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 ペットが引き起こすコンロ火災       ~ペットの思わぬ行動にご用心!!~

更新日:2025年3月8日

~ペットによる火災事故を防ぐために~

 犬や猫などのペットは家族に癒しをもたらす存在ですが、その思わぬ行動が原因で火災を引き起こすことがあります。飼い主が外出中の不在時に、室内で飼っているペットがコンロの点火スイッチを押したことで火災が発生しています。

1 なぜペットがコンロで火災を起こすのか?

【興味や偶然の行動】
 犬や猫が室内を歩き回る中で、ガスコンロやIHコンロのスイッチを押してしまうことがあります。また、猫は高い場所に登る習性があるため、キッチンのカウンターに飛び乗って操作することがあります。
【餌やおもちゃの配置】
 コンロ周辺にペットの餌やおもちゃを置いていると、ペットが近寄り、誤ってスイッチを押してしまう可能性が高くなります。

2 事故事例

【ペットがガスコンロのスイッチを押して火災発生】
 下記の写真(2事例)は、いずれも飼い主が外出中、室内で飼っていたペットがコンロのスイッチを押したことでコンロの火がつき、近くの可燃物に燃え移り、火災になった事案です。

3 火災を防ぐための具体的な対策

ペットによる火災を防ぐには、下記に掲げる対策を二重、三重に行うことが重要です。
【コンロの管理】
・コンロを使用しないときは、元栓を閉め、IHコンロ、電気コンロの場合は主電源を切る
・点火スイッチや操作ボタンのロック機能を使用する。
・ロック機能がない場合は、後付けのペット誤操作防止用コンロスイッチカバーを取り付ける

【ペットの行動制限】
・ペットがキッチンに近づかないようゲートを設置する。
・外出時や目を離す際にはペットをケージに入れる

【餌やおもちゃの配置】
 コンロ付近には餌やおもちゃなどペットの興味を引く物や可燃物を置かない
 
暖房器具でも、可燃物を動かしたことなどにより火災が発生しているため、上記対策が有効です。
 

あなたの行動で守れる命があります!!

 少しの工夫で、ペットの行動が火災につながるリスクを減らすことができます。大切なペットと安心して暮らすために 、日々の火災予防策を徹底しましょう。 
 また、ペットに起因する火災は他にも、ペットが電気コードをかじったことにより、ショートして出火したり、ペットの排尿が家電製品や延長コードのコンセント内部に入ったことで、トラッキング現象が起こり出火しています。 
 ペットを室内で飼っている場合は、ペットの行動中や習性を把握し、ペットが排尿する場所には電化製品や延長コードを置かない、使用しない時は、電源プラグをコンセントから抜いたりして、ペットが関係する火災を防ぎましょう。

このページの作成担当

消防局 予防部 予防査察課

電話番号:072-238-6005

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