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平成27年度第3回(平成27年8月5日開催) 議事(1)

更新日:2015年10月5日

(1)平成26年度 業務実績に関する評価結果報告書(案)について

杉本委員長

 それでは、議事に入りたいと思います。
 本日の予定は参考資料1のとおり、平成26年度の年度評価と中期目標期間中評価に係る2冊の評価結果報告書、そして積立金を次期中期目標期間に繰越す際の意見書などを決定していく予定となっております。
 では、お手元の次第に沿って進めさせていただきます。議事の(1)平成26年度 業務実績に関する評価結果報告書(案)について、説明をお願いいたします。

事務局説明

  • 資料1、資料2により、平成26年度業務実績に係る評価結果報告書(案)ついて説明。
  • 欠席された隈元英輔委員の意見について報告。

杉本委員長

 事務局から、平成26年度 業務実績に係る評価結果報告書の説明がありました。平成24年度の会議で決まった様式で、作成された評価結果報告書案とのことでした。内容については、11頁以降の小項目評価は、前回までの会議で、議論し決定させていただきました。大項目評価や全体評価については、前回、ほとんど、議論できなかったかと思いますので、本日、何かご意見があれば、よろしくお願いします。
 特に、隈元委員より大項目第3の評価については、評価Sが適当だと思うというご意見を頂いております。これについて再度審議していただきたいということですが、皆様、どうでしょうか。
 また、記述内容についても確認し、ここの記述は分かりにくい。こんな意見を追加してほしいなど、何かご意見をお願いしたいと思います。

岡原委員

 評価Sにするためには、特筆すべき部分が何か強調してあるのかということが論点になってくると思います。それがなければ、計画どおりに進んでいるということで評価Aが妥当です。

田中委員

 経常収支の黒字達成というところは、非常にがんばっておられると感じます。特筆すべきという部分に関しては、少し判断をしかねる部分です。

篠藤委員

 すごく難しいですが、岡原委員の言うとおり、何か特筆すべき部分が表れていれば、平成26年度についてはS評価でも妥当かと思います。黒字を達成し、収入を確保した部分に関しては、私も評価はSだと思いますが、費用の節減の項目に関して何かもっと強調できる部分があればという気がいたします。評価として評価Aだと思います。

杉本委員長

 特筆すべきという観点から、評価Aではないかというご意見をいただきました。それでは、評価委員会としては、評価Aということでよろしいでしょうか。

寺口本部長

 委員長、特筆すべきというところで補足させていただきます。
 まず、当院は、法人化する前の平成8年度から平成23年度までの間、経常収支は毎年赤字でした。特に平成23年度は、単年度で10億円の赤字があり、それに対して、中期目標期間中の3年間でマイナス10億円をプラス10億円にしようと病院経営に取り組みました。結果として、プラス10億に1.6倍の累積黒字を計上することができました。これは、急性期医療や高度な医療を提供するために必要な投資を行った上での結果です。
 各年度の中でAという評価をいただいておりました。単年度では、その年だけということで継続性が見えなかった部分があったと思います。今回、中期目標期間中最後の平成26年度、新病院の投資をしながらも3年間継続して黒字を達成できたという部分が、特筆すべき部分というところであります。
 費用の節減については、ご指摘のとおり、収入の確保に対する人的な投資、材料費等の経費が明らかに増えています。しかし、経費だけ見ますと、直近平成22年度、平成23年度の平均と平成24年度、平成25年度、平成26年度の3年間の経費の額を見ると、約3億円下がっております。経費が下がった理由に、委託で任していたものを法人職員に切り替えたこと等々、細かい取り組みが多くあったのですが、3億円全て純減したと明確にお伝えすることはなかなか困難でした。そこで、薬品の値引き率等の一般的な書き方でしか表現できませんでしたが、今までの流れからすると、当院では、この3年間で非常に大きい変革があったということを、ご理解いただければと思っております。

岡原委員

 その点に関しては、他の病院も同じ取り組みをされていると思います。特筆すべきというのは、単に金額を下げただけではなく、市立堺病院独自でこういうことに重点を入れて取り組んできたとか、そういったことが特筆すべき部分になると思います。

出耒顧問

 もし新病院の建設がなければ、大幅な黒字計上はできたかもしれません。新病院建設に関する投資を平成27年度以降で行うこともできましたが、若干の黒字を出しながら新病院に対しても投資していくという経営的判断を行ったことも事実です。我々としては「第3 財務内容の改善に関する目標を達成するためにとるべき措置」のそれぞれの小項目「1 経常収支の黒字の達成」で評価5、「2 収入の確保と費用の削減(1)収入の確保」で評価5、「(2)費用の節減」で評価4いただいているのであれば、計画どおりに進んでいる評価Aではなく、特筆すべき内容でないかと思います。特に、新病院に向けての経営をしてきた、その中で収入の確保等を進め、経営的には工夫をしてきたという状況を踏まえて、評価をお願いしたいと思います。

杉本委員長

 篠藤委員、大項目第3の評価については特筆というところまではいかないのではないかというのが最初のご意見だったと思いますが、今の法人の意見を聞いて改めてご意見をお伺いしたいと思います。いかがでしょうか。

篠藤委員

 黒字達成の度合いや、収入の確保に関しては本当によくここまで3年間頑張ってこられたなと思いますので、単年度評価というより、3年間の総合的な中期目標を達成したという部分で、評価Sにすることはあり得ると思います。
ただ、費用の節減に関しては、強調できる部分がどうしても見えにくいと思います。

杉本委員長

 結論的に、評価はAのままですか。

篠藤委員

 年度評価は評価Aとして、中期目標期間中の評価を評価Sにしてはどうかと思っています。

杉本委員長

 他の委員は、いかがでしょうか。

岡原委員

 黒字達成の部分を強調されますが、市から法定の運営費負担金を受けている訳ですから、病院の公的な部分や新病院の建設費用を差し引いて、その残りが本当の黒字であると思います。
 この3年間を考えた時に、病院独自で将来に向かってこういうことに取り組んだというところが分かれば、本当に特筆すべきになると思いますが、そうでない場合には計画どおりに進んだということで私はいいと思います。

杉本委員長

 委員皆様のご意見をまとめ、平成26年度大項目第3の評価は評価Aということにいたします。過去の赤字の状態から黒字になるということは非常に大変なことだったと思います。法人側の気持ちはよく分かりますが、評価Aということにいたします。
 年度評価結果報告書について、いただきましたご意見をまとめますと、記載内容そのものについて修正すべき箇所はないと考えています。平成26年度の業務実績に関する評価結果報告書については、これで決定いたします。業務実績評価の基本方針による評価決定時の法人の意見申立ては、中期目標期間中の評価結果報告書を審議した後、まとめてご意見をお聞きしたいと思います。

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