モデル事業での取組
更新日:2024年6月20日
モデル事業を実施
現在、次の8中学校区が新たな学校マネジメントモデル学校群として、「授業の改善」「カリキュラムの改善」と、それらを支える「学校群を中心としたマネジメント」に取り組んでいます。
モデル学校群での取組内容は、検証のうえ、事例としてとりまとめていきます。
モデル学校群 | 構成学校 | 所在区 |
---|---|---|
陵西学校群 | 陵西中学校、少林寺小学校、安井小学校、大仙西小学校 | 堺区 |
旭学校群 | 旭中学校、神石小学校、大仙小学校 | 堺区 |
若松台学校群 | 若松台中学校、上神谷小学校、若松台小学校、茶山台小学校 | 南区 |
三原台学校群 | 三原台中学校、三原台小学校、泉北高倉小学校 | 南区 |
五箇荘学校群 | 五箇荘中学校、五箇荘小学校、五箇荘東小学校、新浅香山小学校 | 北区 |
月州学校群 | 月州中学校、三宝小学校、錦西小学校、市小学校 | 堺区 |
八田荘学校群 | 八田荘中学校、八田荘小学校、八田荘西小学校 | 中区 |
赤坂台学校群 | 赤坂台中学校、赤坂台小学校、新檜尾台小学校 | 南区 |
令和5年度から実施しているモデル学校群では、特色のある様々な取組が教職員の発意で実施されています。その取組の一部を紹介します。
学校群としての検討組織を構築
モデル学校群では、まず、学校群内の小中学校に共通する課題を洗い出し、その課題をもとに9 年間で育成したい子どもの姿としての「学校群教育目標」を設定しました。
また、学校群教育目標を達成するための取組を検討する組織として、学校群推進組織を立ち上げ、それぞれの学校群の状況に応じた検討部会を設置し、小中学校の教職員が一体となって授業の改善やカリキュラムの改善のほか、様々な課題解決に向けた取組について検討を進めています。
学校群推進組織の一例
モデル学校群代表者会
学校群内の小学校が共同で取り組む単元内自由進度学習(五箇荘学校群)
授業改善の取組として、学校群内3つの小学校の6年生を対象に、算数「比」の単元において、子どもが「学習計画表」を活用して、教科書、プリント、ドリルパーク(AI型端末教材)、自由課題等の多様な選択肢の中から自分にあった学習方法を選択し、自分のペースで学習に取り組む「単元内自由進度学習」による授業を実施しました。
<学習計画表> 学び方の順番やどのような教材を使って学習するかなど、自ら選んで学べるように学習計画表を作成しました。
<自由課題> 色水を使った発展学習コーナーの様子です。子どもたちは、単元で学んだことを活用して自由課題に挑戦しました。
小学校連合運動会の合同練習(若松台学校群)
すべての市立小学校の6年生が一堂に会し各競技を行う小学校連合運動会に向けて、学校群内3つの小学校の6年生が中学校の運動場に集まって合同練習を行いました。3つの小学校は児童数・教職員数が少ない小規模校のため、単体の学校では各競技に分かれての練習や綱引きの練習を十分に行うことが難しいですが、学校群で一緒に練習を行うことによって、学校群内の同級生と一緒に種目別の練習を行うことができました。最後は、3校の児童代表がエール交換を行い、競技会場での再会と本番での健闘を誓い合いました。指導体制についても、各小学校の教員と中学校の体育科教員が協働し、きめ細かな指導を行いました。
<綱引きの練習> 各校対抗の練習試合を行い、子どもたちは本番さながらの白熱したムードで試合に臨みました。
<種目別練習> 各校混合で 100m走や走り幅跳びなどの種目別練習を行い、学校を越えた仲間たちと練習に励みました。
オンラインと対面を組み合わせた小小合同授業(陵西学校群)
G7大阪・堺貿易大臣会合の開催をきっかけに、「子どもサミット~G7から世界への興味・関心を広げよう~」と題した学校群内小学校合同の国際理解教育を実施しました。各校でG7参加国について調べた内容をオンラインや対面で発表し合いました。
<オンラインを活用した合同遠隔授業> G7参加国について調べた内容を他校の仲間に発表しました。
<対面による合同授業> グループに分かれ、ゲストティーチャーの方にG7参加国について質問しています。
学校群の教職員がともに学ぶ合同研修(三原台学校群)
小中学校の9年間で子どもたちに系統性のある学習指導を行うため、これまで各校で行っていた研修を学校群合同研修とし、年間を通して小中学校3校の教職員で学び合う場を設けました。特別支援教育の視点に基づいた授業改善を進めるため、学校群内すべての教職員がUD(ユニバーサルデザイン)の視点を取り入れた授業を行うための研究授業を実施しました。教職員同士が相互に相談・連携し合える関係を築くことで、小小・小中のつながりを強固なものにし、子どもが安心して9年間を過ごせる体制づくりを進めています。
<研究授業> 学校群内の教職員約 70人を低・中・高学年の3つのグループに分け、授業の研究を行いました。
<事後検討会> 学校群で育成したい子どもの姿の実現に向けてUDの視点を取り入れた授業の重要性や、各教科の9年間の系統性を意識した授業のあり方等について議論しました。
オンラインと対面を組み合わせた小小合同授業(旭学校群)
総合的な学習の時間において、自分の住んでいる地域や世界の国々について調べた内容を、学校群の他校の仲間に発表しました。オンラインと対面の良いところを活用して工夫をこらした合同授業を実施しました。
<オンラインを活用した合同遠隔授業> 大仙小学校の子どもたちは、大型テレビで神石小学校の子どもたちの発表を見ながら、自分のPC端末にチャット形式で感想を書き込みました。
<対面による合同授業> 大仙小学校の子どもたちは、クイズを取り入れた劇形式で発表を行い、神石小学校の子どもたちも参加できるように工夫しました。
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