの耐震対策を着実に推進
- 水道の優先耐震化路線の早期耐震化実現(堺市基本計画2025のKPI)
- 和歌山市で発生した水管橋崩落事故の調査経過に関する情報収集及び、本市水管橋の点検の強化
- 災害協定都市や民間企業との共同訓練を実施し初動体制の確認、BCPや危機管理マニュアル等の見直しを実施
【浸水対策】
- 令和3年7月の流域治水関連法の一部改正を受け、流域全体ですべての関係者が協働して浸水対策に取り組むことを念頭に、ハード・ソフト両面から総合的な対策を推進
- 雨水管理総合計画の策定に向けた取組として、段階的な雨水整備計画を検討
- 浸水危険箇所重点地区における雨水整備を推進
- 風水害対応訓練を包括的民間委託業者と共同で実施し、初動体制の確認、BCPや危機管理マニュアル等の見直しを実施
【 『(仮称)上下水道局企業力向上戦略』の策定 】
- 全庁的な「堺市職員ワーク・ライフ・バランス計画」に加え、公営企業職員に求められる企業力を高めるための取組を「職員力」と「組織力」に区分して体系化
- 企業力向上戦略の策定を待たず、取組の先行実施・試行導入
【「職員力」の向上 】
- ナレッジマネジメントの推進、所属ごとのOJTの強化など、職員が「育つ仕組み」を構築
【「組織力」の強化 】
- 「柔軟な働き方や活躍・成長機会の提供」「健康増進の取組」などにより、長期的に職員を「育てる仕組み」を構築
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このページの作成担当
上下水道局 経営企画室 経営マネジメント担当
電話番号:072-250-9227
ファクス:072-250-6600
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