2019年　第49週(令和元年12月2日から令和元年12月8日)：大阪府

更新日：2022年7月15日

今週の報告定点数　　小児科定点（197）　　インフルエンザ定点（301）　　眼科定点（51）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「インフルエンザ　急増」

　第49週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は2,714例であり、前週比4.0%増であった。定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、伝染性紅斑の順で、定点あたり報告数はそれぞれ7.24、3.19、0.67、0.66、0.64であった。
　感染性胃腸炎は前週比6%増の1,426例で、大阪市西部17.33、南河内11.50、中河内9.20、大阪市南部8.94、豊能7.55である。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は6%増の629例で、北河内4.74、堺市4.37、南河内3.88、泉州3.85であった。
　RSウイルス感染症は2%増の132例で、南河内1.69、大阪市北部1.29、大阪市西部1.22である。
　咽頭結膜熱は38%増の130例で、大阪市北部1.07、大阪市南部0.89、中河内0.85であった。
　伝染性紅斑は18%増の127例で、南河内3.06と目立ち、泉州0.90、大阪市北部0.64、大阪市南部0.61である。
　
　インフルエンザは95%増の1,165例で、定点あたり報告数は3.87であった。堺市8.34、南河内6.08、大阪市北部5.05、大阪市西部4.36である。全ブロックで流行開始の目安である1を超えた。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2019年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2019年　第49週(令和元年12月2日から令和元年12月8日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	88	41	155	71	146	242	112	101	61	52	96	1165
小児科	RSウイルス感染症	7	8	10	20	27	13	9	18	11	5	4	132
	咽頭結膜熱	12	12	20	17	13	10	9	15	4	2	16	130
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	40	40	128	61	62	83	77	35	28	22	53	629
	感染性胃腸炎	166	70	190	184	184	69	110	99	156	37	161	1426
	水痘	4	4	12	20	4	6	5	8	9	7	5	84
	手足口病	14	6	13	6	17	13	8	3	0	2	9	91
	伝染性紅斑	6	4	12	9	49	2	18	9	1	6	11	127
	突発性発しん	6	2	7	7	10	7	10	5	1	2	4	61
	ヘルパンギーナ	0	3	1	1	1	0	0	1	0	2	0	9
	流行性耳下腺炎	0	0	2	3	1	0	1	5	0	1	0	13
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	1
	流行性角結膜炎	1	1	0	0	3	0	0	5	0	1	0	11
合計		256	150	396	328	371	203	247	203	210	87	263	2714
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	2	0	0				2
	マイコプラズマ肺炎	0	1	1	1	0	4	0	0				7
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	1	0	0	0	0	0	0	0				1
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	1	0	0	0	0	0				1