石津川水系の魚類(令和元年度河川水生生物調査)
更新日:2021年3月18日
堺市では概ね5年ごとに市内を流れる石津川水系における河川環境の保全及び再生に向けた施策の一環として、魚類をはじめ、水生昆虫等の生息状況を調査しています。
ここでは、直近の令和元年度に実施した本調査において確認された魚類をご紹介します。
令和元年度調査の調査概要(魚類)
<調査地点数>
石津川水系の河川 20地点
調査地点
調査地点位置
<調査期間>
春季(令和元年6月4日~6日、10日)・秋季(令和元年10月15日~18日)の2回
<調査方法>
投網、タモ網、セルビン
投網
タモ網
セルビン
令和元年度調査の結果概要(魚類)
<確認状況>
1 確認種数
8目15科29種
年度 | 確認種数 |
---|---|
平成5年度 | 4目6科13種 |
平成11年度 | 4目7科14種 |
平成16年度 | 5目10科23種 |
平成21年度 | 8目12科24種 |
平成26年度 | 8目11科29種 |
令和元年度 | 8目15科29種 |
2 確認種名
<注目種の確認状況>
1 今回初めて確認された種(5種)
【カワバタモロコ】以前は平野部を流れる河川や水路にも分布していたが、現在では 山際の小さい溜池やこれにつながる水路などに残存するのみ。体長3~6センチメートルになり、雑食性で付着珪藻や小動物などを食べる。雄は繁殖期に鮮やかな黄金色を帯びる。堺市レッドリスト2015「Aランク」。
【タウナギ(本土産)】名前に“ウナギ”が入るが、 ウナギとは全くの別種。全長80 cmになり、水田や浅い水たまりのような止水域に穴を掘って生活する。餌は小魚,昆虫,ミミズなど。小さいうちはメスで大きくなるとオス に性転換する。 堺市外来種ブラックリスト 2015「要注意種」
【クロサギ】体色は銀色で、背ビレの先端が黒い。沿岸の砂底にすみ、河口でもよくみられる。
【スミウキゴリ】河川下流域から河口域に生息する。近縁種のウキゴリに似るが、本種は第1背びれ後端に黒色斑がないことから区別される。
【タイワンドジョウ】1906年に台湾から移入され、分布を広げた。池沼・河川の淀みに生息し、水草の茂ったところに多い。小魚、カエルなどを食べる。空気呼吸をすることもできる。
<主な参考資料>
大阪府立環境農林水産総合研究所HP
2 今回確認された堺市レッドリスト2015掲載種(12種)
※堺市レッドリスト2015は、堺市において絶滅のおそれのある野生動植物を、絶滅の危険度に応じてランクづけした2015年に公表したリスト。
【カワバタモロコ】
【ヌマムツ】
【タモロコ】
【ドジョウ】
【ナマズ】
【アユ】
【ミナミメダカ】
【ドンコ】
【カワアナゴ】
【ゴクラクハゼ】
【シマヒレヨシノボリ】
【ウキゴリ】
3 今回確認された堺市外来種ブラックリスト2015掲載種(5種)
※堺市外来種ブラックリスト2015とは、本市の生態系に被害を及ぼす(または及ぼすおそれがある)外来種をリスト化し2015年に公表したもの。
【コイ(飼育型)】
【タウナギ】
【カダヤシ】
【ブルーギル】
【オオクチバス】
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