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インフルエンザについて

更新日:2024年10月7日

インフルエンザとは

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こります。インフルエンザにかかった人の咳やくしゃみなどで飛び散る水滴(ウイルスが含まれています)をあびたり、吸い込んだりすることによって感染します。

 インフルエンザの典型的な症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛み、咳、鼻水などもみられます。普通のかぜに比べて全身症状が強いのが特徴です。(普通のかぜの症状は、のどの痛み、鼻水、くしゃみや咳などが中心で全身症状はあまり見られません。)高齢者の方は、インフルエンザウイルスに感染すると発病しやすく、症状が重くなったりしますので十分に注意しましょう。

インフルエンザの予防

 予防のためには予防接種が有効です。

 また、十分な栄養と休息を取るようにしましょう。室内の乾燥には注意し、加湿器などで適度な加湿を行いましょう。外出時のマスクや帰宅時のうがい・手洗いは普通のかぜ予防とあわせておすすめします。

(季節性)インフルエンザ予防接種の有効性

 インフルエンザの流行時期は、毎年1月から2月がピークです。予防接種の効果が現れるまで約2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は4から5カ月間とされています。より効率的に有効性を高めるためには、12月中旬までに予防接種を受けるようにしましょう。

接種の回数は

  • 13歳未満:1から4週間の間隔をおいて2回接種。
  • 13歳以上:1回接種。

 

 13歳以上の基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で2回接種となる場合があります。
 接種の際には、これまでにインフルエンザにかかったことがあるかないか、過去のワクチン接種歴とその時期、現在の体調などを担当の医師に十分に伝え、相談してください。

予防接種を受ける前に

 インフルエンザの予防接種について、必要性や副反応、気にかかることや分からないことがあれば、予防接種を受ける前に担当の医師や看護師に質問しましょう。十分に納得できない場合は、接種を見合わせることも一つの方法です。
 予診票は、接種する医師にとって、予防接種の可否を決める大切な情報です。接種を受ける方が責任を持って、正しい情報を接種医に伝えてください。

予防接種を受けることができない人

(1)明らかに発熱のある人
 通常は、体温が37.0℃を超える場合を指します。

(2)重篤な急性疾患にかかっている人
 急性の病気で薬を飲む必要があるような場合は、その後の病気の変化が分からなくなる可能性もあるので、その日は接種を見合わせるのが原則です。

(3)インフルエンザワクチンに含まれる成分によって、アナフィラキシーを起こしたことがある人
 「アナフィラキシー」とは通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。発汗、顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出る、更に悪化すると吐き気、おう吐、声が出にくい、息苦しいなどの症状に続き、血圧が下がっていくこともある激しい全身反応です。

(4)その他、医師が不適当な状態と判断した人
 

予防接種を受けるに際し、担当医師とよく相談しなくてはならない人

(1)心臓病、腎臓病、肝臓病や血液、その他慢性の病気で治療を受けている人
(2)予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた人及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある人
(3)今までにけいれんを起こしたことがある人
(4)インフルエンザワクチンの成分又は鶏卵、鶏肉、その他の鶏由来のものに対して、アレルギーがあるといわれたことがある人

予防接種を受けた後の一般的注意事項

(1)予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
(2)インフルエンザワクチンの副反応の多くは24時間以内に出現しますので、特にこの間は体調に注意しましょう。
(3)入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることはやめましょう。
(4)接種当日はいつも通りの生活をしてもかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。

インフルエンザにかかった場合どうすればよいか

(1)インフルエンザの症状

 突然の急激な発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、咳、咽頭痛(のどの痛み)で始まります。このような場合は早くクリニックや病院に行って、診察および治療を受けてください。

(2) インフルエンザの診断

 近年、インフルエンザ用の迅速診断キットが開発されましたので、クリニックや病院に行くと、その場で鼻水や喉の粘液をとって検査を行い、20から30分程度でインフルエンザの診断ができるようになりました。
 しかし、典型的なインフルエンザの症状と大きく異なっている場合に、インフルエンザの検査をうける必要はありません。検査をうけるかどうかは、医師の指示にしたがってください。

(3) インフルエンザの治療

 インフルエンザの検査と同様、抗インフルエンザウイルス薬が開発されましたので、インフルエンザの治療方法は最近大きく変わってきました。この薬は、インフルエンザを発病してから2日以内に飲み始めると、症状をやわらげ、短くすることに効果があるといわれています。

(4) 子どもの解熱剤の使用について

 子どものインフルエンザ発症後の重い合併症には、一部の解熱剤の使用が関連している場合があることが最近指摘されています。子どもがインフルエンザにかかった時の解熱剤の使用については、必ず医師の指示にしたがってください。

(5) 水分補給

 インフルエンザは数日間高熱が続く病気であり、特に小さな子どもや高齢者は脱水になりやすくなります。脱水は小さな子どもや高齢者には大敵です。また、熱が持続する原因にもなります。根気強く水分の補給をおこなってください。

(6) 自宅療養の期間について

 インフルエンザ罹患後の職場復帰の目安については、決まった規則や取り決めはありません。仕事を休まれる期間については、勤務先にご確認ください。
 なお、学校については、学校保健安全法で「発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」がインフルエンザによる出席停止期間とされていますが、病状によって感染のおそれがないと主治医が認めるまでは、その指示に従ってください。体力の低下もありますので、無理をせず、休養と睡眠を十分にとり、回復ののち復帰するのが妥当だと考えられます。

 (7) せきエチケットについて

 咳・くしゃみなどの症状のある時は、周りの方へうつさないために、不織布製マスクを着用しましょう。
※不織布(ふしょくふ)製マスク : 不織布とは、織っていない布という意味で、繊維あるいは糸等を、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、様々な用途で用いられています。一般に、家庭用マスクとして市販されています。

関連情報

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