海外旅行をする方(かた)へ
更新日:2024年3月6日
海外旅行での注意点
海外では、コカイン、大麻等の日本で規制されている薬物が容易に入手できる地域があります。「一度だけなら・・・」という気持ちで手を出すことで、楽しい旅行だけでなく、人生も台無しにしてしまいます。正しい知識を身に付けましょう。
海外旅行中の薬物所持・密輸容疑
近年、海外で日本人が違法薬物の密輸に関わり、拘束され、死刑を含めた重刑が科される事例が多くあります。また、薬物が規制されている地域であれば当然渡航先の法令により処罰を受けますが、そうでない地域においても、日本の国内法上、海外での違法薬物所持であっても国外犯規定が適用され処罰の対象となります。
不正薬物の運び屋にならないために
薬物犯罪組織等は、知人の紹介、昔の先輩・後輩等あらゆる人間関係を利用して、「運び屋」になるよう誘ってきます。また、海外などで親しくなった人に知らないうちに「運び屋」にされてしまう、アルバイトのような軽い気持ちで荷物の運搬を引き受け「運び屋」にされ空港で逮捕されることもあります。多くの国や地域では、薬物犯罪に関する取締りが強化され、罰則も非常に厳しくなっています。外国人にも例外なく死刑、終身刑等の重刑が科されます。未成年であっても、渡航先の法令によっては成人同様の処罰を受けます。
- 他人から不審な荷物は絶対に預からないように!!
- 知らなかったではすまされません!!
大麻を原材料とする食品等の持ち帰り
海外では大麻を原材料とする食品が販売されている地域があります。チョコレート、クッキー、バター、飲料等様々な食品があるようですが、大麻製品ですので当然日本への持ち込みは禁止されています。実際大麻入りチョコレ―トを米国から密輸しようとし逮捕された事例もあります。大麻入り食品の中には、高濃度のTHC(テトラヒドロカンナビノール:大麻に含まれる主成分)が含まれるものもあり、大変危険です。
- 一見すると大麻には見えない物質でも、大麻取締法で規制されている物質もありますので、怪しいモノ(薬物)には絶対に手を出さないように!!
- 興味本位で何かわからないモノに手を出さないように!!
薬物犯罪に巻き込まれないため
違法薬物に手を出さないことはもちろんですが、自分が望まなくても薬物犯罪に巻き込まれる危険性もあります。海外旅行はみなさんの身近なものであるとともに、薬物犯罪も隣り合わせにあります。もしも、トラブルに巻き込まれた場合には、日本大使館・総領事館・駐在員事務所、税関、警察に相談するようにして下さい。自分ひとりでの安易な判断は避けましょう。
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