2019年　第22週(令和元年5月27日から令和元年6月2日)：大阪府

更新日：2022年7月15日

今週の報告定点数　　小児科定点（197）　　インフルエンザ定点（300）　　眼科定点（52）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「夏型感染症（手足口病、ヘルパンギーナ）増加」

　第22週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は3,584例であり、前週比4.9%増であった。定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑の順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.79、4.72、3.37、0.71、0.66である。
　感染性胃腸炎は前週比2%減の1,338例で、南河内10.31、豊能9.86、大阪市北部9.00、大阪市南部8.11、北河内7.41であった。
　手足口病は前週比20%増の930例で、南河内8.63、泉州7.95、大阪市北部5.77、堺市5.26、中河内5.20である。大阪市北部、中河内が新たに警報レベル開始基準値5以上となった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比11%増の663例で、南河内6.75、北河内4.19、中河内4.00、堺市3.95である。
　ヘルパンギーナは前週比25%増の140例で、大阪市北部1.92、泉州1.30、堺市1.00であった。
　伝染性紅斑は前週比14%減の129例で、泉州1.10、中河内1.00、大阪市南部0.89である。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2019年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2019年　第22週(令和元年5月27日から令和元年6月2日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	14	14	25	24	21	27	33	5	10	8	11	192
小児科	RSウイルス感染症	2	1	21	4	15	5	2	8	3	5	7	73
	咽頭結膜熱	9	13	17	16	15	6	16	5	3	8	13	121
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	63	33	113	80	108	75	38	33	35	23	62	663
	感染性胃腸炎	217	88	200	113	165	78	92	117	58	64	146	1338
	水痘	8	3	7	6	4	1	5	7	1	4	4	50
	手足口病	51	54	128	104	138	100	159	75	30	33	58	930
	伝染性紅斑	13	4	17	20	8	8	22	5	5	11	16	129
	突発性発しん	11	11	18	10	13	7	10	7	4	4	5	100
	ヘルパンギーナ	9	5	26	6	10	19	26	25	6	2	6	140
	流行性耳下腺炎	3	3	2	6	2	3	0	1	0	3	0	23
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	1
	流行性角結膜炎	0	2	1	1	2	1	5	1	0	3	0	16
合計		386	217	550	366	480	303	375	285	145	160	317	3584
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	1	0	0	0				1
	無菌性髄膜炎	0	0	0	1	0	0	0	0				1
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	4	5	0	0	1	0	0	0				10