2019年　第18週(平成31年4月29日から令和元年5月5日)：大阪府

更新日：2022年7月15日

今週の報告定点数　　小児科定点（197）　　インフルエンザ定点（301）　　眼科定点（52）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「インフルエンザ　非流行期へ」

　第18週と第19週をあわせて報告する。大型連休のため医療機関の診療実日数の減少を考慮する必要がある。
　第18週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,041例であり、前週比69%減であった。定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、水痘の順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.39、0.84、0.65、0.47、0.23であった。
　第19週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は2,289例であり、前週比119.9%増であった。定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病、咽頭結膜熱、伝染性紅斑の順で、定点あたり報告数はそれぞれ5.32、2.27、1.05、0.67、0.67であった。
　第19週のインフルエンザは前週比28%減の192例で、定点当たり報告数は0.64と2週連続で1.00を下回り、非流行期となった。
　第19週は、ほとんどの疾患の報告数が前週より増加したが、インフルエンザ、RSウイルスは減少していた。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2019年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2019年　第18週(平成31年4月29日から令和元年5月5日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	30	16	47	5	10	8	7	43	82	5	13	266
小児科	RSウイルス感染症	6	4	12	0	18	5	6	16	18	4	3	92
	咽頭結膜熱	4	3	13	3	1	3	3	1	9	2	0	42
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	9	3	27	3	15	7	12	29	13	1	8	127
	感染性胃腸炎	25	43	69	50	62	7	17	78	75	15	29	470
	水痘	2	1	12	3	0	2	2	13	8	2	1	46
	手足口病	1	4	38	10	8	9	11	67	11	3	4	166
	伝染性紅斑	4	0	9	1	3	0	1	6	5	1	0	30
	突発性発しん	1	3	7	2	4	0	3	11	4	0	1	36
	ヘルパンギーナ	0	1	3	1	1	4	2	7	5	0	0	24
	流行性耳下腺炎	0	0	0	0	1	0	0	1	2	1	1	6
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	0	0	0	0	0	1	0	0	0	1	0	2
合計		52	62	190	73	113	38	57	229	150	30	47	1041
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	1	0	0				1
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	1	4	0	0	2	1	1	4				13