令和元年度業務実績に関する評価結果

（全体評価結果）
　地方独立行政法人堺市立病院機構における令和元年度の全体評価の結果は、　『全体として中期計画の達成に向けて計画どおり順調に進捗している』　である。
（判断理由）
　令和元年度の業務実績に関する評価については、第1から第4までの4つの大項目について、全て「評価A（中期計画の実現に向けて計画どおり進んでいる）」と判断した。
　この大項目評価の結果に加え、組織風土の改革と経営基盤の強化に向け、内部統制の再構築、コンプライアンス意識の醸成及び組織再編を行い、新興感染症である新型コロナウイルス感染症に関しては早期から対応した。特に

• 救急医療については、重症患者の搬送応需率を上昇させるなど、診療体制の一層の強化に取り組んだことにより、厚生労働省による救命救急センター充実段階評価において、最高ランクのS評価を獲得したこと
• 感染症医療については、行政と連携したスムーズな患者の受け入れ、PCR検査の実施など、院内感染を発生させることなく日々変化する状況を予測しながら柔軟に対応したこと
• 地域での医療従事者の育成については、医療人育成システムの更なる充実を図った結果、臨床教育に対する取り組みが認められ、令和2年度の初期研修定員数が11人から13人へと増加したこと

など、新型コロナウイルス感染症の影響がありながらも、年度計画に基づき、順調に取り組みを実施していることから、令和元年度の業務実績は、「全体として中期計画の達成に向けて計画どおり順調に進捗している」とした。