北区役所

　区民に最も身近な行政機関として、「地域の総合行政サービス拠点」「住民自治の拠点」機能を果たすため、
○　区民生活に密着した行政サービスや情報を正確・丁寧・迅速に発信、届けること
○　区民の声やニーズを的確に把握すること。また、そのニーズを踏まえ、関係部局や機関と連携してその解決に努めること
○　地域の課題について向き合い、区民との協働のもと、安全・安心な地域づくり、快適で住みよい生活環境の確保に取り組むとこと
○　北区の地域特性である子育て世帯が多い街、歴史的資源が多く残る街として、その特性を活かした地域協働の取組を進めること
○　新型コロナウイルス感染症防止対策として区役所における感染予防の徹底、新しい生活様式の実践に取り組むこと
　これらの取組を通じて、「住みたくなる街、ずっと永く住み続けたい街・北区」の実現をめざします。

　子育て世帯が市域の中で最も多く、地域での子育て支援活動も盛んな北区の特性を活かして、子育て支援のモデルとなる仕組みづくりを構築するとともに地域の子育て力を高め、　子育て世帯が住みやすい環境が整った街・北区を創出します。
　新たな取組として、保護者や学校園からの子どもに関わる様々な不安や悩みに対応するため、「児童・生徒・学校支援チーム『NEST（ネスト）：North Education Support Team（愛称）』」を組織し、区役所保健福祉総合センター等と学校の連携をさらに進めます。
　また、子ども家庭総合支援拠点として、子どもや家庭への支援の充実をはじめ、要支援・要保護児童等への必要な支援について関係機関等との連携（保健センター、学校、子ども相談所等）を強化し、虐待等の未然防止につなげます。
　NESTや子ども家庭総合支援拠点の活動を通じて、子どもの成長段階に応じたきめ細かな支援を行うことによって、子どもの健やかな育ちを促進します。

　頻発する自然災害に備え、各校区の地区防災計画の策定を促進するとともに、モデル的に取り組んできた中学生と地域の連携による避難所開設支援活動の充実や地域防災リーダーの育成に努めます。また、北区の特性である大型マンションにおける防災力の向上に取り組みます。さらに、新型コロナウイルス感染症など、新たな危機事象への対応を視野に入れ、区民の防災意識の向上や地域防災拠点の充実を図ります。
　公共空間への防犯カメラの設置を戦略的に進め、犯罪抑止効果の向上を図るとともに、地域における自主的な防犯活動を支援します。

　平成23年2月に策定した「北区まちづくりビジョン」が今年度、計画期間の満了を迎えるため、令和3年度からを計画期間とした新たなビジョンを策定します。
　ビジョン策定にあたっては、北区における地域の特性や課題を的確に把握し、新たな時代を見据えた区民協働の地域づくりの方向性を示します。また、区民評議会の答申や区民からの意見を踏まえ、地域の防災・防犯力の強化や北区の特性を活かした快適で住みよい地域づくりを区民協働によって実現できるよう施策・事業を計画的かつ戦略的に位置づけます。

　これまで取り組んできた職員の働き方改革に加え、新型コロナウイルス感染防止に向けた新しい生活様式としての「堺スタイル」の働き方を推進します。
　また、ICTイノベーション推進室と連携し、区役所窓口業務におけるICT（AIやRPA等の技術）を活用した業務の効率化、市民サービスの向上に取り組みます。
　さらに、新型コロナウイルス感染症の第2波を想定しそれに備えるため、来庁者の安全対策に努めるとともに、区役所機能を維持しながら、柔軟に対応できる職場体制を構築します。