2021年　第12週(令和3年3月22日から令和3年3月28日)：大阪府

更新日：2022年7月15日

今週の報告定点数
小児科定点（196）　　インフルエンザ定点（298）　　眼科定点（52）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「RSウイルス感染症引き続き増加」

　第12週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,209例であり、前週比1.0％増で、前年同週比46％増（2020年第12週827例)であった。
　報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、流行性角結膜炎の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ3.24、1.67、0.51、0.35、0.15である。
　感染性胃腸炎は前週比3％減の636例で、南河内5.13、中河内4.65、泉州4.60、大阪市南部4.00、三島3.06であった。
　RSウイルス感染症は12％増の328例で、大阪市北部7.29、大阪市東部3.40、南河内2.44、北河内2.15である。なお、年齢別には、1歳、2歳に多いので今後注視が必要である。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は15％減の99例で、中河内1.00、泉州0.85、北河内0.77であった。
　流行性角結膜炎は 167％増の8例で、中河内0.60、大阪市北部0.40、北河内0.33である。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2021年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2021年　第12週(令和3年3月22日から令和3年3月28日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	0	0	0	0	0	0	0	0	2	0	0	2
小児科	RSウイルス感染症	3	2	56	33	39	5	12	102	14	51	11	328
	咽頭結膜熱	2	2	4	3	3	0	2	5	2	4	1	28
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	0	2	20	20	8	12	17	6	3	2	9	99
	感染性胃腸炎	59	52	59	93	82	48	92	40	28	15	68	636
	水痘	0	2	3	10	2	3	0	2	0	0	4	26
	手足口病	1	0	0	1	0	0	0	0	0	0	1	3
	伝染性紅斑	0	0	2	1	0	0	0	1	1	0	0	5
	突発性発しん	10	2	17	3	6	6	11	1	4	1	7	68
	ヘルパンギーナ	0	0	0	2	0	0	2	0	0	0	0	4
	流行性耳下腺炎	0	0	2	0	0	0	2	0	0	0	0	4
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	0	0	2	3	1	0	0	2	0	0	0	8
合計		75	62	165	169	141	74	138	159	52	73	101	1209
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0