2021年　第48週(令和3年11月29日から令和3年12月5日)：大阪府

更新日：2021年12月10日

今週の報告定点数
小児科定点（197）　　インフルエンザ定点（301）　　眼科定点（52）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「感染性胃腸炎　急増」

　第48週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は 2,413例であり、前週比 17.5％増であった。
　報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しんの順で前週と変わりはなく、定点あたり報告数はそれぞれ 8.10、2.47、0.52、0.36、0.26である。
　感染性胃腸炎は前週比 51％増の1,595例で、南河内13.31、大阪市北部10.36、大阪市南部9.72、北河内9.38、中河内8.70であった。
　手足口病は27％減の486例で、南河内4.75、大阪市南部4.61、泉州3.50であり全てのブロックで警報レベル基準値の5を下回った。
　ヘルパンギーナは16％減の103例で、泉州2.10、大阪市西部1.10、南河内0.44であった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は15％増の71例で、中河内1.10、大阪市南部0.67、泉州0.55である。
　感染性胃腸炎の報告が全ブロックで増加している。今後の動向に注意が必要である。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2021年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2021年　第48週（令和3年11月29日から令和3年12月5日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	1
小児科	RSウイルス感染症	0	0	11	1	9	1	1	2	1	2	3	31
	咽頭結膜熱	0	4	7	6	2	3	9	0	3	0	1	35
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	2	4	10	22	3	2	11	1	1	3	12	71
	感染性胃腸炎	128	101	244	174	213	152	98	145	86	79	175	1595
	水痘	2	2	7	6	2	2	1	1	1	0	1	25
	手足口病	27	34	46	55	76	50	70	18	14	13	83	486
	伝染性紅斑	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	突発性発しん	3	4	8	9	4	2	11	3	3	4	1	52
	ヘルパンギーナ	5	5	3	8	7	8	42	5	11	4	5	103
	流行性耳下腺炎	0	0	3	0	1	2	0	1	0	2	0	9
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	2	0	0	0	0	1	1	0	0	2	0	6
合計		169	154	339	281	317	223	244	176	120	109	281	2413
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	1	0	0	0				1
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0