人事委員会事務局
更新日:2020年7月17日
人事委員会事務局長 宮前 安紀子
このような考え方で組織を運営します
人事委員会は、任命権者から独立した中立的な立場で人事行政を行う専門機関です。同事務局は、人事委員会の決定を受け、公正な職員採用試験を実施し、職員の給与や勤務条件等人事管理上の課題に対処するなど、人事行政に関する事務を適正に行います。
○ 将来の市政を担い、本市の持続的な発展を支える有為な人材を確保するため、さまざまな手段を用いて情報発信し、受験者層及び受験者数の拡大を図ります。
また、受験者の多くがSNSで情報を得る状況下、市の印象を左右する採用試験従事者、特に面接試験従事者の資質向上を図ります。
○ 地方公務員法第14条の「情勢適応の原則」を踏まえ、人事院等と統一的に「職種別民間給与実態調査」を実施し、職員の適正な給与等のあり方を市長及び市議会に報告・勧告します。
また、適正な勤務条件及び良好な職場環境の形成に向け、職員の労働基準監督機関の機能を果たします。
今年度は特に以下のことについて重点的に取り組みます
1.本市の将来を担う有為な人材の確保(PDF:93KB)
本取組は、人材の獲得が課題となる中、社会の採用環境の変化を捉え、受験者層及び受験者数の拡大を図り、本市の将来を担う有為な人材を確保することを目的とします。
その目的の達成に向け、以下のことを実施します。
【試験体系の再構築】
大学卒程度事務職では、民間企業志望者も受験しやすい「プレゼン型」の試験を実施します。また、氷河期世代を対象とした試験を行います。全採用試験終了後、本年度の傾向を分析し、より実効性のある試験体系となるよう見直しを行います。
【採用試験の広報戦略】
さまざまな広報媒体を活用し、本市で働く魅力ややりがいを効果的に発信します。特にSNSでは、受験者が市の業務を視覚的に理解できるよう工夫します。
民間と競合する技術職(土木・建築等)や需要過多の社会福祉職、保育教諭など専門職確保のため、市職員の出身校や養成大学・専門学校等への直接的なアプローチを強化します。
【採用試験に従事する職員の資質向上】
受験者の多くがSNSから情報を得る傾向があり、試験内容や試験官の印象などが即座に配信される実態があります。採用試験従事者、特に面接試験従事者は、受験者を評価する立場ながら、受験者に評価される一面もあり、市の印象を左右するため、従事者全員の意識向上、面接試験従事者の面接スキル向上を図るための研修を効果的に行います。
2.職員の適正な給与その他勤務条件の確保(PDF:79KB)
本取組は、労働基本権の一部が制約されている市職員の給与や勤務条件、職場環境などを適正化することを目的としています。その目的の達成に向けて、地方公務員法の規定を具現化するため、人事院や都道府県、政令指定都市等の人事委員会と共同で「職種別民間給与実態調査」を行います。より広範に民間事業所の給与実態を把握して、職員の給与等に関する報告及び勧告を実施します。その内容や仕組は、市民の理解を得られるよう、当委員会のホームページ等によりわかりやすく広報します。
また、働き方改革が進む中、本市における労働基準監督機関の機能を果たし、適正な勤務条件の確保と良好な職場環境の形成に向け必要な改善指導を行います。
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